ねこ
みなさん、こんにちは!
今回は高配当ETF、JEPQ・JEPI・QYLD・XYLDについて、2025年2月最新データをもとに徹底比較し、下記観点で詳しく解説しています!
・セクター比率
・構成銘柄比率
・過去の株価推移
・S&P500との比較
・配当/利回り/増配率/過去と将来のYOCシミュレーション
・月10万円配当受取に必要な投資額
・トータルリターン(累積・年率)/リスク分析
・過去投資をしていた場合のシミュレーション(一括・積立)
この記事を読めば、各ETFのメリット・デメリットが明確になり、あなたの投資目標やリスク許容度に合った最適なETFが見つかるはずです。
さあ、一緒に高配当ETFの世界を探求し、賢い投資判断の第一歩を踏み出しましょう!
目次
組入銘柄比率
JEPQ 上位10銘柄
銘柄名 | 企業名 | 比率 |
---|
APPLE INC | アップル | 7.66% |
NVIDIA CORP | エヌビディア | 7.01% |
MICROSOFT CORP | マイクロソフト | 6.35% |
AMAZON.COM INC | アマゾン | 4.95% |
ALPHABET INC | アルファベット | 4.09% |
META PLATFORMS INC | メタ・プラットフォームズ | 3.42% |
BROADCOM INC | ブロードコム | 3.35% |
NETFLIX INC | ネットフリックス | 2.42% |
TESLA INC | テスラ | 2.39% |
COSTCO WHOLESALE CORP | コストコ | 1.72% |
JEPI 上位10銘柄
銘柄名 | 企業名 | 比率 |
---|
PROGRESSIVE CORP/THE | プログレッシブ | 1.67% |
MASTERCARD INC | マスターカード | 1.65% |
VISA INC | ビザ | 1.65% |
META PLATFORMS INC | メタ・プラットフォームズ | 1.61% |
AMAZON.COM INC | アマゾン | 1.56% |
ABBVIE INC | アッヴィ | 1.55% |
NVIDIA CORP | エヌビディア | 1.53% |
ANALOG DEVICES INC | アナログ・デバイセズ | 1.50% |
TRANE TECHNOLOGIES PLC | トレーン・テクノロジーズ | 1.46% |
THE SOUTHERN COMPANY | サザン・カンパニー | 1.43% |
QYLD 上位10銘柄
銘柄名 | 企業名 | 比率 |
---|
APPLE INC | アップル | 9.04% |
NVIDIA CORP | エヌビディア | 8.02% |
MICROSOFT CORP | マイクロソフト | 7.39% |
AMAZON.COM INC | アマゾン | 5.55% |
BROADCOM INC | ブロードコム | 4.11% |
META PLATFORMS INC | メタ・プラットフォームズ | 3.63% |
TESLA INC | テスラ | 2.98% |
COSTCO WHOLESALE CORP | コストコ | 2.75% |
NETFLIX INC | ネットフリックス | 2.57% |
ALPHABET INC-CL A | アルファベット(クラスA) | 2.56% |
XYLD 上位10銘柄
銘柄名 | 企業名 | 比率 |
---|
APPLE INC | アップル | 7.12% |
NVIDIA CORP | エヌビディア | 6.33% |
MICROSOFT CORP | マイクロソフト | 5.82% |
AMAZON.COM INC | アマゾン | 3.89% |
META PLATFORMS INC | メタ・プラットフォームズ | 2.86% |
ALPHABET INC-CL A | アルファベット(クラスA) | 2.01% |
BROADCOM INC | ブロードコム | 1.96% |
TESLA INC | テスラ | 1.81% |
BERKSHIRE HATH-B | バークシャー・ハサウェイ(B) | 1.68% |
ALPHABET INC-CL C | アルファベット(クラスC) | 1.66% |
組入銘柄の傾向と特徴
- JEPQとQYLDは、Apple、Microsoft、Amazon、NVIDIA などの大型ハイテク株 の比率が高いです。これらの企業は、高い成長性と収益性が期待できる一方、株価変動リスクも比較的大きいです。
- JEPIは、金融 、ヘルスケア 、生活必需品 など、景気変動の影響を受けにくいディフェンシブな銘柄の比率も高いです。これにより、JEPQやQYLDに比べて株価変動リスクを抑える 効果が期待できます。
- XYLDも、金融やヘルスケアの比率が高く、JEPIと似た傾向 があります。
セクター比率
JEPQ セクター比率
セクター名 | 比率 |
---|
Technology | 50.33% |
Communication Services | 15.58% |
Consumer Cyclical | 13.63% |
Healthcare | 6.83% |
Consumer Defensive | 6.05% |
Industrials | 3.68% |
Utilities | 1.32% |
Basic Materials | 1.24% |
Financial Services | 0.68% |
Energy | 0.37% |
Real Estate | 0.29% |
JEPI セクター比率
セクター名 | 比率 |
---|
Technology | 19.71% |
Healthcare | 15.39% |
Industrials | 13.48% |
Financial Services | 11.51% |
Consumer Defensive | 10.74% |
Consumer Cyclical | 9.69% |
Utilities | 5.92% |
Communication Services | 4.75% |
Energy | 3.31% |
Real Estate | 3.26% |
Basic Materials | 2.25% |
QYLD セクター比率
セクター名 | 比率 |
---|
Technology | 51.41% |
Communication Services | 15.71% |
Consumer Cyclical | 12.69% |
Consumer Defensive | 6.40% |
Healthcare | 6.35% |
Industrials | 3.42% |
Basic Materials | 1.54% |
Utilities | 1.32% |
Financial Services | 0.51% |
Energy | 0.45% |
Real Estate | 0.21% |
XYLD セクター比率
セクター名 | 比率 |
---|
Technology | 32.06% |
Financial Services | 12.78% |
Healthcare | 12.09% |
Consumer Cyclical | 10.23% |
Communication Services | 8.83% |
Industrials | 7.53% |
Consumer Defensive | 6.06% |
Energy | 3.39% |
Utilities | 2.62% |
Real Estate | 2.43% |
Basic Materials | 1.98% |
セクター構成の説明、組み合わせの特徴
- JEPQとQYLDは、テクノロジーセクター の比率が非常に高いです。このセクターは、経済成長期には株価が上昇しやすい 一方、金利上昇局面や景気後退期には下落しやすい 傾向があります。
- JEPIは、テクノロジー 、ヘルスケア 、金融 、生活必需品 など、複数のセクターに分散投資しています。これにより、特定のセクターの変動リスクを軽減 しています。
- XYLDもJEPIと同様に、複数のセクターに分散投資 しており、JEPQやQYLDに比べてセクター分散効果が高い です。
過去3年の株価チャートと分析
優れている点
* JEPQは、2022年5月の運用開始以降、他の3つのETFと比較して高いパフォーマンスを示しています。特に、2023年以降の上昇トレンドが顕著です。
* JEPIは、JEPQほどの急成長は見られないものの、比較的安定した推移を示しています。
気になる点
* QYLDとXYLDは、2022年以降、下落傾向が続いています。特に、XYLDは2024年初頭から下落幅が大きくなっています。
年 | JEPQ | JEPI | QYLD | XYLD |
---|
2022/05 | 0.00% | 0.00% | 0.00% | 0.00% |
2023/01 | -20.40% | -8.21% | -21.52% | -18.62% |
2024/01 | -2.98% | -7.11% | -14.75% | -18.49% |
2025/01 | 10.16% | -3.12% | -10.00% | -13.66% |
2025/02 | 12.68% | -0.35% | -8.31% | -12.56% |
- JEPQは、運用開始以降、高い成長性 を示しています。これは、組入銘柄の多くがテクノロジー関連 であり、その成長が株価に反映されていると考えられます。しかし、2023年、2024年と下落している月がある など、注意が必要です。
- JEPIは、比較的安定した推移 を示しています。これは、ディフェンシブな銘柄の比率が高い ことが要因と考えられます。しかし、JEPQほどの成長性は期待できません。
- QYLDとXYLDは、下落傾向 が続いています。これは、カバードコール戦略 が、株価上昇局面では利益が限定される という特性を持つためです。
S&P500過去1年分チャートとの比較と分析
優れている点
* どのETFも直近一年でプラスのパフォーマンス。
気になる点
* どのETFも、直近一年のパフォーマンスはS&P500を下回る。
銘柄 | 2024/03 | 2024/04 | 2024/05 | 2024/06 | 2024/07 | 2024/08 | 2024/09 | 2024/10 | 2024/11 | 2024/12 | 2025/01 | 2025/02 | 2025/02/21 |
---|
JEPQ | 0.43% | 1.70% | -3.22% | 1.41% | 4.11% | -1.47% | -1.15% | 1.73% | 2.66% | 7.43% | 6.13% | 6.77% | 8.56% |
JEPI | -0.18% | 0.61% | -2.49% | -1.26% | -1.42% | 0.14% | 2.06% | 3.85% | 2.72% | 5.94% | 1.00% | 2.88% | 3.88% |
QYLD | 0.67% | 0.79% | -2.30% | -1.46% | -0.22% | -3.09% | -1.29% | 0.73% | 1.46% | 2.53% | 2.19% | 3.37% | 4.10% |
XYLD | 0.35% | 1.59% | -0.60% | -0.22% | 0.85% | 0.15% | 2.04% | 2.89% | 2.22% | 5.13% | 4.14% | 5.08% | 5.46% |
^GSPC | 1.33% | 3.44% | -1.01% | 4.22% | 8.00% | 7.44% | 9.06% | 12.61% | 13.00% | 19.28% | 15.76% | 18.25% | 18.61% |
- JEPQは、2024年後半から2025年初頭にかけて、S&P500を上回るパフォーマンス を示しています。これは、テクノロジーセクターの好調 が要因と考えられます。
- JEPI、QYLD、XYLDは、S&P500を下回るパフォーマンス となっています。これは、カバードコール戦略 が、株価上昇局面では利益が限定される ためです。
- 特にQYLDとXYLDは、S&P500とのパフォーマンスの差が大きい です。これらのETFは、高い分配金利回り を追求する一方で、株価上昇の恩恵を受けにくい という特徴があります。
JEPQ・JEPI・QYLD・XYLDで配当金生活はできる?配当金の分析
JEPQ・JEPI・QYLD・XYLDの過去の配当金と増配率、その分析
優れている点
* QYLDとXYLDは、過去に高い分配金を支払った実績があります。
気になる点
* JEPIとQYLDは、2025年について、2月迄の分配金は前年比で減少しています。
銘柄 | 2023年 | 2024年 | 2025年 |
---|
JEPQ | 5.18 | 5.38 | 0.91 |
JEPI | 4.76 | 4.25 | 0.72 |
QYLD | 2.04 | 2.34 | 0.35 |
XYLD | 4.15 | 4.84 | 0.66 |
- JEPQは、2024年までは増配傾向にありましたが、2025年は2月時点でも増配傾向 となっています。
- JEPIは、2024年と2025年の2月時点で減配傾向です。
- QYLDとXYLDは、2024年は増配 していますが、QYLDは2025年分について、2月時点は微減 となっています。
- これらのETFは、カバードコール戦略 を採用しているため、オプションプレミアム収入 が分配金の原資の一部となります。そのため、市場環境によって分配金が大きく変動する 可能性があります。
JEPQ・JEPI・QYLD・XYLDの配当金を前月比で比較
優れている点
* 現時点での優れている点は特にありません。
気になる点
* 4つ全てのETFで、2月の分配金が1月と比較して減少しています。
銘柄 | 2025年1月 | 2025年2月 | 増配率 |
---|
JEPQ | 0.46 | 0.45 | -1.2% |
JEPI | 0.39 | 0.33 | -17.5% |
QYLD | 0.19 | 0.17 | -12.1% |
XYLD | 0.37 | 0.29 | -22.1% |
- 4つのETF全てで、2月の分配金が1月と比較して減少 しています。
- 特に、JEPIとXYLDの減少率が大きい です。
- これらのETFは、毎月分配型 ですが、分配金額は毎月変動する ため、注意が必要です。
JEPQ・JEPI・QYLD・XYLDの配当金を前年同月比で比較
優れている点
* JEPQとJEPIは、2024年2月から2025年2月にかけて、配当金が増加しています。
気になる点
* QYLDとXYLDは、2024年2月から2025年2月にかけて、配当金が減少しています。
銘柄 | 2024年2月 | 2025年2月 | 増配率 |
---|
JEPQ | 0.34 | 0.45 | 31.8% |
JEPI | 0.30 | 0.33 | 8.4% |
QYLD | 0.18 | 0.17 | -6.9% |
XYLD | 0.30 | 0.29 | -3.6% |
- JEPQとJEPIは、2024年2月から2025年2月にかけて、配当金が増加しています。
- QYLDとXYLDは、2024年2月から2025年2月にかけて、配当金が減少しています。
- 前年同月比での比較は、年間を通じた配当金の傾向を把握するのに役立ちます。
JEPQ・JEPI・QYLD・XYLDの配当金利回りの推移
優れている点
* 4つのETF全て、高い配当利回り水準を維持しています。
- 4つのETF全て、高い配当利回り を示しています。
- これらのETFは、高い分配金利回り を追求する一方で、分配金の変動リスク や株価下落リスク も考慮する必要があります。
過去JEPQ・JEPI・QYLD・XYLDに投資していた場合のYOCシミュレーション
銘柄 | 2022年12月 | 2023年12月 | 2024年12月 | 2025年12月 |
---|
JEPQ | 13.61 | 11.12 | 9.85 | 9.64 |
JEPI | 7.78 | 7.71 | 7.37 | 7.17 |
QYLD | 14.7 | 13.49 | 12.84 | 12.62 |
XYLD | 12.41 | 12.39 | 11.66 | 11.54 |
優れている点
* 4つ全てのETFで、過去に投資していた場合のYOCは比較的高い水準を維持しています。
- YOC(Yield on Cost)とは、投資元本に対する配当利回り のことです。
- 例えば、2022年12月にJEPQに投資していた場合、2025年12月のYOCは13.61%となります。これは、2022年12月時点の株価で購入したJEPQから得られる配当金の利回り が13.61%であることを意味します。
- JEPQは過去投資していた場合のYOCが特に高いため、株価上昇の恩恵を受けて配当利回りが上がっていたことがわかります。
JEPQほどではないですが、他ETFも過去投資していた場合のほうがYOCが高い傾向です。
- YOCは、過去の投資実績を評価するための指標 であり、将来の配当金を保証するものではありません。
JEPQ・JEPI・QYLD・XYLDの将来のYOC予想シミュレーション
銘柄 | 2025年 | 2026年 | 2027年 | 2028年 | 2029年 | 2030年 | 2031年 | 2032年 | 2033年 | 2034年 | 2035年 |
---|
JEPQ | 9.54 | 9.96 | 10.39 | 10.84 | 11.31 | 11.80 | 12.32 | 12.85 | 13.41 | 14.00 | 14.61 |
JEPI | 7.39 | 7.38 | 7.37 | 7.36 | 7.35 | 7.34 | 7.33 | 7.32 | 7.32 | 7.31 | 7.30 |
QYLD | 12.86 | 12.47 | 12.09 | 11.72 | 11.36 | 11.02 | 10.68 | 10.35 | 10.04 | 9.73 | 9.44 |
XYLD | 11.54 | 11.00 | 10.49 | 10.00 | 9.53 | 9.08 | 8.66 | 8.25 | 7.87 | | |
優れている点
* JEPQは、将来的にYOCが上昇する可能性があります。
気になる点
* JEPI、QYLD、XYLDは、将来的にYOCが低下する可能性があります。
過去のデータをもとに将来のYOC予想シミュレーションを行ってみると、
- JEPQは、現在の株価と配当利回りが維持された場合でも、10年後にはYOCが14%を超える と予想されます。
- JEPIは、現在の株価と配当利回りが維持された場合、10年後のYOCはほぼ横ばい と予想されます。
- QYLDとXYLDは、現在の株価と配当利回りが維持された場合、10年後にはYOCが低下 する と予想されます。
例えば、JEPQに100万円投資すると、初年度の配当金は約9.54万円となり、10年後にはYOCは14.61%に上昇すると予想されます。
しかし、これはあくまで過去の成長率が継続した場合のシミュレーションであり、将来の配当金の支払いや成長を保証するものではないため注意が必要です。
JEPQ・JEPI・QYLD・XYLDへ過去に投資していた場合の年率(CAGR)トータルリターン
優れている点
* JEPQは、運用開始からの年率換算リターンが20.3%と、他のETFを上回っています。
気になる点
* JEPIは他ETFと比べてリターンが低めです。
銘柄 | 1年リターン |
---|
JEPQ | 20.3% |
JEPI | 11.9% |
QYLD | 18.6% |
XYLD | 18.7% |
JEPQ、JEPI、QYLD、XYLDの過去の年率(CAGR)トータルリターンを比較すると、そのパフォーマンスには大きな違いが見られます。
* JEPQは、直近1年のリターンが20.3% と、他のETFを上回っています。これは、JEPQが組み入れているテクノロジー関連銘柄の成長が大きく寄与していると考えられます。
* 一方、JEPIは、他ETFと比較してリターンが低め となっています。カバードコール戦略により、株価上昇局面では利益を限定してしまうことが影響していると考えられます。
* 直近1年のリターンを見ると、4つのETF全て10%を超えていますが、これは市場全体の好調が影響していると考えられます。しかし、過去のデータは将来のリターンを保証するものではない ことに注意が必要です。
JEPQ・JEPI・QYLD・XYLDへ3年前に100万円一括投資していた場合のシミュレーション
銘柄 | 年 | 評価額(万円) | 配当額(万円) | 評価額+配当累計額(万円) | 配当再投資評価額(万円) |
---|
JEPQ | 2023年 | 122.4 | 12.7 | 135.1 | 135.1 |
| 2024年 | 138.2 | 13.2 | 164.1 | 167.1 |
JEPI | 2023年 | 100.9 | 8.7 | 109.6 | 109.6 |
| 2024年 | 105.6 | 7.8 | 122.1 | 123.2 |
QYLD | 2023年 | 109.0 | 12.8 | 121.8 | 121.8 |
| 2024年 | 114.5 | 14.7 | 142.1 | 144.5 |
XYLD | 2023年 | 100.2 | 10.5 | 110.7 | 110.7 |
| 2024年 | 106.4 | 12.3 | 129.2 | 131.2 |
優れている点
* JEPQに投資していた場合、評価額と配当額の合計が最も高くなっています。
* 配当再投資を行った場合も、JEPQが最も高い評価額となっています。
気になる点
* JEPI、QYLD、XYLDは、JEPQと比較して評価額の伸びが小さいです。
* 配当額は、ETFによって大きく異なります。
3年前にJEPQ、JEPI、QYLD、XYLDにそれぞれ100万円を一括投資していた場合のシミュレーション結果は、以下のようになります。
- JEPQは、評価額が138.2万円、配当額が13.2万円 となり、合計で164.1万円となりました。配当金を再投資していた場合は、167.1万円となりました。
- JEPIは、評価額が105.6万円、配当額が7.8万円となり、合計で122.1万円となりました。配当金を再投資していた場合は、123.2万円となりました。
- QYLDは、評価額が114.5万円、配当額が14.7万円となり、合計で142.1万円となりました。配当金を再投資していた場合は、144.5万円となりました。
- XYLDは、評価額が106.4万円、配当額が12.3万円となり、合計で129.2万円となりました。配当金を再投資していた場合は、131.2万円となりました。
このシミュレーションから、JEPQが最も高いリターン を得られたことがわかります。しかし、これは過去のデータに基づいたものであり、将来のリターンを保証するものではありません。
JEPQ・JEPI・QYLD・XYLDへ3年前から100万円分を毎月積立投資していた場合のシミュレーション
銘柄 | 年 | 評価額(万円) | 配当額(万円) | 評価額+配当累計額(万円) | 配当再投資評価額(万円) |
---|
JEPI (積立) | 2022年 | 4.0 | 0 | 4.0 | 4.0 |
| 2023年 | 52.3 | 2.2 | 54.5 | 54.5 |
| 2024年 | 102.6 | 6.1 | 110.8 | 110.9 |
JEPQ (積立) | 2022年 | 4.0 | 0 | 4.0 | 4.0 |
| 2023年 | 56.1 | 3.0 | 59.1 | 59.2 |
| 2024年 | 113.2 | 9.0 | 125.2 | 126.1 |
QYLD (積立) | 2022年 | 4.0 | 0 | 4.0 | 4.0 |
| 2023年 | 52.8 | 3.2 | 56.0 | 56.0 |
| 2024年 | 104.5 | 11.2 | 119.0 | 119.4 |
XYLD (積立) | 2022年 | 4.0 | 0 | 4.0 | 4.0 |
| 2023年 | 51.3 | 2.6 | 53.9 | 53.9 |
| 2024年 | 103.8 | 10.2 | 116.7 | 117.0 |
優れている点
* JEPQに積立投資していた場合、評価額と配当額の合計が最も高くなっています。
* 配当再投資を行った場合も、JEPQが最も高い評価額となっています。
気になる点
* JEPI、QYLD、XYLDは、JEPQと比較して評価額の伸びが小さいです。
* 積立投資の場合、一括投資と比較して、初期の評価額の伸びが緩やかです。
3年前からJEPQ、JEPI、QYLD、XYLDにそれぞれ合計100万円分を毎月積立投資していた場合のシミュレーション結果は、以下のようになります。
- JEPQは、評価額が113.2万円、配当額が9.0万円 となり、合計で125.2万円となりました。配当金を再投資していた場合は、126.1万円となりました。
- JEPIは、評価額が102.6万円、配当額が6.1万円となり、合計で110.8万円となりました。配当金を再投資していた場合は、110.9万円となりました。
- QYLDは、評価額が104.5万円、配当額が11.2万円となり、合計で119.0万円となりました。配当金を再投資していた場合は、119.4万円となりました。
- XYLDは、評価額が103.8万円、配当額が10.2万円となり、合計で116.7万円となりました。配当金を再投資していた場合は、117.0万円となりました。
このシミュレーションから、JEPQが最も高いリターン を得られたことがわかります。しかし、これは過去のデータに基づいたものであり、将来のリターンを保証するものではありません。
JEPQ・JEPI・QYLD・XYLDの将来の株価成長シミュレーション
銘柄 | 2025年 | 2026年 | 2027年 | 2028年 | 2029年 | 2030年 | 2031年 | 2032年 | 2033年 | 2034年 | 2035年 |
---|
JEPQ | 100.0 | 104.4 | 108.9 | 113.6 | 118.6 | 123.7 | 129.1 | 134.7 | 140.6 | 146.7 | 153.1 |
JEPI | 100.0 | 99.9 | 99.7 | 99.6 | 99.5 | 99.4 | 99.2 | 99.1 | 99.0 | 98.9 | 98.7 |
QYLD | 100.0 | 97.0 | 94.0 | 91.1 | 88.4 | 85.7 | 83.0 | 80.5 | 78.1 | 75.7 | 73.4 |
XYLD | 100.0 | 95.3 | 90.9 | 86.6 | 82.6 | 78.7 | 75.0 | 71.5 | 68.2 | 65.0 | 62.0 |
優れている点
* JEPQは、将来の株価成長が期待できるシミュレーション結果となっています。
気になる点
* JEPI、QYLD、XYLDは、株価が下落するシミュレーション結果となっています。
* これはあくまで過去のデータに基づいたシミュレーションであり、将来の株価を保証するものではありません。
過去の株価成長率をもとに、JEPQ、JEPI、QYLD、XYLDの将来の株価シミュレーションを行ってみると、以下のような結果となりました。
- JEPQは、現在の株価成長率が維持された場合、100万円投資すると10年後には約153.1万円になる と予想されます。
- 一方、JEPI、QYLD、XYLDは、株価が下落するシミュレーション結果となっています。例えば、QYLDに100万円投資した場合、10年後には約73.4万円になる と予想されます。
しかし、これはあくまで過去の成長率が継続した場合のシミュレーションであり、期待のしすぎは禁物です。過去の成長傾向として参考にしておきましょう。
JEPQ・JEPI・QYLD・XYLDのリスクファクター分析
項目 | 説明 | 値(JEPQ) | 評価(JEPQ) | 値(JEPI) | 評価(JEPI) | 値(QYLD) | 評価(QYLD) | 値(XYLD) | 評価(XYLD) |
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ベータ | 市場全体の動きに対する感応度 | 0.84 | 市場平均より変動が小さい | 0.57 | 市場平均より変動が小さい | 0.62 | 市場平均より変動が小さい | 0.49 | 市場平均より変動が小さい |
52週ボラティリティ | 過去1年間の価格変動の大きさ | 13.88% | やや高い | 8.32% | 比較的安定している | 11.24% | やや高い | 8.27% | 比較的安定している |
シャープレシオ | リスクあたりのリターン | 1.47 | 比較的高い | 1.29 | 比較的高い | 1.49 | 比較的高い | 2.07 | 非常に高い |
トータルリターン(1年) | 過去1年間のトータルリターン | 20.33% | 高い | 11.87% | 高い | 17.52% | 高い | 17.89% | 高い |
最大ドローダウン | 過去最大の値下がり幅 | -19.34% | 中程度 | -20.01% | 中程度 | -34.43% | 高い | -28.94% | 高い |
優れている点
* XYLDはシャープレシオが2.07と非常に高く、リスク調整後のリターンが優れていることを示しています。
* 4つのETF全て、ベータ値が1を下回っており、市場平均よりも変動が小さい傾向にあります。
気になる点
* QYLDとXYLDは最大ドローダウンが大きく、下落リスクが高いことを示しています。
* JEPQとQYLDは52週ボラティリティがやや高く、価格変動リスクが比較的高いことを示しています。
JEPQ、JEPI、QYLD、XYLDのリスクファクターを分析すると、以下のような特徴が見えてきます。
- ベータ値は、市場全体(例えばS&P500)の動きに対して、各ETFがどれくらい変動しやすいか を示します。4つのETF全て、ベータ値が1を下回っており、市場平均よりも変動が小さい 傾向にあります。
- 52週ボラティリティは、過去1年間の価格変動の大きさ を示します。JEPQとQYLDは、他の2つと比較してややボラティリティが高い 傾向にあります。
- シャープレシオは、リスク1単位あたりどれだけのリターンを得られるか を示します。XYLDはシャープレシオが2.07と非常に高く、リスク調整後のリターンが優れている ことを示しています。
- トータルリターン(1年)は、過去1年間の投資成果 を示します。4つのETF全て、高いリターンを記録しています。
- 最大ドローダウンは、過去にどれだけ大きく値下がりしたか を示します。QYLDとXYLDは最大ドローダウンが大きく、下落リスクが高い ことを示しています。
これらのリスクファクターを総合的に考慮し、ご自身の投資目標やリスク許容度に合ったETFを選択することが重要です。
JEPQ・JEPI・QYLD・XYLDの動向と投資戦略
JEPQ、JEPI、QYLD、XYLDの直近のパフォーマンスや特徴を踏まえ、投資戦略について解説します。
- JEPQ:
- 高い成長性 が魅力ですが、テクノロジーセクターへの集中度が高く、株価変動リスクも比較的大きい です。
- 積極的にリターンを狙いたい 投資家に向いています。
- ただし、分配金は不安定 なため、注意が必要です。
- JEPI:
- JEPQよりも安定した値動き が特徴で、ディフェンシブな銘柄 も多く組み入れています。
- リスクを抑えつつ、安定的な分配金 を得たい投資家に向いています。
- ただし、JEPQほどの高いリターンは期待できません。
- QYLD:
- 高い分配金利回り が魅力ですが、株価は下落傾向 にあり、最大ドローダウンも大きい です。
- 分配金収入を重視 する投資家に向いていますが、株価下落リスク には注意が必要です。
- XYLD:
- QYLDと同様に高い分配金利回り が魅力ですが、株価は下落傾向 にあり、最大ドローダウンも大きい です。
- QYLDよりもシャープレシオが高く、リスク調整後のリターンは比較的優れています。
- 分配金収入を重視 しつつ、QYLDよりもリスクを抑えたい 投資家に向いています。
<投資戦略の例>
- 積極的なリターン を狙うなら:JEPQ
- リスクを抑えつつ、安定的な分配金 を得るなら:JEPI
- 高い分配金収入 を重視するなら:QYLDまたはXYLD(XYLDの方がリスク調整後リターンは高い)
ご自身の投資目標やリスク許容度に合わせて、最適なETFを選択しましょう。
まとめ:JEPQ・JEPI・QYLD・XYLDへの投資判断のポイント
JEPQ、JEPI、QYLD、XYLDは、それぞれ異なる特徴を持つ高配当ETFです。
- JEPQ は、高い成長性 が魅力ですが、株価変動リスク も比較的大きいです。
- JEPI は、安定した値動き と分配金 が魅力ですが、JEPQほどの高いリターン は期待できません。
- QYLD と XYLD は、高い分配金利回り が魅力ですが、株価は下落傾向 にあり、下落リスク も高いです。
投資判断のポイントは、以下のとおりです。
- ご自身の投資目標(リターン重視か、分配金重視か)
- リスク許容度(どれくらいのリスクを取れるか)
- 各ETFの特徴(メリット・デメリット)
これらの要素を総合的に考慮し、ご自身に最適なETFを選択することが重要です。
JEPQ・JEPI・QYLD・XYLDの投資判断で重要なポイント
JEPQの投資判断で重要なポイントと総合評価:
評価内容:JEPQは、ナスダック100指数に連動するETFで、高い成長性が魅力です。特にテクノロジーセクターの比率が高く、株価上昇によるキャピタルゲインも期待できます。しかし、その分、株価変動リスクも高めです。また、カバードコール戦略を採用しているため、分配金は市場環境によって変動する可能性があります。積極的にリターンを狙いたい、ある程度の株価変動リスクを許容できる投資家に向いています。
JEPIの投資判断で重要なポイントと総合評価:
評価内容:JEPIは、S&P500指数に連動するETFで、JEPQよりも安定した値動きが特徴です。ディフェンシブな銘柄も多く組み入れており、リスクを抑えながら分配金を得たい投資家に向いています。ただし、JEPQほどの高いリターンは期待できません。また、カバードコール戦略を採用しているため、分配金は市場環境によって変動する可能性があります。
QYLDの投資判断で重要なポイントと総合評価:
評価内容:QYLDは、ナスダック100指数を対象としたカバードコール戦略を採用しており、高い分配金利回りが魅力です。しかし、株価は下落傾向にあり、キャピタルゲインは期待できません。また、分配金も市場環境によって変動し、減配リスクもあります。分配金収入を最優先に考え、株価下落リスクを許容できる投資家に向いています。
XYLDの投資判断で重要なポイントと総合評価:
評価内容:XYLDは、S&P500指数を対象としたカバードコール戦略を採用しており、QYLDと同様に高い分配金利回りが魅力です。しかし、QYLDと同様に株価は下落傾向にあり、キャピタルゲインは期待できません。また、分配金も市場環境によって変動し、減配リスクもあります。QYLDと比較すると、シャープレシオが高く、リスク調整後のリターンは比較的優れています。分配金収入を重視しつつ、QYLDよりも少しリスクを抑えたい投資家に向いています。
今回は、人気の高配当ETFであるJEPQ、JEPI、QYLD、XYLDについて、徹底的に比較分析しました。
JEPQ: 高い成長性と分配金を両立したい
JEPI: 安定した値動きと分配金を重視
QYLD/XYLD: とにかく高い分配金利回りを追求したい
上記はあくまでも一般論です。 高配当ETFへの投資は、分配金だけでなく、株価変動リスクや為替リスクなど、さまざまなリスクを伴います。投資判断は、ご自身の投資目標、リスク許容度、運用期間などを総合的に考慮して慎重に行ってください。 今回の記事を参考に、ご自身に最適な高配当ETFを見つけて、賢く資産運用をしていきましょう。
JEPQ・JEPI・QYLD・XYLDのyoutube解説動画はこちら
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