【VYM】高配当ETF VYMで長期投資!将来性を徹底分析!

ねこ

VYMは安定的な高配当と堅実な成長で人気のETFです。
今回はVYMの魅力を徹底的に深掘りし、その将来性を探ります。

10年前に投資していた場合のシミュレーションや、類似ETFとの比較、リスク分析など、多角的な視点からVYMの魅力を解説します。
VYMへの投資を検討している方、高配当ETFに興味のある方は必見です!

目次

VYMの魅力:5つのキーワード🔑

高配当
増配傾向
優良企業中心の構成
安定的なパフォーマンス
長期投資に最適

VYMとは?

VYMの基本情報

項目内容
銘柄名VYM(バンガード・ハイディビデンド・イールドETF)
運用会社バンガード
経費率0.06%
ベンチマークFTSEハイディビデンド・イールド指数
設定日2006年11月16日
資産総額 (十億 USD)55.567

VYMは、バンガードが運用する高配当ETFです。FTSEハイディビデンド・イールド指数に連動する投資成果を目指し、平均以上の配当利回りを提供する米国企業に投資しています。低コストで分散投資が可能なため、長期投資に適した選択肢と言えるでしょう。

銘柄の特徴

  1. 高配当: 平均以上の配当利回りを提供する銘柄で構成されており、安定的なインカムゲインが期待できます。


  2. 増配傾向: 構成銘柄の多くが増配傾向にあり、長期的な配当収入の増加が見込めます。


  3. 分散投資: 多数の銘柄に分散投資することで、個別銘柄のリスクを低減できます。


  4. 低コスト: バンガードETFの特徴である低コストで運用されており、効率的な投資が可能です。


  5. 長期投資に最適: 安定的な配当収入と長期的な成長が期待できるため、長期投資に適しています。


ベンチマークの説明

VYMのベンチマークであるFTSEハイディビデンド・イールド指数は、高配当利回りが見込まれる米国企業で構成されています。この指数は、配当利回りが高く、財務状況が健全な企業を選定することで、安定的な配当収入と長期的な成長を追求しています。VYMはこの指数に連動することを目指しており、投資家は高配当銘柄への分散投資を効率的に行うことができます。

組入銘柄比率

VYM組入銘柄比率
銘柄名比率(%)
Broadcom Inc.4.23
JPMorgan Chase & Co.3.53
Exxon Mobil Corp.3.08
Johnson & Johnson2.20
Procter & Gamble Co.2.20
Home Depot Inc.2.11
AbbVie Inc.1.90
Walmart Inc.1.72
Merck & Co. Inc.1.66
Bank of America Corp.1.58

上位銘柄には、Broadcom Inc.(半導体)JPMorgan Chase & Co.(金融)Exxon Mobil Corp.(エネルギー)など、様々なセクターの大型優良企業が含まれています。これらの企業は、安定した業績と高い配当利回りを誇り、VYMのパフォーマンスを支えています。

セクター比率

VYMセクター比率
セクター名比率(%)
金融20.66
生活必需品12.82
情報技術12.77
ヘルスケア12.28
工業12.05
エネルギー10.47
一般消費財7.13
公益事業6.24
コミュニケーション・サービス3.23
素材2.33

VYMは、金融セクターの比率が最も高く、次いで生活必需品情報技術と続きます。景気の影響を受けにくいディフェンシブセクターの比率が高いことが特徴です。そのため、景気後退局面においても比較的安定したパフォーマンスが期待できます。

過去10年の株価推移チャートと分析

VYM過去10年株価推移

優れている点
長期的に右肩上がりの傾向
安定的な成長

気になる点
2018年、2022年に下落

VYMの株価は、2015年から2024年にかけて、全体的に上昇トレンドにあります。2018年と2022年には下落が見られますが、その後は回復し、成長を続けています。特に、2020年のコロナショックからの回復は力強く、底堅い投資先であることを示しています。

S&P500過去1年分チャートとの比較と分析

VYM S&P500過去1年比較

優れている点
安定したパフォーマンス

気になる点
S&P500に若干劣後

過去1年間のパフォーマンスは、VYMが17.61%、S&P500が23.86%と、S&P500がVYMをアウトパフォームしています。これは、VYMが高配当銘柄中心であるため、グロース株中心のS&P500に比べて、上昇局面ではパフォーマンスが劣後する傾向があるためと考えられます。

VYMの配当金の分析

過去の配当金と増配率、その分析

VYM配当推移

優れている点
安定した配当金の支払い
増配傾向

気になる点
-

VYMは、安定的に配当金を支払っており増配傾向にあります。2020年には増配率が少々低下していますが、これはコロナショックの影響と考えられます。その後は回復しており、長期的な配当収入の増加が期待できます。

配当金利回りの推移

優れている点
市場平均を上回る配当利回り

気になる点
-

VYMの配当利回りは、おおむね市場平均を上回っています。ただし、配当利回りは株価の変動によって変化するため、常に高い利回りが保証されているわけではありません

将来のYOC予想シミュレーション

予想YOC(%)
20242.93
20253.21
20263.52
20273.87
20284.24
20294.65
20305.10
20315.60
20326.14
20336.74
20347.39

優れている点
YOC(Yield on Cost)の増加が見込まれる

気になる点
あくまで予想であり、保証はない

現在の株価上昇率・配当利回りが継続した場合、10年後のYOCは7.39%に達すると予想されます。例えば、100万円を投資した場合、初年度の配当金は約2.93万円、10年後には約7.39万円になる計算です。長期投資による複利効果で、配当収入は大きく増加する可能性があります。

しかし、これはあくまで過去の成長率が継続した場合のシミュレーションであり、将来の配当金の支払いや成長を保証するものではないため注意が必要です。

高配当ETF!VYM・HDV・SPYDの比較

VYM・HDV・SPYDの過去1年間のチャート
銘柄名銘柄コード過去1年のパフォーマンス経費率特徴
VYMVYM17.61%0.06%米国株高配当ETF。バンガード社が運用。
HDVHDV16.70%0.08%米国株高配当ETF。ブラックロック社が運用。
SPYDSPYD22.81%0.07%米国株高配当ETF。ステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズ社が運用。

優れている点
SPYDは過去1年のパフォーマンスが最も高く、約22.81%のリターンを誇ります。
VYMは経費率が最も低く、長期投資に有利です。
HDVはVYMとSPYDの中間に位置し、バランスの取れた選択肢と言えます。

気になる点
高配当ETFは、株価の下落局面では、値下がりが大きくなる可能性があります。
各ETFの組み入れ銘柄やセクター比率は異なるため、投資前に詳細な情報を確認する必要があります。

チャートとデータから読み取れる傾向として、SPYDは過去1年間で最も高いパフォーマンスを記録しています。これは、SPYDが組み入れている銘柄の好調さが要因と考えられます。一方で、VYMHDVも堅調なパフォーマンスを見せており、高配当ETFとしての魅力を示しています。

VYMは経費率が低く、長期投資に適しています。HDVはVYMとSPYDの中間に位置し、バランスの取れた選択肢と言えます。SPYDは過去1年のパフォーマンスが最も高く、短期的なリターンを重視する投資家に向いています。

10年前に100万円投資していた場合のシミュレーション

優れている点
着実な資産増加
配当再投資効果

気になる点
価格変動リスク

評価額(万円)配当額(万円)評価額+配当累計額(万円)配当再投資評価額(万円)
2015105.64.5110.0110.0
2016104.64.6113.7113.6
2017124.65.0138.6140.3
2018144.85.5164.3168.5
2019136.05.9161.4164.2
2020168.96.0200.3209.9
2021168.36.4206.1215.6
2022216.06.7260.6283.4
2023213.77.2265.5287.6
2024252.33.5307.6343.1

10年前にVYMに100万円を投資していた場合、2024年には約343万円に増加している計算になります。これは、株価の上昇配当金の再投資による効果です。VYMは、長期投資によって着実な資産形成を期待できるETFと言えるでしょう。

リスクファクター分析

項目説明評価
ベータ0.76市場全体の動きに対する感応度市場平均より低い
52週ボラティリティ27.10%株価の変動幅中程度
シャープレシオ1.33リスクに対するリターンの効率性高い
トータルリターン(1年)16.98%1年間のトータルリターン高い
最大ドローダウン-8.49%最大の下落率比較的低い
PER16.67株価収益率市場平均並み

優れている点
市場平均より低いベータ値
高いシャープレシオ

気になる点
中程度のボラティリティ

VYMは、市場平均より低いベータ値を持ち、リスクを抑えながら安定したリターンが期待できます。また、高いシャープレシオは、効率的な運用が行われていることを示しています。しかし、中程度のボラティリティがあるため、株価変動リスクは考慮する必要があります。

投資戦略の提案

  • 長期投資: VYMは、高配当と安定的な成長を期待できるため、長期投資に適しています。
  • 積立投資: 毎月一定額を積み立てることで、価格変動リスクを軽減し、着実に資産形成を行うことができます。
  • 配当再投資: 配当金を再投資することで、複利効果を高め、長期的なリターンを向上させることができます。
  • ポートフォリオの一部として: VYMをポートフォリオの一部として組み入れることで、リスク分散効果を高めることができます。

まとめと投資判断のポイント

VYMは、高配当安定成長低コストという魅力的な特徴を持つETFです。長期投資、積立投資、配当再投資に適しており、初心者から上級者まで幅広い投資家におすすめできます。ただし、投資する際には、自身の投資目標やリスク許容度を考慮し、VYMの特徴を十分に理解した上で判断することが重要です。

VYMの投資判断で重要なポイントと評価

総合評価:

高配当と安定性: VYMは平均以上の配当利回りを誇り、構成銘柄の多くが増配傾向にあります。長期的かつ安定的なインカムゲインを期待する投資家に最適です。
分散投資によるリスク軽減: 多数の銘柄に分散投資することで、個別銘柄のリスクを低減し、安定したパフォーマンスを目指せます。
低コストでの運用: バンガードETFの特徴である低コストで運用されており、効率的な投資が可能です。
長期的な成長性: 構成銘柄は、安定した業績と高い配当利回りを誇る大型優良企業が中心です。長期的な成長も期待できます。
市場平均への連動性: VYMはS&P500と比較すると、ややパフォーマンスが劣後する場面も見られます。市場全体の動向に影響を受ける点には留意が必要です。

VYMは、高配当と安定成長を両立させた魅力的なETFです。長期投資や積立投資、配当再投資など、様々な投資戦略に適しており、初心者から上級者まで幅広い投資家におすすめできます。ただし、投資する際には、自身の投資目標やリスク許容度を考慮し、VYMの特徴を十分に理解した上で判断することが重要です。この記事が、VYMへの投資を検討する際の一助となれば幸いです。

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