ねこ
みなさん、こんにちは!
将来の資産形成について、真剣に考えたことはありますか?
「高配当ETF、VIG・VYM・HDV・SPYDの違いは?」
「それぞれのメリット・デメリットは?」
「過去投資していたらどれくらいのリターンとなっていたの?」
など、疑問や不安を感じている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、そんな疑問や不安を解消すべく、VIG・VYM・HDV・SPYDの4つの高配当ETFを、過去のデータや将来予測を交えながら徹底的に比較分析していきます!具体的には、以下の観点で比較し詳しく解説します。
・セクター比率
・構成銘柄比率
・過去の株価推移
・S&P500との比較
・配当/利回り/増配率/過去と将来のYOCシミュレーション
・月10万円配当受取に必要な投資額
・トータルリターン(累積・年率)/リスク分析
・過去投資をしていた場合のシミュレーション(一括/積立)
さあ、VIG・VYM・HDV・SPYDの魅力を一緒に探求し、あなたの未来を切り開く投資戦略を立てていきましょう!
目次
VIG・VYM・HDV・SPYDとは?
銘柄の基本情報概要
項目 | VIG | VYM | HDV | SPYD |
---|
銘柄名 | バンガード米国増配株式ETF | バンガード・ハイディビデンド・イールドETF | iシェアーズ・コア米国高配当株 ETF | SPDR ポートフォリオ S&P 500 高配当株式 ETF |
ティッカーシンボル | VIG | VYM | HDV | SPYD |
運用会社 | Vanguard | Vanguard | iShares | State Street |
配当利回り(2024) | 1.70% | 2.71% | 3.65% | 4.28% |
運用資産総額 | 1068.5億ドル | 774.9億ドル | 115.9億ドル | 72.7億ドル |
経費率 | 0.06% | 0.06% | 0.08% | 0.07% |
設定日 | 2006-05-02 | 2006-11-16 | 2011-03-31 | 2015-10-22 |
特徴 | 連続増配 | 高配当利回り | 高配当・財務健全 | S&P500高配当 |
- VIGは、過去10年間連続で増配 を行っている米国企業に投資するETFです。運用会社はバンガードで、運用資産総額は1068.5億ドル、経費率は0.06%と低コストです。
- VYMは、平均以上の配当を出す 米国企業に投資するETFです。VIGと同じくバンガードが運用しており、運用資産総額は774.9億ドル、経費率は0.06%です。
- HDVは、財務状態が健全 で、持続的に高い配当 を支払うことができると判断された米国企業に投資するETFです。iシェアーズが運用しており、運用資産総額は115.9億ドル、経費率は0.08%です。
- SPYDは、S&P 500指数 の中で配当利回りが高い上位80銘柄 に投資するETFです。SPDRが運用しており、運用資産総額は72.7億ドル、経費率は0.07%です。
ベンチマーク
- VIGのベンチマークはS&P US Dividend Growers Indexです。この指数は、過去10年間連続で増配している米国普通株(REITを除く)で構成されています。
- VYMのベンチマークはFTSE High Dividend Yield Indexです。この指数は、平均以上の配当を出すと予想される米国普通株で構成されています。
- HDVのベンチマークはMorningstar Dividend Yield Focus Indexです。この指数は、財務健全性が高く、持続的に平均以上の配当を支払うことができると判断された米国普通株で構成されています。
- SPYDのベンチマークはS&P 500 High Dividend Indexです。この指数は、S&P 500指数の構成銘柄のうち、配当利回りが高い上位80銘柄で構成されています。
組入銘柄比率
順位 | VIG | 構成比率 | VYM | 構成比率 | HDV | 構成比率 | SPYD | 構成比率 |
---|
1 | Apple Inc. | 4.77% | Broadcom Inc. | 3.99% | EXXON MOBIL CORP | 9.44% | KELLANOVA | 1.67% |
2 | Broadcom Inc. | 3.88% | JPMorgan Chase & Co. | 3.87% | JOHNSON & JOHNSON | 6.76% | ENTERGY CORP | 1.58% |
3 | JPMorgan Chase & Co. | 3.66% | Exxon Mobil Corp. | 2.87% | CHEVRON CORP | 5.67% | WILLIAMS COS INC | 1.50% |
4 | Microsoft Corp. | 3.62% | Home Depot Inc. | 2.30% | PROCTER & GAMBLE | 5.34% | MORGAN STANLEY | 1.50% |
5 | UnitedHealth Group Inc. | 2.90% | Procter & Gamble Co. | 2.29% | PHILIP MORRIS INTERNATIONAL INC | 4.67% | KINDER MORGAN INC | 1.49% |
6 | Exxon Mobil Corp. | 2.72% | Walmart Inc. | 2.17% | MERCK & CO INC | 4.45% | GILEAD SCIENCES INC | 1.48% |
7 | Visa Inc. Class A | 2.60% | Johnson & Johnson | 2.02% | COCA-COLA | 4.32% | ONEOK INC | 1.48% |
8 | Mastercard Inc. Class A | 2.27% | AbbVie Inc. | 1.75% | PEPSICO INC | 4.11% | BRISTOL MYERS SQUIBB CO | 1.48% |
9 | Costco Wholesale Corp. | 2.21% | Bank of America Corp. | 1.75% | ALTRIA GROUP INC | 3.87% | INTL BUSINESS MACHINES CORP | 1.48% |
10 | Home Depot Inc. | 2.20% | Chevron Corp. | 1.47% | CISCO SYSTEMS INC | 3.66% | KENVUE INC | 1.44% |
- VIGは、Apple やMicrosoft などの大型ハイテク株 の比率が高いことが特徴です。また、金融 、ヘルスケア 、生活必需品 などのセクターにも幅広く分散投資しています。
- VYMは、Broadcom やJPMorgan Chase などの大型バリュー株 の比率が高いことが特徴です。金融 、エネルギー 、生活必需品 などのセクターに重点を置いています。
- HDVは、Exxon Mobil やJohnson & Johnson などのエネルギー 、ヘルスケア 、生活必需品 セクターの大型株 の比率が高いことが特徴です。
- SPYDは、不動産 、公益事業 、金融 セクターの比率が高い ことが特徴です。
セクター比率
セクター | VIG (%) | VYM (%) | HDV (%) | SPYD (%) |
---|
Technology | 24.26 | 12.87 | 4.13 | 1.59 |
Financial Services | 20.40 | 21.33 | 4.92 | 16.03 |
Healthcare | 16.12 | 12.47 | 16.62 | 8.33 |
Consumer Defensive | 11.69 | 13.18 | 22.38 | 10.59 |
Industrials | 11.01 | 11.23 | 2.12 | 2.61 |
Consumer Cyclical | 6.33 | 7.14 | 2.90 | 6.16 |
Basic Materials | 3.76 | 2.35 | 1.85 | 3.56 |
Energy | 3.33 | 9.76 | 24.16 | 4.84 |
Utilities | 2.22 | 6.52 | 11.30 | 17.90 |
Communication Services | 0.87 | 3.12 | 9.62 | 3.88 |
Real Estate | 0.00 | 0.02 | 0.00 | 24.49 |
- VIGはテクノロジー セクターの比率が最も高く、次いで金融 、ヘルスケア と続きます。景気敏感株とディフェンシブ株の両方にバランス良く投資しているため、景気動向に左右されにくい 傾向があります。
- VYMは金融 セクターの比率が最も高く、次いで生活必需品 、テクノロジー と続きます。景気敏感株 の比率が高いため、景気拡大局面で値上がりしやすい 傾向があります。一方、景気後退局面では値下がりしやすい傾向があります。
- HDVはエネルギー セクターの比率が最も高く、次いで生活必需品 、ヘルスケア と続きます。ディフェンシブ株 の比率が高いため、景気後退局面でも比較的安定した値動き が期待できます。一方、景気拡大局面では他のETFに比べて値上がりしにくい傾向があります。
- SPYDは不動産 セクターの比率が最も高く、次いで公益事業 、金融 と続きます。金利上昇局面では値下がりしやすい 傾向があります。一方、金利低下局面では値上がりしやすい 傾向があります。
過去9年の株価チャートと分析
優れている点
VIGは過去9年間で最も高いパフォーマンスを示しており、特に2020年以降、他のETFを大きく引き離しています。
気になる点
SPYDは2020年のコロナショックで最も大きく下落しており、回復にも時間を要しています。
年 | VIG | VYM | HDV | SPYD |
---|
2016 | -2.45% | -2.25% | -3.67% | -4.48% |
2017 | 8.67% | 12.89% | 9.66% | 15.73% |
2018 | 30.18% | 27.35% | 19.63% | 23.70% |
2019 | 23.74% | 15.78% | 11.63% | 11.42% |
2020 | 59.36% | 39.28% | 30.20% | 28.87% |
2021 | 77.08% | 33.99% | 15.33% | 6.65% |
2022 | 117.66% | 66.95% | 34.04% | 39.53% |
2023 | 92.98% | 60.10% | 37.25% | 30.65% |
2024 | 116.24% | 66.55% | 37.20% | 30.61% |
- VIGは、過去9年間で最も高いパフォーマンスを示しています。特に、2020年以降は他のETFを大きく引き離しています 。これは、VIGが投資対象とする連続増配企業 が、コロナ禍でも安定した業績 を維持できたことが要因と考えられます。
- VYMは、VIGに次ぐパフォーマンスを示しています。景気敏感株 の比率が高いため、景気回復局面で株価が上昇 しました。
- HDVは、他のETFと比較してパフォーマンスが低くなっています。これは、エネルギーセクターの比率が高い ことが要因と考えられます。エネルギーセクターは、2020年のコロナショックで大きな打撃 を受けました。
- SPYDは、2020年のコロナショックで最も大きく下落 しました。これは、不動産セクターの比率が高い ことが要因と考えられます。不動産セクターは、コロナ禍でテナントの撤退や賃料収入の減少 などの影響を受けました。
S&P500過去1年分チャートとの比較と分析
気になる点
すべてのETFが過去1年間でS&P 500を下回るパフォーマンスを示しています。
銘柄 | リターン |
---|
VIG | 16.76% |
VYM | 15.27% |
HDV | 10.27% |
SPYD | 10.79% |
S&P 500 | 26.50% |
- 過去1年間では、すべてのETFがS&P 500を下回るパフォーマンス となっています。これは、S&P 500が大型ハイテク株 を中心に上昇した一方、VIGとVYMはバリュー株 の比率が高いため、S&P 500の上昇に追いつけなかった ことが要因と考えられます。
- HDVとSPYDは、S&P 500をさらに下回るパフォーマンス となっています。これは、エネルギーセクターや不動産セクター のパフォーマンスが低迷したことが要因と考えられます。
VIG・VYM・HDV・SPYDで配当金生活はできる?配当金の分析
VIG・VYM・HDV・SPYDの過去の配当金と増配率、その分析
優れている点
VIG、VYMは過去9年間連続で増配を続けています。
気になる点
SPYDは、過去9年間で増配と減配を繰り返しています。
銘柄 | 2016 | 2017 | 2018 | 2019 | 2020 | 2021 | 2022 | 2023 | 2024 |
---|
VIG | 1.83 | 1.92 | 2.04 | 2.13 | 2.30 | 2.66 | 2.97 | 3.21 | 3.38 |
VYM | 2.21 | 2.40 | 2.65 | 2.84 | 2.91 | 3.10 | 3.25 | 3.48 | 3.50 |
HDV | 2.70 | 2.95 | 3.10 | 3.21 | 3.57 | 3.51 | 3.72 | 3.89 | 4.11 |
SPYD | 1.51 | 1.74 | 1.62 | 1.75 | 1.63 | 1.55 | 1.98 | 1.83 | 1.86 |
- VIGは、過去9年間連続で増配 を続けています。増配率は年によって異なりますが、安定した増配 が期待できます。
- VYMは、過去9年間で増配を続けていますが、増配率はVIGと比較して低くなっています 。
- HDVは、安定して高い配当金 を支払っています。しかし、2021年は減配 となっています。
- SPYDは、過去9年間で増配と減配を繰り返しています 。配当金の安定性は他のETFと比較して低い と言えます。
VIG・VYM・HDV・SPYDの配当金利回りの推移
優れている点
SPYDは、4つのETFの中で最も高い配当利回りを維持しています。
HDVは、SPYDに次いで高い配当利回りを維持しています。
気になる点
VIGは、4つのETFの中で最も低い配当利回りで推移しています。
- SPYDは、4つのETFの中で最も高い配当利回り を維持しています。過去9年間、概ね4%を超える 利回りで推移しています。
- HDVは、SPYDに次いで高い配当利回り を維持しています。過去9年間、概ね3%を超える 利回りで推移しています。
- VYMは、過去9年間、概ね2%台後半 の利回りで推移しています。
- VIGは、4つのETFの中で最も低い配当利回り で推移しています。過去9年間、概ね2%前後 の利回りで推移しています。
過去VIG・VYM・HDV・SPYDに投資していた場合のYOCシミュレーション
銘柄 | 2015 | 2016 | 2017 | 2018 | 2019 | 2020 | 2021 | 2022 | 2023 | 2024 |
---|
VIG | 4.35 | 3.97 | 3.31 | 3.45 | 2.71 | 2.39 | 1.97 | 2.23 | 1.98 | 1.7 |
VYM | 5.24 | 4.61 | 4.08 | 4.48 | 3.73 | 3.82 | 3.12 | 3.23 | 3.13 | 2.71 |
HDV | 5.6 | 5.0 | 4.56 | 4.88 | 4.19 | 4.69 | 4.07 | 3.95 | 4.03 | 3.65 |
SPYD | 6.37 | 5.35 | 4.98 | 5.47 | 4.72 | 5.66 | 4.43 | 4.71 | 4.76 | 4.28 |
優れている点
SPYDは、過去投資していた場合のYOCが最も高いです。
VIGはYOCが9年で2倍以上になっていました。
気になる点
VIGは、過去9年間で最も低いYOCを記録している年が多いです。
- YOC(Yield on Cost)とは、投資元本に対する配当利回り のことです。過去にVIG、VYM、HDV、SPYDに投資していた場合、SPYDのYOCが最も高くなる傾向 があります。例えば、2015年にSPYDに投資していた場合、2024年のYOCは6.37%となっています。これは、2015年当時に投資していた場合、株価上昇の恩恵を受けて2024年には投資元本に対する配当利回りが6.37% になっていたということです。
- 一方、VIGは株価上昇率が最も高いため、長期投資によりYOCが2倍以上になっています。もっと長期でシミュレーションした場合、VIGのYOCは最も高くなる可能性を秘めているといえるでしょう。
VIG・VYM・HDV・SPYDの将来のYOC予想シミュレーション
銘柄 | 2024 | 2025 | 2026 | 2027 | 2028 | 2029 | 2030 | 2031 | 2032 | 2033 | 2034 |
---|
VIG | 1.70 | 1.88 | 2.08 | 2.30 | 2.55 | 2.82 | 3.12 | 3.45 | 3.82 | 4.23 | 4.68 |
VYM | 2.71 | 2.91 | 3.12 | 3.35 | 3.59 | 3.86 | 4.14 | 4.44 | 4.77 | 5.12 | 5.49 |
HDV | 3.65 | 3.81 | 3.98 | 4.16 | 4.35 | 4.54 | 4.74 | 4.96 | 5.18 | 5.41 | 5.65 |
SPYD | 4.28 | 4.45 | 4.63 | 4.81 | 5.01 | 5.21 | 5.42 | 5.63 | 5.86 | 6.09 | 6.34 |
優れている点
SPYDは、10年後も最も高いYOCが期待できます。
VIGはYOC上昇率が高く、他ETFとの差が年々縮まっています。
- 過去の株価成長率をもとに将来のYOC予想シミュレーションを行ってみると、現在の株価と配当利回りが維持された場合、SPYDのYOCが最も高くなる と予想されます。例えば、現在SPYDに100万円投資すると、初年度の配当金は約4.28万円となり、10年後にはYOCは約6.34%まで上昇すると予想されます。一方、VIGは10年後も最も低いYOCとなる予想です。しかし、他ETFとの差は時間とともに縮まっています。
VIG・VYM・HDV・SPYDで配当金生活をするには?JEPQ・QYLDの配当金受取シミュレーション
配当金生活をするには?配当金による不労所得でFIREはできる?
毎月の配当受取目標と必要な投資額のシミュレーション ※日次更新
(毎月10万円配当を受け取るために必要な投資額)
銘柄 |
株価 |
配当利回り |
月間配当目標 |
必要投資額 |
必要投資額 (課税考慮) |
必要株数 |
VIG |
$197.46 (¥30,898) |
1.71% | ¥10,000 |
¥7,012,281 |
¥9,777,780 |
317株 |
¥30,000 |
¥21,036,844 |
¥29,333,339 |
950株 |
¥50,000 |
¥35,061,407 |
¥48,888,898 |
1,583株 |
¥100,000 |
¥70,122,814 |
¥97,777,797 |
3,165株 |
VYM |
$129.89 (¥20,325) |
2.69% | ¥10,000 |
¥4,460,381 |
¥6,219,462 |
306株 |
¥30,000 |
¥13,381,142 |
¥18,658,387 |
918株 |
¥50,000 |
¥22,301,903 |
¥31,097,311 |
1,530株 |
¥100,000 |
¥44,603,806 |
¥62,194,622 |
3,060株 |
HDV |
$113.52 (¥17,763) |
3.62% | ¥10,000 |
¥3,310,377 |
¥4,615,921 |
260株 |
¥30,000 |
¥9,931,131 |
¥13,847,763 |
780株 |
¥50,000 |
¥16,551,885 |
¥23,079,605 |
1,300株 |
¥100,000 |
¥33,103,770 |
¥46,159,210 |
2,599株 |
SPYD |
$43.34 (¥6,782) |
4.30% | ¥10,000 |
¥2,790,518 |
¥3,891,040 |
574株 |
¥30,000 |
¥8,371,554 |
¥11,673,121 |
1,722株 |
¥50,000 |
¥13,952,590 |
¥19,455,202 |
2,869株 |
¥100,000 |
¥27,905,180 |
¥38,910,404 |
5,738株 |
為替レート: 156.48円/ドル
VIG・VYM・HDV・SPYDの権利落ち日、配当情報
VIGの配当情報
権利付最終日 | 権利落ち日 | 現地配当支払日 | 配当額 |
---|
2024-12-22 | 2024-12-23 | 2024-12-26 | 0.88 |
2024-09-26 | 2024-09-27 | 2024-10-01 | 0.84 |
2024-06-27 | 2024-06-28 | 2024-07-02 | 0.90 |
2024-03-21 | 2024-03-22 | 2024-03-27 | 0.77 |
VYMの配当情報
権利付最終日 | 権利落ち日 | 現地配当支払日 | 配当額 |
---|
2024-12-19 | 2024-12-20 | 2024-12-24 | 0.96 |
2024-09-19 | 2024-09-20 | 2024-09-24 | 0.85 |
2024-06-20 | 2024-06-21 | 2024-06-25 | 1.02 |
2024-03-14 | 2024-03-15 | 2024-03-20 | 0.66 |
HDVの配当情報
権利付最終日 | 権利落ち日 | 現地配当支払日 | 配当額 |
---|
2024-12-16 | 2024-12-17 | 2024-12-20 | 1.12 |
2024-09-24 | 2024-09-25 | 2024-09-30 | 1.23 |
2024-06-10 | 2024-06-11 | 2024-06-17 | 0.93 |
2024-03-20 | 2024-03-21 | 2024-03-27 | 0.84 |
SPYDの配当情報
権利付最終日 | 権利落ち日 | 現地配当支払日 | 配当額 |
---|
2024-12-19 | 2024-12-20 | 2024-12-24 | 0.55 |
2024-09-19 | 2024-09-20 | 2024-09-24 | 0.46 |
2024-06-20 | 2024-06-21 | 2024-06-25 | 0.49 |
2024-03-14 | 2024-03-15 | 2024-03-20 | 0.37 |
VIG・VYM・HDV・SPYDへ過去に投資していた場合の累積トータルリターン
優れている点
- VIGは、2020年以降、他のETFを大きく引き離すパフォーマンスを見せています。
- VYMは、VIGに次ぐパフォーマンスを示しており、安定した成長が伺えます。
- HDVとSPYDは、2022年以降、パフォーマンスが向上しています。
気になる点
- SPYDは、2020年のコロナショックで最も大きく下落し、回復にも時間を要しました。
- HDVは、他のETFと比較して、過去9年間のパフォーマンスが最も低いです。
銘柄 | 1年リターン | 3年リターン | 5年リターン | 7年リターン |
---|
VIG | 19.7% | 23.3% | 75.1% | 123.9% |
VYM | 18.8% | 26.6% | 62.1% | 89.3% |
HDV | 15.5% | 25.1% | 39.1% | 64.0% |
SPYD | 15.9% | 20.2% | 42.2% | 64.9% |
- VIGへ過去に投資していた場合の累積トータルリターンは、1年で19.7%、3年で23.3%、5年で75.1%、7年で123.9% となっています。特に、5年以上の長期投資では、高いリターン を上げています。
- VYMは、1年で18.8%、3年で26.6%、5年で62.1%、7年で89.3%と、VIGに次ぐパフォーマンスを示しています。
- HDVは、1年で15.5%、3年で25.1%、5年で39.1%、7年で64.0%と、他のETFと比較してパフォーマンスが低くなっています。
- SPYDは、1年で15.9%、3年で20.2%、5年で42.2%、7年で64.9%と、HDVと同程度のパフォーマンスとなっています。
VIG・VYM・HDV・SPYDへ過去に投資していた場合の年率(CAGR)トータルリターン
優れている点
- VIGは、2020年以降、他のETFを大きく引き離すパフォーマンスを見せており、特に2021年と2022年は高い年率リターンを記録しています。
- VYMは、VIGに次ぐパフォーマンスを示しており、安定した成長が伺えます。
気になる点
- SPYDは、2020年のコロナショックで最も大きく下落し、年率リターンもマイナスとなりました。
- HDVは、他のETFと比較して、過去9年間の年率リターンが最も低いです。
銘柄 | 1年リターン | 3年リターン | 5年リターン | 7年リターン |
---|
VIG | 19.7% | 7.2% | 11.9% | 12.2% |
VYM | 18.8% | 8.2% | 10.1% | 9.5% |
HDV | 15.5% | 7.8% | 6.8% | 7.3% |
SPYD | 15.9% | 6.3% | 7.3% | 7.4% |
- VIGへ過去に投資していた場合の年率(CAGR)トータルリターンを見ると、1年で19.7%、3年で7.2%、5年で11.9%、7年で12.2% となっています。特に、**5年以上の長期投資では、10%を超える高いリターン を上げています。
- VYMは、1年で18.8%、3年で8.2%、5年で10.1%、7年で9.5%と、VIGに次ぐパフォーマンスを示しています。
- HDVは、1年で15.5%、3年で7.8%、5年で6.8%、7年で7.3%と、他のETFと比較してパフォーマンスが低くなっています。
- SPYDは、1年で15.9%、3年で6.3%、5年で7.3%、7年で7.4%と、HDVと同程度のパフォーマンスとなっています。
- これらの結果から、長期投資においてはVIGが最も高いリターン を期待できると言えます。一方、短期的なリターンを重視する場合は、VYMも選択肢 となります。
VIG・VYM・HDV・SPYDへ10年前に100万円一括投資していた場合のシミュレーション
優れている点
- VIGは、評価額と配当再投資評価額の両方で最も高いパフォーマンスを示しています。
- VYMは、VIGに次ぐパフォーマンスを示しており、評価額と配当再投資評価額の両方で安定した成長が伺えます。
気になる点
- SPYDは、配当利回りは高いものの、過去のトータルリターンはVIG、VYMより低いです。
- HDVは、他のETFと比較して、評価額の成長水準が低く、SPYDと同等です。
銘柄 | 年 | 評価額(万円) | 配当額(万円) | 評価額+配当累計額(万円) | 配当再投資評価額(万円) |
---|
VIG | 2016 | 109.5 | 2.3 | 111.9 | 111.9 |
| 2017 | 131.2 | 2.5 | 136.0 | 136.5 |
| 2018 | 126.0 | 2.6 | 133.4 | 133.8 |
| 2019 | 160.3 | 2.7 | 170.5 | 173.2 |
| 2020 | 181.5 | 3.0 | 194.7 | 199.3 |
| 2021 | 220.9 | 3.4 | 237.4 | 246.3 |
| 2022 | 195.3 | 3.8 | 215.7 | 222.0 |
| 2023 | 219.1 | 4.1 | 243.6 | 253.8 |
| 2024 | 251.8 | 4.3 | 280.7 | 296.7 |
VYM | 2016 | 113.5 | 3.3 | 116.8 | 116.8 |
| 2017 | 128.3 | 3.6 | 135.2 | 135.7 |
| 2018 | 116.8 | 4.0 | 127.7 | 127.8 |
| 2019 | 140.4 | 4.3 | 155.5 | 158.2 |
| 2020 | 137.1 | 4.4 | 156.6 | 159.4 |
| 2021 | 168.0 | 4.6 | 192.1 | 200.7 |
| 2022 | 162.1 | 4.9 | 191.1 | 199.5 |
| 2023 | 167.2 | 5.2 | 201.4 | 212.3 |
| 2024 | 191.1 | 5.2 | 230.6 | 249.3 |
HDV | 2016 | 112.0 | 3.7 | 115.7 | 115.7 |
| 2017 | 122.8 | 4.0 | 130.5 | 131.0 |
| 2018 | 114.9 | 4.2 | 126.9 | 127.1 |
| 2019 | 133.6 | 4.4 | 149.9 | 152.6 |
| 2020 | 119.4 | 4.9 | 140.6 | 141.9 |
| 2021 | 137.6 | 4.8 | 163.5 | 169.2 |
| 2022 | 142.0 | 5.1 | 173.0 | 180.8 |
| 2023 | 138.9 | 5.3 | 175.2 | 183.7 |
| 2024 | 152.9 | 5.6 | 194.8 | 209.6 |
SPYD | 2016 | 119.1 | 5.2 | 124.3 | 124.3 |
| 2017 | 128.0 | 5.9 | 139.1 | 139.7 |
| 2018 | 116.4 | 5.5 | 133.1 | 133.2 |
| 2019 | 134.9 | 6.0 | 157.5 | 161.1 |
| 2020 | 112.6 | 5.6 | 140.8 | 141.1 |
| 2021 | 143.7 | 5.3 | 177.2 | 186.8 |
| 2022 | 135.3 | 6.8 | 175.5 | 184.6 |
| 2023 | 133.9 | 6.2 | 180.4 | 191.3 |
| 2024 | 147.8 | 6.4 | 200.7 | 220.2 |
VIG、VYM、HDV、SPYDへ10年前に100万円一括投資していた場合、2024年にはVIGの評価額が約251.8万円、配当金の累計額は約28.9万円となり、合計で約280.7万円になっていました。さらに、配当金を再投資していた場合は、約296.7万円になっていました。
一方、SPYDは、2024年の評価額が約147.8万円、配当金の累計額は約53.2万円、合計で約200.7万円となっており、他のETFと比較してパフォーマンスが劣っています。ただし、配当金を再投資していた場合は、約220.2万円となっており、配当再投資の効果が大きいことが分かります。
VYMは、2024年の評価額が約191.1万円、配当金の累計額は約39.5万円、合計で約230.6万円となっており、VIGに次ぐパフォーマンスを示しています。また、配当金を再投資していた場合は、約249.3万円となっています。
HDVは、2024年の評価額が約152.9万円、配当金の累計額は約41.9万円、合計で約194.8万円となっており、4つのETFの中で最もパフォーマンスが低くなっています。ただし、配当金を再投資していた場合は、約209.6万円となっています。
VIG・VYM・HDV・SPYDへ10年前から100万円分積立投資していた場合のシミュレーション
優れている点
VIGは、評価額、評価額+配当累計額、配当再投資評価額のいずれにおいても、他のETFを上回るパフォーマンスを示しています。これは、VIGの投資対象である連続増配企業が、長期的に安定した株価成長と増配を実現していることを示しています。また、積立投資においても、一括投資と同様に、VIGの優位性が確認できます。
気になる点
SPYDは、2020年の評価額が他のETFと比較して大きく下落しています。これは、SPYDの投資対象である高配当利回り銘柄が、景気後退局面で大きく売られやすいことを示しています。ただし、積立投資においては、一括投資と比較して、下落の影響が緩和されています。
銘柄 | 年 | 評価額(万円) | 配当額(万円) | 評価額+配当累計額(万円) | 配当再投資評価額(万円) |
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VIG (積立) | 2015 | 2.7 | 0.0 | 2.7 | 2.7 |
| 2016 | 14.0 | 0.3 | 14.3 | 14.3 |
| 2017 | 28.5 | 0.5 | 29.3 | 29.3 |
| 2018 | 37.4 | 0.8 | 39.1 | 38.9 |
| 2019 | 59.3 | 1.0 | 61.9 | 62.2 |
| 2020 | 79.5 | 1.3 | 83.4 | 84.2 |
| 2021 | 108.6 | 1.7 | 114.2 | 116.3 |
| 2022 | 106.7 | 2.1 | 114.4 | 115.7 |
| 2023 | 131.2 | 2.5 | 141.4 | 144.1 |
| 2024 | 162.0 | 2.8 | 175.0 | 179.9 |
VYM (積立) | 2015 | 2.6 | 0.0 | 2.7 | 2.7 |
| 2016 | 14.5 | 0.4 | 14.9 | 14.8 |
| 2017 | 27.9 | 0.8 | 29.1 | 29.0 |
| 2018 | 35.3 | 1.2 | 37.7 | 37.4 |
| 2019 | 53.9 | 1.6 | 57.9 | 58.1 |
| 2020 | 64.6 | 2.1 | 70.7 | 71.1 |
| 2021 | 90.7 | 2.5 | 99.4 | 101.5 |
| 2022 | 98.4 | 3.0 | 110.0 | 112.1 |
| 2023 | 112.8 | 3.5 | 127.9 | 130.9 |
| 2024 | 140.1 | 3.8 | 159.0 | 165.3 |
HDV (積立) | 2015 | 2.6 | 0.0 | 2.7 | 2.7 |
| 2016 | 14.1 | 0.5 | 14.5 | 14.4 |
| 2017 | 26.8 | 0.9 | 28.1 | 28.0 |
| 2018 | 35.4 | 1.3 | 38.1 | 37.7 |
| 2019 | 52.4 | 1.7 | 56.8 | 56.8 |
| 2020 | 58.2 | 2.4 | 64.9 | 64.7 |
| 2021 | 78.4 | 2.7 | 87.8 | 89.0 |
| 2022 | 91.7 | 3.3 | 104.5 | 106.4 |
| 2023 | 100.6 | 3.8 | 117.2 | 119.4 |
| 2024 | 121.4 | 4.5 | 142.5 | 147.2 |
SPYD (積立) | 2015 | 2.6 | 0.0 | 2.7 | 2.7 |
| 2016 | 14.5 | 0.6 | 15.1 | 15.0 |
| 2017 | 26.8 | 1.2 | 28.6 | 28.5 |
| 2018 | 34.3 | 1.6 | 37.8 | 37.3 |
| 2019 | 50.9 | 2.3 | 56.7 | 56.8 |
| 2020 | 54.5 | 2.7 | 63.0 | 62.6 |
| 2021 | 81.1 | 3.0 | 92.5 | 94.9 |
| 2022 | 86.6 | 4.3 | 102.4 | 104.5 |
| 2023 | 97.0 | 4.5 | 117.3 | 120.1 |
| 2024 | 118.0 | 5.1 | 143.4 | 149.8 |
※一括投資した場合のチャートを半透明にして重ねて表示しています。
VIG、VYM、HDV、SPYDへ10年前から合計100万円分を毎月積立投資していた場合、2024年にはVIGの評価額が約162.0万円、配当金の累計額は約13.0万円となり、合計で約175.0万円になっていました。さらに、配当金を再投資していた場合は、約179.9万円になっていました。
一方、SPYDは、2024年の評価額が約118.0万円、配当金の累計額は約25.4万円、合計で約143.4万円となっており、他のETFと比較してパフォーマンスが劣っています。ただし、配当金を再投資していた場合は、約149.8万円となっており、配当再投資の効果が大きいことが分かります。
VYMは、2024年の評価額が約140.1万円、配当金の累計額は約18.9万円、合計で約159.0万円となっており、VIGに次ぐパフォーマンスを示しています。また、配当金を再投資していた場合は、約165.3万円となっています。
HDVは、2024年の評価額が約121.4万円、配当金の累計額は約21.1万円、合計で約142.5万円となっており、4つのETFの中で最もパフォーマンスが低くなっています。ただし、配当金を再投資していた場合は、約147.2万円となっています。
VIG・VYM・HDV・SPYDのリスクファクター分析
項目 | 説明 | 値(VIG) | 評価(VIG) | 値(VYM) | 評価(VYM) | 値(HDV) | 評価(HDV) | 値(SPYD) | 評価(SPYD) |
---|
ベータ | 市場全体の動きに対する感応度 | 0.84 | 市場平均より変動が小さい | 0.77 | 市場平均より変動がさらに小さい | 0.65 | 市場平均より変動がさらに小さい | 0.86 | 市場平均より変動が小さい |
52週ボラティリティ | 過去1年間の価格変動の大きさ | 10.26% | 比較的安定している | 10.85% | VIGよりやや変動が大きい | 10.17% | VIGと同程度に安定している | 12.70% | VIGやVYMより変動が大きい |
シャープレシオ | リスクあたりのリターン | 1.54 | 効率的にリターンを獲得 | 1.43 | VIGよりリスクあたりのリターンが低い | 1.22 | VYMよりリスクあたりのリターンが低い | 1.05 | HDVよりリスクあたりのリターンが低い |
トータルリターン(1年) | 過去1年間のトータルリターン | 18.97% | 高いリターン | 18.57% | VIGよりやや低いリターン | 15.47% | VYMよりさらに低いリターン | 15.76% | HDVよりやや高いリターン |
最大ドローダウン | 過去最大の値下がり幅 | -31.72% | 下落リスクは中程度 | -35.67% | VIGより下落リスクがやや高い | -36.99% | VYMより下落リスクがやや高い | -47.32% | HDVより下落リスクがかなり高い |
優れている点
- VIGは、ベータ値が低く、シャープレシオが高いため、リスクを抑えながら効率的にリターンを獲得しています。
- VYMは、VIGに次いでベータ値が低く、シャープレシオも比較的高いため、リスクとリターンのバランスが取れています。
- HDVは、ベータ値が最も低く、52週ボラティリティも低いため、価格変動リスクが小さいです。
気になる点
- SPYDは、ベータ値が最も高く、最大ドローダウンも最も大きいため、価格変動リスクが大きいです。
- HDVは、シャープレシオが最も低く、トータルリターンも最も低いため、リスクあたりのリターンが低いです。
- VIG:ベータ値が0.84と市場平均より小さく、価格変動リスクが比較的小さい ことを示しています。また、シャープレシオが1.54と高く、リスクに対して高いリターン を得ています。
- VYM:ベータ値が0.77とVIGよりさらに小さく、価格変動リスクが小さい ことを示しています。シャープレシオは1.43とVIGより低いものの、リスクとリターンのバランスが取れています 。
- HDV:ベータ値が0.65と最も小さく、価格変動リスクが最も小さい ことを示しています。しかし、シャープレシオが1.22と最も低く、リスクあたりのリターンが低い ことを示しています。
- SPYD:ベータ値が0.86と最も高く、最大ドローダウンも-47.32%と最も大きいため、価格変動リスクが大きい ことを示しています。また、シャープレシオが1.05と低く、リスクあたりのリターンも低い ことを示しています。
- これらの結果から、リスクを抑えながら効率的にリターンを獲得したい場合はVIG 、リスクとリターンのバランスを重視する場合はVYM 、価格変動リスクを最小限に抑えたい場合はHDV が適しています。一方、高いリターンを期待する一方で、価格変動リスクを許容できる場合はSPYD が選択肢となります。
VIG・VYM・HDV・SPYDへの投資戦略の提案
- VIG :長期的な資産形成 を目指す投資家に適しています。連続増配企業 に投資するため、安定した配当収入 と株価の成長 が期待できます。特に、5年以上の長期投資 で効果を発揮すると考えられます。
- VYM :配当収入 と株価の値上がり益 の両方を狙う投資家に適しています。景気敏感株 の比率が高いため、景気回復局面 で特に効果を発揮すると考えられます。
- HDV :ディフェンシブな運用 を好む投資家に適しています。景気後退局面 でも比較的安定した値動きが期待できるため、リスクを抑えたい 投資家に向いています。
- SPYD :高い配当利回り を求める投資家に適しています。ただし、価格変動リスク が高いため、リスク許容度が高い 投資家向けと言えます。
分散投資 の観点からは、VIGとVYMを組み合わせる ことで、成長性と安定性 のバランスを取ることができます。また、HDVをポートフォリオに加える ことで、景気後退局面 のリスクヘッジとなります。高配当を狙う場合は、SPYDを一部組み入れる ことも検討できます。
まとめ:VIG・VYM・HDV・SPYDへの投資判断のポイント
VIG、VYM、HDV、SPYDはそれぞれ異なる特徴を持つ高配当ETFです。VIGは長期的な資産形成 、VYMは配当収入と株価の値上がり益 、HDVはディフェンシブな運用 、SPYDは高い配当利回り を求める投資家に適しています。投資判断の際は、自身の投資目的、リスク許容度、投資期間 などを考慮し、最適なETFを選択することが重要です。また、複数のETFを組み合わせる ことで、リスク分散 を図ることも有効です。各ETFの過去のパフォーマンス やリスクファクター を分析し、将来の投資成果 を予測しながら、賢明な投資判断を行いましょう。
VIG_VYM_HDV_SPYDの投資判断で重要なポイント
VIGの投資判断で重要なポイントと総合評価:
評価内容:VIGは過去10年連続増配の米国株に投資し、長期的な資産形成と安定した配当収入が期待できます。特に5年以上の長期投資で高いリターンを示し、リスクを抑えながら効率的にリターンを獲得しています。ただし、他の高配当ETFと比較して配当利回りは低めです。長期的な資産形成と株価の成長を重視する投資家に適しています。
VYMの投資判断で重要なポイントと総合評価:
評価内容:VYMは平均以上の配当を出す米国株に投資し、配当収入と株価の値上がり益の両方が狙えます。景気敏感株の比率が高いため、景気回復局面で効果を発揮しやすいですが、景気後退局面では注意が必要です。VIGに次ぐパフォーマンスを示し、リスクとリターンのバランスが取れています。配当収入と値上がり益のバランスを重視する投資家に適しています。
HDVの投資判断で重要なポイントと総合評価:
評価内容:HDVは財務健全性が高く、持続的に高い配当を支払う米国株に投資し、ディフェンシブな運用が可能です。景気後退局面でも比較的安定した値動きが期待できますが、景気拡大局面では他のETFに比べて値上がりしにくい傾向があります。価格変動リスクは小さいものの、リスクあたりのリターンは低めです。リスクを抑えた安定運用を希望する投資家に適しています。
SPYDの投資判断で重要なポイントと総合評価:
評価内容:SPYDはS&P 500指数の中で配当利回りが高い上位80銘柄に投資し、高い配当利回りが期待できます。過去のYOCシミュレーションでも高い数値を示していますが、増配と減配を繰り返し、配当の安定性は他のETFより低いです。また、価格変動リスクが大きく、リスクあたりのリターンは低めです。高い配当利回りを求める一方で、価格変動リスクを許容できる投資家に適しています。
この記事では、高配当ETFであるVIG、VYM、HDV、SPYDについて、過去のデータや将来予測を交えながら徹底的に比較分析しました。
VIGは長期的な資産形成、VYMは配当収入と値上がり益の両立、HDVはディフェンシブな運用、SPYDは高い配当利回りと、それぞれ異なる特徴を持っていることがわかりました。
自分自身の投資目的に最適なETFを選択し、賢明な投資判断を行いましょう。
この記事が、あなたの高配当ETF投資の一助となれば幸いです。
徹底比較!VIG・VYM・HDV・SPYDのyoutube解説動画
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