【SCHD・VYM・HDV・SPYD】2025年最新高配当ETF対決!買うならどれ?リターン・リスク徹底比較

SCHD/VYM/HDV/SPYD 2025年最新高配当ETF対決! 配当/リスク/リターン 将来性を徹底解説!
ねこ

この記事では、数ある高配当ETFの中でも、特に人気の高いSCHD、VYM、HDV、SPYDの4つを徹底比較します。

・セクター比率
・構成銘柄比率
・過去の株価推移
・S&P500との比較
・配当/利回り/増配率/過去と将来のYOCシミュレーション
・月10万円配当受取に必要な投資額
・トータルリターン(累積・年率)/リスク分析
・過去投資をしていた場合のシミュレーション(一括/積立)

さあ、SCHD、VYM、HDV、SPYDの魅力を一緒に探求し、あなたの未来を切り開く投資戦略を立てていきましょう!

目次

SCHD・VYM・HDV・SPYDとは?

銘柄の基本情報概要

項目SCHDVYMHDVSPYD
銘柄名Schwab U.S. Dividend Equity ETFVanguard High Dividend Yield Index FundiShares Core High Dividend ETFSPDR Portfolio S&P 500 High Dividend ETF
ティッカーシンボルSCHDVYMHDVSPYD
運用会社SchwabVanguardiSharesSPDR
配当利回り3.64%2.74%3.67%4.31%
設定日2011-10-202006-11-162011-03-312015-10-22
運用資産総額約700億ドル約600億ドル約110億ドル約70億ドル
経費率0.06%0.06%0.08%0.07%
特徴安定的な増配実績幅広い高配当銘柄高品質な高配当銘柄S&P500から高配当銘柄

SCHDは、Schwab社が運用するETFで、連続増配年数10年以上の米国企業を中心に、財務健全性の高い企業に投資しています。安定した配当と成長を両立したい投資家に向いています。

VYMは、Vanguard社が運用するETFで、予想配当利回りが市場平均を上回る米国企業に幅広く投資しています。分散投資を重視する投資家におすすめです。

HDVは、iShares社が運用するETFで、財務健全性が高く、持続的な配当支払い能力を持つと判断された米国企業に投資しています。

SPYDは、SPDR社が運用するETFで、S&P 500指数の構成銘柄のうち、配当利回りが高い上位80銘柄に均等加重平均で投資しています。

ベンチマーク

  • SCHDのベンチマークはダウジョーンズ米国配当100指数です。この指数は、10年以上連続で増配しており、かつ配当利回り上位100銘柄(REITを除く)の、時価総額加重平均型株価指数です。
  • VYMのベンチマークはFTSEハイディビデンド・イールド指数です。この指数は、REITを除く、予想配当利回りが市場平均を上回る米国企業で構成されています。
  • HDVのベンチマークはモーニングスター配当フォーカス指数です。この指数は、モーニングスター社が独自の基準で選定した、財務健全性が高く、持続的な配当支払い能力を持つと判断された米国企業75社で構成されています。
  • SPYDのベンチマークはS&P 500高配当指数です。この指数は、**S&P 500指数の構成銘柄のうち、配当利回りが高い上位80銘柄で構成されています。

組入銘柄比率

SCHD・VYM・HDV・SPYDの組入銘柄比率
銘柄名SCHD銘柄名VYM銘柄名HDV銘柄名SPYD
HOME DEPOT4.33%Broadcom5.53%EXXON MOBIL9.09%ABBVIE1.61%
VERIZON4.27%JPMorgan Chase4.13%JOHNSON & JOHNSON7.29%AT&T1.52%
CISCO SYSTEMS4.21%Exxon Mobil2.64%CHEVRON5.83%CVS HEALTH1.52%
BLACKROCK4.20%Walmart2.34%PHILIP MORRIS5.35%PHILIP MORRIS1.50%
PFIZER4.05%Home Depot2.25%PROCTER & GAMBLE5.25%CONSOLIDATED EDISON1.49%
CHEVRON4.03%Procter & Gamble2.15%COCA-COLA4.64%VERIZON1.49%
LOCKHEED MARTIN4.00%Johnson & Johnson2.02%MERCK & CO3.98%KENVUE1.46%
TEXAS INSTRUMENT4.00%AbbVie1.79%PEPSICO3.94%KIMBERLY CLARK1.46%
BRISTOL MYERS SQUIBB3.98%Bank of America1.70%ALTRIA GROUP3.92%ALTRIA GROUP1.44%
COCA-COLA3.92%Wells Fargo1.44%IBM3.77%JM SMUCKER1.43%
その他59.01%その他74.01%その他50.98%その他82.07%
  • SCHDは、ホームデポベライゾンシスコシステムズなどの大型優良株の比率が高いことが特徴です。情報技術ヘルスケア生活必需品などのセクターにも幅広く分散投資しています。

  • VYMは、ブロードコムJPモルガン・チェースなどの金融エネルギーセクターの比率が高いことが特徴です。

  • HDVエクソンモービルジョンソン・エンド・ジョンソンなどエネルギーヘルスケア生活必需品セクターの比率が高いETFです。

  • SPYD公益事業不動産セクターの比率が高いETFです。


セクター比率

SCHD・VYM・HDV・SPYDのセクター比率
セクターSCHDVYMHDVSPYD
金融18.99%21.33%4.92%16.03%
ヘルスケア15.49%12.47%16.62%8.33%
生活必需品13.67%13.18%22.38%10.59%
エネルギー12.04%9.76%24.16%4.84%
資本財11.91%11.23%2.12%2.61%
一般消費財11.03%7.14%2.90%6.16%
テクノロジー10.46%12.87%4.13%1.59%
通信サービス4.74%3.12%9.62%3.88%
素材1.65%2.35%1.85%3.56%
公益事業0.03%6.52%11.30%17.90%
不動産0.00%0.02%0.00%24.49%
  • SCHDは、金融ヘルスケア生活必需品セクターの比率が高く、景気変動の影響を受けにくいディフェンシブな構成となっています。

  • VYMは、金融セクターの比率が最も高く、次いで生活必需品情報技術ヘルスケアと続きます。幅広いセクターに分散されています。

  • HDVは、エネルギー生活必需品の比率が高く、景気後退局面でも比較的安定した値動きが期待できます。

  • SPYD不動産公益事業の比率が高く、金利上昇局面では株価が下落しやすい傾向があります。


過去10年の株価チャートと分析

SCHD・VYM・HDV・SPYDの過去10年の株価チャート

優れている点
SCHDは、過去10年間で最も高いパフォーマンスを示しています。

気になる点
HDVとSPYDは、他の2つのETFと比較してパフォーマンスが低い傾向にあります。

銘柄10年間の変動率(%)
SCHD118.81
VYM91.92
HDV59.99
SPYD47.04

過去10年間の株価チャートを見ると、SCHDは他のETFと比較して、高い成長率を示しています。VYMも堅調に推移しています。一方、HDVとSPYDは、決して低くはないものの相対的に低い成長率となっています。

S&P500過去1年分チャートとの比較と分析

SCHD・VYM・HDV・SPYDとS&P500の過去1年間の比較チャート

優れている点
VYM、HDV、SPYDは、S&P 500指数を上回る月が多くありました。

気になる点
SCHDは、S&P 500指数を下回る月が多くありました。

銘柄1年間のリターン(%)
SCHD7.95
VYM9.84
HDV11.93
SPYD11.48
S&P 5009.70

過去1年間のパフォーマンスをS&P 500指数と比較すると、VYM、HDV、SPYDはS&P 500指数を上回る結果となりました。一方、SCHDはS&P 500指数を下回る結果となりました。

SCHD・VYM・HDV・SPYDで配当金生活はできる?配当金の分析

SCHD・VYM・HDV・SPYDの過去の配当金と増配率、その分析

SCHD・VYM・HDV・SPYDの過去の配当金と増配率

優れている点
SCHDは、過去10年間で安定した増配を続けています。
HDVは、比較的高い配当利回りを維持しています。

気になる点
VYMは、増配率が低い年があります。
SPYDは、過去に減配した年があります。

年度SCHDVYMHDVSPYD
20160.402.212.701.51
20170.442.402.951.74
20180.482.653.091.62
20190.572.843.211.75
20200.682.913.571.63
20210.753.103.511.55
20220.853.253.721.98
20230.893.483.891.83
20240.993.494.121.86

SCHDは、過去10年間で安定した増配を続けており、増配率は年によって変動するものの、概ね高い水準を維持しています。VYMは、SCHDと比較すると増配率は低い傾向にありますが、安定した配当を維持しています。HDVは、比較的高い配当利回りを維持しており、増配率も安定しています。SPYDは、過去に減配した年があるため、注意が必要です。

SCHD・VYM・HDV・SPYDの配当金利回りの推移

SCHD・VYM・HDV・SPYDの配当金利回りの推移

優れている点
SPYDは、常に最も高い配当利回りを提供しています。
HDVは、SPYDに次いで高い配当利回りを提供しています。

気になる点
VYMは、4つのETFの中で最も低い配当利回りです。

4つのETFは、いずれも市場平均を上回る配当利回りを提供していますが、SPYDが最も高く、次いでHDV、SCHD、VYMの順となっています。

過去SCHD・VYM・HDV・SPYDに投資していた場合のYOCシミュレーション

SCHD・VYM・HDV・SPYDの過去YOCシミュレーション
年度SCHDVYMHDVSPYD
20157.745.245.616.37
20166.854.615.05.35
20175.834.084.574.98
20186.354.484.885.47
20195.153.734.24.72
20204.653.824.695.66
20213.693.124.074.43
20223.953.233.954.71
20233.923.134.034.76
20243.642.743.674.31
20253.52.73.414.17

優れている点
SCHDは、過去10年間でYOCが上昇傾向にあります。

気になる点
VYMは、YOCが低い水準で推移しています。

YOC(Yield on Cost)とは、過去に購入した時点の株価に対する、現在の年間配当金の割合を示す指標です。

例えば、2015年にSCHDに投資した場合、2025年3月時点のYOCは7.74%となります。これは、2015年当時の投資額に対して、現在は7.74%の配当収入が得られていることを意味します。

SCHD・VYM・HDV・SPYDの将来のYOC予想シミュレーション

SCHD・VYM・HDV・SPYDの将来のYOC予想シミュレーション
年度SCHDVYMHDVSPYD
20253.642.743.674.31
20263.962.943.864.49
20274.303.154.064.68
20284.683.384.274.88
20295.083.624.485.08
20305.523.884.715.29
20316.014.164.965.51
20326.534.465.215.75
20337.104.785.485.99
20347.715.125.766.24
20358.395.496.066.50

優れている点
HDVは、10年後のYOCが最も高くなると予想されます。

気になる点
VYMは、10年後のYOCが最も低いと予想されます。

過去のデータに基づき、将来のYOCを予測すると、HDVが最も高いYOCとなり、次いでSCHD、SPYD、VYMの順になると予想されます。例えば、現在100万円をHDVに投資した場合、初年度の配当金は約36,700円、10年後には約60,600円になると予想されます。しかし、これはあくまで過去の成長率が継続した場合のシミュレーションであり、将来の配当金の支払いや成長を保証するものではないため注意が必要です。

SCHD・VYM・HDV・SPYDで配当金生活をするには?SCHD・VYM・HDV・SPYDの配当金受取シミュレーション

配当金生活をするには?配当金による不労所得でFIREはできる?
毎月の配当受取目標と必要な投資額のシミュレーション ※日次更新
(毎月10万円配当を受け取るために必要な投資額)

銘柄 株価 配当利回り 月間配当目標 必要投資額 必要投資額
(課税考慮)
必要株数
SCHD $27.80
(¥4,185)
3.58%¥10,000 ¥3,354,888 ¥4,677,986 1,118株
¥30,000 ¥10,064,664 ¥14,033,959 3,354株
¥50,000 ¥16,774,440 ¥23,389,931 5,590株
¥100,000 ¥33,548,880 ¥46,779,863 11,179株
VYM $129.31
(¥19,465)
2.85%¥10,000 ¥4,206,343 ¥5,865,238 302株
¥30,000 ¥12,619,030 ¥17,595,713 904株
¥50,000 ¥21,031,716 ¥29,326,188 1,507株
¥100,000 ¥42,063,432 ¥58,652,377 3,014株
HDV $119.38
(¥17,971)
3.41%¥10,000 ¥3,515,787 ¥4,902,340 273株
¥30,000 ¥10,547,360 ¥14,707,020 819株
¥50,000 ¥17,578,933 ¥24,511,700 1,364株
¥100,000 ¥35,157,866 ¥49,023,400 2,728株
SPYD $43.88
(¥6,605)
4.35%¥10,000 ¥2,757,292 ¥3,844,710 583株
¥30,000 ¥8,271,875 ¥11,534,131 1,747株
¥50,000 ¥13,786,459 ¥19,223,552 2,911株
¥100,000 ¥27,572,917 ¥38,447,104 5,821株

為替レート: 150.53円/ドル

SCHD・VYM・HDV・SPYDの権利落ち日、配当情報

SCHDの配当情報

権利落ち日現地配当支払日配当額
2024-12-112024-12-160.26
2024-09-252024-09-300.75
2024-06-262024-07-010.82

VYMの配当情報

権利落ち日現地配当支払日配当額
2025-03-212025-03-250.85
2024-12-202024-12-240.96
2024-09-202024-09-240.85
2024-06-212024-06-251.02

HDVの配当情報

権利落ち日現地配当支払日配当額
2025-03-182025-03-210.80
2024-12-172024-12-201.12
2024-09-252024-09-301.23
2024-06-112024-06-170.93

SPYDの配当情報

権利落ち日現地配当支払日配当額
2025-03-242025-03-260.42
2024-12-202024-12-240.55
2024-09-202024-09-240.46
2024-06-212024-06-250.49

SCHD・VYM・HDV・SPYDへ過去に投資していた場合の累積トータルリターン

SCHD・VYM・HDV・SPYDへ過去に投資していた場合の累積トータルリターン

優れている点
SCHDは、5年、7年リターンで他のETFを上回っており、長期的な視点で見ると高いリターンを期待できます。
VYMは、3年、5年リターンで比較的安定した成績を残しています。

気になる点
SPYDは、7年リターンが他のETFと比較して低く、長期的なリターンは低い傾向があります。
HDVは、5年、7年リターンでSCHD、VYMに劣ります。

銘柄1年リターン3年リターン5年リターン7年リターン
SCHD12.0%25.4%110.1%111.1%
VYM13.0%31.0%98.8%86.4%
HDV16.1%29.7%88.1%78.6%
SPYD16.5%20.5%95.5%69.7%

過去に投資していた場合の累積トータルリターンは、投資期間によって異なります。SCHDは5年、7年リターンで他のETFを上回り、長期投資に向いています。一方、SPYDは7年リターンが最も低くなっています。

SCHD・VYM・HDV・SPYDへ過去に投資していた場合の年率(CAGR)トータルリターン

SCHD・VYM・HDV・SPYDへ過去に投資していた場合の年率(CAGR)トータルリターン

優れている点
SCHDは、5年、7年の年率リターンで他のETFを上回っており、長期投資で高いリターンを期待できます。
VYMは、3年、5年の年率リターンで安定した成績を残しています。

気になる点
SPYDは、3年、7年の年率リターンが他のETFと比較して低く、長期投資には向かない可能性があります。

銘柄1年リターン3年リターン5年リターン7年リターン
SCHD12.0%7.8%16.0%11.3%
VYM13.0%9.4%14.7%9.3%
HDV16.1%9.1%13.5%8.6%
SPYD16.5%6.4%14.3%7.8%

過去に投資していた場合の年率(CAGR)トータルリターンを見ると、SCHDは5年、7年で高いパフォーマンスを示しています。一方、SPYDは3年、7年で低いリターンとなっています。

SCHD・VYM・HDV・SPYDへ10年前に100万円一括投資していた場合のシミュレーション

SCHD・VYM・HDV・SPYDへ10年前に100万円一括投資していた場合のシミュレーション
銘柄評価額(万円)配当額(万円)評価額+配当累計額(万円)配当再投資評価額(万円)
SCHD2016113.03.1116.1116.1
2017132.83.4139.3139.9
2018121.93.7132.1132.4
2019150.34.5165.0168.1
2020166.45.3186.4192.0
2021209.65.8235.5248.6
2022196.06.6228.4240.2
2023197.56.9236.9250.6
2024212.67.7259.7279.6
VYM2016113.53.3116.8116.8
2017128.33.6135.2135.7
2018116.84.0127.7127.8
2019140.44.3155.5158.2
2020137.14.4156.6159.4
2021168.04.6192.1200.7
2022162.14.9191.1199.5
2023167.25.2201.4212.3
2024191.15.2230.6249.3
HDV2016112.03.7115.7115.7
2017122.84.0130.5131.0
2018114.94.2126.9127.1
2019133.64.4149.9152.6
2020119.44.9140.6141.9
2021137.64.8163.5169.2
2022142.05.1173.0180.8
2023138.95.3175.2183.7
2024152.95.6194.8209.6
SPYD2016119.15.2124.3124.3
2017128.05.9139.1139.7
2018116.45.5133.1133.2
2019134.96.0157.5161.1
2020112.65.6140.8141.1
2021143.75.3177.2186.8
2022135.36.8175.5184.6
2023133.96.2180.4191.3
2024147.86.4200.7220.2

優れている点
SCHDは、評価額、配当額、配当再投資額の全てで最も高いパフォーマンスを示しています。

気になる点
SPYDは、評価額、配当再投資額で他のETFと比較して低いパフォーマンスとなっています。

10年前に100万円を投資した場合、SCHDは評価額+配当累計額が約259.7万円、配当再投資では約279.6万円と最も高いリターンとなりました。一方、SPYDは評価額+配当累計額が約200.7万円と最も低いリターンとなりました。

SCHD・VYM・HDV・SPYDへ10年前から100万円分を毎月積立投資していた場合のシミュレーション

SCHD・VYM・HDV・SPYDへ10年前から100万円分を毎月積立投資していた場合のシミュレーション
銘柄評価額(万円)配当額(万円)評価額+配当累計額(万円)配当再投資評価額(万円)
HDV (積立)20150.90.00.90.9
201612.40.212.712.7
201725.30.726.226.3
201834.31.236.436.3
201951.41.655.055.4
202057.62.563.763.9
202178.02.886.988.1
202291.73.7104.3106.0
2023100.84.2117.6119.1
2024122.05.2144.0147.4
SCHD (積立)20150.90.00.90.9
201612.70.212.912.9
201727.10.627.928.0
201835.21.036.936.9
201955.31.558.659.1
202074.22.479.981.3
2021105.53.0114.3117.6
2022109.74.2122.7125.4
2023122.04.7139.7142.8
2024142.56.0166.2170.9
SPYD (積立)20150.90.00.90.9
201612.70.413.113.1
201725.21.026.626.6
201833.11.536.035.8
201949.92.154.855.2
202054.02.961.961.8
202180.73.191.794.0
202286.65.1102.7104.2
202397.35.2118.5120.1
2024118.66.2146.1150.2
VYM (積立)20150.90.00.90.9
201612.80.213.113.1
201726.30.627.227.2
201834.21.136.136.0
201952.81.556.356.6
202063.92.169.470.0
202190.22.698.3100.4
202298.23.3109.6111.5
2023112.93.8128.0130.5
2024140.54.4160.0165.1

優れている点
SCHDは、評価額、配当額、配当再投資額の全てで最も高いパフォーマンスを示しています。

気になる点
HDV、SPYDは、評価額、配当再投資額で他のETFと比較して低いパフォーマンスとなっています。

10年前から毎月積立投資をしていた場合、SCHDは評価額+配当累計額が約166.2万円、配当再投資では約170.9万円と最も高いリターンとなりました。一方、HDV、SPYDは評価額+配当累計額がそれぞれ約144.0万円、約146.1万円と低いリターンとなりました。

SCHD・VYM・HDV・SPYDの将来の株価成長シミュレーション

SCHD・VYM・HDV・SPYDの将来の株価成長シミュレーション
銘柄20252026202720282029203020312032203320342035
SCHD100.0108.7118.2128.5139.6151.8165.0179.4195.0211.9230.4
VYM100.0107.2114.9123.2132.0141.5151.7162.6174.3186.9200.3
HDV100.0105.1110.5116.2122.2128.5135.1142.0149.3157.0165.0
SPYD100.0104.2108.6113.1117.9122.8128.0133.3138.9144.7150.8

優れている点
SCHDは、将来の株価成長率が最も高いと予想されます。

気になる点
SPYDは、将来の株価成長率が最も低いと予想されます。

過去の成長率をもとに将来の株価をシミュレーションすると、SCHDは10年後に230.4、VYMは200.3、HDVは165.0、SPYDは150.8になると予想されます。例えば、現在100万円をSCHDに投資した場合、10年後には約230万円になる可能性があります。しかし、これはあくまで過去の成長率が継続した場合のシミュレーションであり、期待のしすぎは禁物です。過去の成長傾向として参考にしておきましょう。

SCHD・VYM・HDV・SPYDのリスクファクター分析

SCHD・VYM・HDV・SPYDのリスクファクター分析
項目説明値(SCHD)評価(SCHD)値(VYM)評価(VYM)値(HDV)評価(HDV)値(SPYD)評価(SPYD)
ベータ市場全体の動きに対する感応度0.77市場平均より変動が小さい0.79市場平均より変動が小さい0.68市場平均より変動が小さい0.91市場平均に近い動き
52週ボラティリティ過去1年間の価格変動の大きさ11.93%比較的安定11.46%比較的安定10.54%非常に安定12.42%やや不安定
シャープレシオリスクあたりのリターン0.87平均的0.98平均よりやや高い1.42非常に高い1.21高い
トータルリターン(1年)過去1年間のトータルリターン11.97%良好13.00%良好16.10%非常に良好16.52%非常に良好
最大ドローダウン過去最大の値下がり幅-18.93%比較的低い-18.02%比較的低い-18.78%比較的低い-27.39%高い

優れている点
HDVは、シャープレシオが最も高く、リスク調整後のリターンが優れています。
HDVは、52週ボラティリティが最も低く、価格変動リスクが小さいです。

気になる点
SPYDは、最大ドローダウンが最も大きく、下落リスクが高いです。

各ETFのリスク要因を分析すると、HDVはシャープレシオが高く、リスク調整後のリターンが優れていることがわかります。一方、SPYDは最大ドローダウンが大きく、下落局面でのリスクが高いことがわかります。SCHDとVYMは比較的バランスが取れています。

SCHD・VYM・HDV・SPYDへの投資戦略の提案

SCHD: 長期的な配当成長を重視する投資家に向いています。過去の増配実績が豊富で、今後も安定した配当収入が期待できます。
VYM: 幅広い銘柄に分散投資したい投資家に向いています。時価総額加重平均で、大型株から小型株までカバーしています。
HDV: 高い配当利回りと、ディフェンシブな銘柄を求める投資家に向いています。景気後退局面でも比較的安定した値動きが期待できます。
SPYD: とにかく高い配当利回りを追求したい投資家に向いています。ただし、減配リスク株価下落リスクも考慮する必要があります。

まとめ:SCHD・VYM・HDV・SPYDへの投資判断のポイント

SCHD、VYM、HDV、SPYDはそれぞれ異なる特徴を持つ高配当ETFです。ご自身の投資目標やリスク許容度に合わせて、最適なETFを選択することが重要です。分散投資の一環として、複数のETFを組み合わせることも有効な戦略です。

SCHD・VYM・HDV・SPYDの投資判断で重要なポイント

SCHDの投資判断で重要なポイントと総合評価:
評価内容:SCHDは、10年以上の連続増配実績を持つ米国企業を中心に構成されており、安定した配当成長が期待できます。過去の株価パフォーマンスも良好で、長期的な資産形成に適しています。ただし、他の高配当ETFと比較して、直近の配当利回りはやや低めです。増配による将来的な配当収入の増加を見込む、長期投資家向けのETFと言えるでしょう。

VYMの投資判断で重要なポイントと総合評価:
評価内容:VYMは、予想配当利回りが市場平均を上回る米国企業に幅広く分散投資しており、特定のセクターや銘柄に偏らない安定した運用が期待できます。経費率も低く、長期保有しやすいETFです。ただし、他の高配当ETFと比較して、直近の配当利回りはやや低めです。また、過去の増配率もSCHDほど高くありません。分散投資を重視し、中長期的な視点で安定した配当収入を得たい投資家に向いています。

HDVの投資判断で重要なポイントと総合評価:
評価内容:HDVは、財務健全性が高く、持続的な配当支払い能力を持つと判断された米国企業に投資しており、安定した配当収入が期待できます。エネルギーセクターの比率が高く、景気後退局面でも比較的安定した値動きをする傾向があります。ただし、過去の株価パフォーマンスはSCHDやVYMと比較してやや低く、長期的なリターンは劣る可能性があります。また、経費率も他の3つのETFと比較して若干高めです。ディフェンシブな運用を好み、高めの配当利回りを重視する投資家に向いています。

SPYDの投資判断で重要なポイントと総合評価:
評価内容:SPYDは、S&P 500指数の構成銘柄のうち、配当利回りが高い上位80銘柄に均等加重平均で投資しており、4つのETFの中で最も高い配当利回りが魅力です。しかし、過去には減配した年もあり、配当の安定性には注意が必要です。また、株価の値下がりリスクも他のETFと比較して高めです。不動産セクターの比率が高く、金利上昇局面では株価が下落しやすい傾向があります。ハイリスク・ハイリターンを許容できる、短期的な配当収入を重視する投資家に向いています。

この記事では、人気の高配当ETFであるSCHD、VYM、HDV、SPYDについて、その特徴やパフォーマンス、リスクなどを徹底的に比較・分析しました。

SCHD:安定した配当成長と長期的な株価上昇を両立したい投資家向け
VYM:幅広い銘柄への分散投資と、中長期的な配当収入を重視する投資家向け
HDV:ディフェンシブな運用と、高めの配当利回りを求める投資家向け
SPYD:高い配当利回りを最優先するが、リスクも許容できる投資家向け

どのETFが最適かは、あなたの投資目標、リスク許容度、投資期間などによって異なります。 例えば、「とにかく高い配当金が欲しい!」という方はSPYDが魅力的に見えるかもしれませんが、将来的に減配されるリスクや、株価が大きく下落する可能性も考慮する必要があります。 一方、「配当利回りはそこそこでも良いから、安定した企業に長期投資したい」という方は、SCHDやVYMが適しているかもしれません。 今回の記事を参考に、各ETFのメリット・デメリットをしっかりと理解し、ご自身の投資スタイルに合ったETFを選んでください。

SCHD・VYM・HDV・SPYDの比較解説動画

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