【ひふみプラス】過去10年で株価2.6倍!今後と将来性をリスク・リターン・投資シミュレーションで分析!

【ひふみプラス】 過去10年で株価2.6倍! リスク・リターン 投資シミュレーション 将来性を徹底解説!
ねこ

みなさん、こんにちは!今回は、日本株を中心に投資するアクティブファンド「ひふみプラス(JP90C0008CH5)」について、徹底的に分析していきたいと思います。

「アクティブファンドって、インデックスファンドと比べてどうなの?」
「信託報酬がちょっと高いみたいだけど、大丈夫?」といった疑問や不安を感じている方もいるかもしれません。

この記事では、そんな疑問や不安を解消すべく、過去のデータやシミュレーションを元に詳細に分析を行い、下記観点でまとめています。
・投資信託の基本情報、特徴
・過去の株価分析
・日経平均株価との比較
・過去に投資していた場合の年率トータルリターン
・10年前投資していた場合のシミュレーション(一括/積立)
・将来の評価額シミュレーション
・リスクファクター分析

さあ、ひふみプラスの魅力とリスクを一緒に探求し、あなたの投資判断に役立てていきましょう!

目次

ひふみプラスとは?

銘柄の基本情報概要

項目ひふみプラス
ファンド名ひふみプラス
運用会社レオス・キャピタルワークス
信託報酬1.078%
設定日2012/05/28
運用資産額5,542億4,300万円
決算頻度年1回
特徴アクティブ運用

ひふみプラスは、レオス・キャピタルワークスが運用するアクティブ運用の投資信託です。主に日本の成長企業に投資し、中長期的な値上がり益を狙います。国内外の上場株式を主要投資対象とし、市場価値が割安と考えられる銘柄を選別して長期的に投資します。また、市場環境に応じて、株式以外への投資や現金の保有比率を調整することもあります。

過去9年の株価チャートと分析

ひふみプラスの過去9年の株価チャート

優れている点
2015年から2018年にかけて、約2倍に上昇
2020年以降、コロナショックからの回復が早く、2021年には過去最高値を更新
2022年以降も、下落局面はあるものの、長期的に見れば右肩上がりの傾向

気になる点
2018年から2019年にかけて、約25%の下落
2022年から2023年にかけて、約15%の下落

ひふみプラスの過去9年間の基準価額の推移を見ると、2015年から2018年にかけて大きく上昇しています。これは、アベノミクスによる日本株市場の上昇と、ひふみプラスが投資する成長企業の業績拡大が背景にあると考えられます。しかし、2018年から2019年にかけては、米中貿易摩擦などの影響で大きく下落しています。

2020年以降は、コロナショックからの回復が早く、2021年には過去最高値を更新しました。これは、ひふみプラスが投資する企業の中に、コロナ禍でも業績を伸ばした企業が多かったためと考えられます。しかし、2022年以降は、世界的なインフレや金利上昇の影響で、再び下落局面に入りました。

ただし、長期的に見れば、ひふみプラスの基準価額は右肩上がりの傾向にあります。

N225過去1年分チャートとの比較と分析

ひふみプラスとN225の過去1年間のパフォーマンス比較

優れている点
2024年3月、2024年6月から7月、2024年12月、2025年1月に日経平均を上回るパフォーマンスを記録

気になる点
2024年2月、2024年4月から5月、2024年8月から11月にかけて日経平均を下回るパフォーマンス

ひふみプラスと日経平均株価(N225)の過去1年間のパフォーマンスを比較すると、ひふみプラスは日経平均を上回ったり下回ったりを繰り返しています。特に、2024年2月、2024年4月から5月、2024年8月から11月にかけては、日経平均を下回るパフォーマンスとなっています。これは、ひふみプラスが投資する成長株が、金利上昇局面で売られやすい傾向があるためと考えられます。

全体としては、ひふみプラスは日経平均と比べると、値動きが大きい傾向があります。これは、ひふみプラスがアクティブ運用型の投資信託であり、市場平均を上回るリターンを目指しているためです。

ひふみプラスで配当金生活はできる?配当金の分析

ひふみプラスの配当金利回りの推移

ひふみプラスの配当金利回りの推移

優れている点

気になる点
過去10年間、配当金は一度も支払われていない

ひふみプラスは、過去10年間、配当金を一度も支払っていません。これは、ひふみプラスが、配当金よりも値上がり益を重視する運用方針をとっているためです。そのため、ひふみプラスで配当金生活を実現することは難しいと言えるでしょう。

投資信託で配当金生活を目指す場合は、高配当株に投資する投資信託や、毎月分配型の投資信託を選ぶ必要があります。ただし、これらの投資信託は、ひふみプラスと比べて値動きが大きくなる傾向があるため、注意が必要です。

3つの投資信託を徹底比較!ひふみプラス、eMAXIS Slim国内株式(日経平均)、eMAXIS Slim国内株式(TOPIX)

ひふみプラス、eMAXIS Slim国内株式(日経平均)、eMAXIS Slim国内株式(TOPIX)の比較チャート
銘柄名過去1年のリターン経費率特徴
ひふみプラス7.60%0.980%独自の調査に基づき、成長性が高いと判断した企業に投資するアクティブファンド。大型株だけでなく、中小型株にも積極的に投資を行う。
eMAXIS Slim国内株式(日経平均)15.57%0.130%日経平均株価に連動する投資成果を目指すインデックスファンド。日経平均株価は、日本経済新聞社が選定した日本の主要企業225社の株価を基に算出される株価指数。
eMAXIS Slim国内株式(TOPIX)13.50%0.130%東証株価指数(TOPIX)に連動する投資成果を目指すインデックスファンド。TOPIXは、東京証券取引所に上場する全ての普通株式(約2,100銘柄)の時価総額を基に算出される株価指数。日経平均株価よりも多くの銘柄を対象としているため、より幅広い日本企業の動向を反映している。

優れている点

eMAXIS Slim国内株式(日経平均)とeMAXIS Slim国内株式(TOPIX)は、経費率が0.130%と非常に低く、長期投資に適しています。
eMAXIS Slim国内株式(日経平均)は、過去1年間のパフォーマンスが15.57%と、ひふみプラスやeMAXIS Slim国内株式(TOPIX)を上回っています。
eMAXIS Slim国内株式(TOPIX)は、TOPIXに連動するため、日本市場全体に幅広く分散投資できます。
ひふみプラスは、アクティブファンドとして、市場平均を上回るリターンを目指しています。独自の企業調査に基づき、成長性の高い企業に投資しています。

気になる点

ひふみプラスは、経費率が0.980%と、インデックスファンドであるeMAXIS Slim国内株式(日経平均)やeMAXIS Slim国内株式(TOPIX)と比較して高くなっています。
ひふみプラスは、過去1年間のパフォーマンスが12.59%と、eMAXIS Slim国内株式(日経平均)やeMAXIS Slim国内株式(TOPIX)と比較して低くなっています。
eMAXIS Slim国内株式(日経平均)は、日経平均株価に連動するため、特定の業種や企業に偏った投資となる可能性があります。

  • パフォーマンス:
    • 過去1年間では、eMAXIS Slim国内株式(日経平均)が最も高いパフォーマンスを示しています。具体的には、15.57%の上昇を記録しています。
    • eMAXIS Slim国内株式(TOPIX)は13.50%の上昇で、日経平均に連動するファンドとほぼ同等のパフォーマンスです。
    • ひふみプラスは7.60%の上昇で、他の2つのファンドよりは低いパフォーマンスとなっています。
  • コスト:
    • eMAXIS Slim国内株式(日経平均)とeMAXIS Slim国内株式(TOPIX)は、経費率が0.130%と非常に低く抑えられています。
    • 一方、ひふみプラスの経費率は0.980%と高めです。
  • 投資対象:
    • eMAXIS Slim国内株式(日経平均)は、日本の主要企業225社で構成される日経平均株価に連動します。
    • eMAXIS Slim国内株式(TOPIX)は、東証一部上場企業の全銘柄を含むTOPIXに連動します。
    • ひふみプラスは、独自の調査に基づき、成長性が高いと判断した企業に投資するアクティブファンドです。

結論:

  • コストを抑えつつ、日本株市場の平均的なリターンを狙うなら、eMAXIS Slim国内株式(日経平均)やeMAXIS Slim国内株式(TOPIX)が適しています。
  • 特に、過去1年間のパフォーマンスを重視するなら、eMAXIS Slim国内株式(日経平均)が良い選択肢と言えるでしょう。
  • 一方、コストが高くても、市場平均を上回るリターンを期待するなら、ひふみプラスが選択肢となります。ただし、過去のパフォーマンスは将来のリターンを保証するものではない点に注意が必要です。

ひふみプラスへ過去に投資していた場合の累積トータルリターン

ひふみプラスの過去の累積トータルリターン

優れている点
2020年以降、急激な上昇トレンド
2016年から2018年にかけても、着実な上昇

気になる点
2018年から2019年にかけて、一時的な下落
2022年以降、やや伸び悩みの傾向

銘柄期間リターン
ひふみプラス1年4.9%
ひふみプラス3年22.4%
ひふみプラス5年41.5%
ひふみプラス7年35.5%
ひふみプラス10年162.7%

ひふみプラスに過去に投資していた場合の累積トータルリターンを見ると、10年間では162.7%と非常に高いリターンを上げています。これは、長期的な成長が期待できる日本株に投資しているためです。一方、5年,7年で見るとリターンが低くなっています

ひふみプラスへ過去に投資していた場合の年率(CAGR)トータルリターン

ひふみプラスの過去の年率(CAGR)トータルリターン

優れている点
10年リターンは10.1%と、長期では高いリターン

気になる点
3年および5年リターンはやや低迷
1年、7年リターンはさらに低い水準

銘柄期間リターン
ひふみプラス1年4.9%
ひふみプラス3年7.0%
ひふみプラス5年7.2%
ひふみプラス7年4.4%
ひふみプラス10年10.1%

ひふみプラスへ過去に投資していた場合の年率(CAGR)トータルリターンを見ると、10年リターンは10.1%と高いパフォーマンスを示しています。しかし、3年および5年リターンはそれぞれ7.0%、7.2%とやや低迷しています。これは、近年の市場環境の変化が影響していると考えられます。また、1年および7年リターンはさらに低く、それぞれ4.9%、4.4%となっています。これは、短期的な市場の変動や、長期的な成長トレンドの変化が影響している可能性があります。

ひふみプラスへ9年前に100万円一括投資していた場合のシミュレーション

ひふみプラスへ9年前に100万円一括投資していた場合のシミュレーション
評価額(万円)配当額(万円)評価額+配当累計額(万円)配当再投資評価額(万円)
2016104.60104.6104.6
2017151.50151.5151.5
2018119.30119.3119.3
2019146.90146.9146.9
2020177.30177.3177.3
2021183.20183.2183.2
2022158.70158.7158.7
2023191.60191.6191.6
2024215.70215.7215.7

優れている点
2017年、2020年、2023年、2024年に評価額が大きく上昇

気になる点
2018年と2022年は評価額が下落

ひふみプラスへ9年前に100万円一括投資していた場合、2024年には評価額が約215.7万円になっていました。これは、ひふみプラスの長期的な成長力を示しています。一方、2018年と2022年には評価額が下落していますが、これは市場環境の変化による一時的なものと考えられます。また、ひふみプラスは配当金が支払われていないため、配当額は常に0円です。

ひふみプラスへ9年前から100万円分を毎月積立投資していた場合のシミュレーション

ひふみプラスへ9年前から100万円分を毎月積立投資していた場合のシミュレーション
評価額(万円)配当額(万円)評価額+配当累計額(万円)配当再投資評価額(万円)
20150.9091749174
201612.8012.812.8
201731.9031.931.9
201834.1034.134.1
201953.9053.953.9
202078.3078.378.3
202191.9091.991.9
202290.4090.490.4
2023121.00121.0121.0
2024147.30147.3147.3

優れている点
2017年以降、評価額は着実に増加
2023年、2024年は特に評価額が大きく上昇

気になる点
2015年の評価額が極端に大きい

※一括投資していた場合のチャートを半透明にして重ねて表示しています。
ひふみプラスへ9年前から毎月一定額を積立投資していた場合、2024年には評価額が約147.3万円になっていました。これは、一括投資と比べると低いリターンですが、積立投資はリスクを分散しながら長期的な資産形成を目指す方法として有効です。特に、2023年、2024年は評価額が大きく上昇しており、ひふみプラスの成長力が反映されています。

ひふみプラスの将来の株価成長シミュレーション

ひふみプラスの将来の株価成長シミュレーション
評価額
2025100.0
2026110.0
2027121.1
2028133.2
2029146.6
2030161.3
2031177.4
2032195.2
2033214.8
2034236.4
2035260.1

優れている点
過去の成長率が維持されれば、10年後には評価額が2.6倍以上に

気になる点
あくまで過去の成長率に基づくシミュレーションであり、将来の成長を保証するものではない

過去9年の株価成長率をもとに将来の株価シミュレーションを行ってみると、現在の株価成長率が維持された場合、100万円投資すると10年後には評価額が260.1万円となることが予想できます。これは、ひふみプラスが投資する日本企業の成長が今後も続くと仮定した場合のシミュレーションです。しかし、これはあくまで過去の成長率が継続した場合のシミュレーションであり、期待のしすぎは禁物です。過去の成長傾向として参考にしておきましょう。

ひふみプラスのリスクファクター分析

ひふみプラスのリスクファクター分析
項目説明評価
トータルリターン(1年)4.87%過去1年間の収益率プラス
シャープレシオ1.04リスクに対するリターンの大きさ良好
ボラティリティ12.00価格変動の大きさやや高い
純資産総額(百万円)554243.00ファンドの規模大きい
信託報酬0.98運用管理費用(年率)やや高い

優れている点
シャープレシオが1.04と、リスクに対して高いリターン
純資産総額が大きく、ファンドの安定性が高い

気になる点
ボラティリティが12.00と、価格変動がやや大きい
信託報酬が0.98と、他の投資信託と比べてやや高い

ひふみプラスは、シャープレシオが1.04と、リスクに対して高いリターンを上げています。これは、ひふみプラスの運用が効率的であることを示しています。また、純資産総額が554,243百万円と大きく、ファンドの安定性も高いと言えます。一方、ボラティリティが12.00と、価格変動がやや大きいため、短期的な値下がりリスクには注意が必要です。さらに、信託報酬が0.98と、他の投資信託と比べてやや高いため、長期的なコスト負担も考慮する必要があります。

ひふみプラスへの投資戦略の提案

ひふみプラスは、長期的な成長が期待できる日本株に投資するアクティブ運用の投資信託です。過去のパフォーマンスやリスクファクター分析を踏まえると、以下のような投資戦略が考えられます。

  • 長期的な資産形成を目指す投資家にとって、ひふみプラスは魅力的な選択肢の一つです。
  • 成長が期待できる日本株に投資することで、インフレに負けない資産形成を目指すことができます。
  • ただし、ボラティリティがやや高いため、短期的な値下がりリスクには注意が必要です。
  • 信託報酬がやや高いため、長期的なコスト負担も考慮する必要があります。
  • 毎月一定額を積立投資することで、リスクを分散しながら長期的な資産形成を目指すことができます。
  • NISAなどの非課税制度を活用することで、運用益を非課税にすることができます。

まとめ:ひふみプラスへの投資判断のポイント

ひふみプラスは、長期的な成長が期待できる日本株に投資するアクティブ運用の投資信託です。過去のパフォーマンスは良好で、シャープレシオも高く、リスクに対して高いリターンを上げています。また、純資産総額も大きく、ファンドの安定性も高いと言えます。一方、ボラティリティがやや高く、短期的な値下がりリスクがあること、信託報酬がやや高いことには注意が必要です。ひふみプラスへの投資は、長期的な視点で、日本株の成長に期待する投資家に適しています。

ひふみプラスの投資判断で重要なポイントと評価
総合評価:

過去のパフォーマンス
 →過去10年間のリターンは162.7%と非常に高く、長期投資において優れた実績を残しています。特に、2015年から2018年、2020年以降の上昇トレンドが顕著です。
アクティブ運用
 →市場平均を上回るリターンを目指すアクティブ運用は、成功すれば大きな利益を得られる可能性があります。しかし、市場平均を下回るリスクもあり、運用手腕が問われます。ひふみプラスは過去に良好な成績を収めていますが、将来も同様の成果が得られるとは限りません。
信託報酬
 →信託報酬が0.98%と、インデックスファンドと比べてやや高めです。長期投資においては、このコスト差がパフォーマンスに影響を与える可能性があります。他のアクティブファンドや、低コストのインデックスファンドとの比較検討が必要です。
ボラティリティ
 →過去の株価チャートを見ると、日経平均と比較して値動きが大きい傾向があります。これは、成長株中心の投資戦略に起因すると考えられます。短期的な価格変動リスクを許容できるかどうかが、投資判断のポイントとなります。
リスク・リターン特性
 →シャープレシオが1.04と、リスクに対して高いリターンを上げています。これは、ひふみプラスの運用が効率的であることを示しています。しかし、ボラティリティが12.00とやや高いため、価格変動リスクには注意が必要です。

この記事では、「ひふみプラス」の過去のパフォーマンス、リスク分析、将来予測などを詳しく解説しました。
ひふみプラスは、過去10年間で162.7%という高いリターンを記録し、特に長期投資において優れた実績を残しています。アクティブ運用による市場平均を上回るリターンの可能性、リスクに対して高いリターンを示すシャープレシオなどは、ひふみプラスの大きな魅力と言えるでしょう。

しかし、投資判断においては、信託報酬の高さ、ボラティリティの大きさ、配当実績の無さなど、注意すべき点も存在します。特に、アクティブ運用は市場平均を下回るリスクもあり、将来のパフォーマンスは過去の実績とは異なる可能性があることを理解しておく必要があります。 ひふみプラスへの投資を検討する際には、ご自身の投資目標、リスク許容度、投資期間などを十分に考慮し、慎重に判断することが重要です。
この記事が、皆様の資産形成の一助となれば幸いです。

ひふみプラスのyoutube解説動画

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