【QYLD・XYLD】Global X高配当ETF比較!配当金生活は実現できる?リスク・リターン・配当シミュレーションで将来性を分析!

【QYLD・XYLD】 Global X 高配当ETF比較! 配当金生活は実現できる? 配当/リスク/リターン分析 将来性を徹底解説!
ねこ

みなさん、こんにちは!
高配当ETFとして注目を集めている「XYLD」と「QYLD」。
「配当利回り約10%って本当?」「毎月分配金がもらえるって聞くけど、実際どうなの?」など、興味を持っている方も多いのではないでしょうか。
一方で、「カバードコール戦略って何?難しそう…」「過去のリターンはプラスなの?」といった疑問や不安を感じている方もいるかもしれません。

この記事では、そんな疑問や不安を解消すべく、XYLDとQYLDの仕組みから、最新のパフォーマンス、リスク分析、将来の配当予想まで、投資判断に必要な情報を徹底的に解説します!


さらに、過去10年間の株価チャートやS&P500との比較、リスク・リターン分析や、過去投資していた場合のシミュレーションなど、豊富なデータを用いてわかりやすく解説します。
XYLDとQYLDの真実に迫り、あなたの賢い資産形成に役立てていきましょう!

目次

XYLD・QYLDとは?

銘柄の基本情報概要

項目XYLDQYLD
銘柄名Global X S&P 500 Covered Call ETFGlobal X NASDAQ 100 Covered Call ETF
ティッカーシンボルXYLDQYLD
運用会社Global XGlobal X
配当利回り(2024)9.16%11.35%
運用資産総額30.10億ドル85.77億ドル
経費率0.60%0.61%
設定日2013-06-242013-12-12
ベンチマークCBOE S&P 500 BuyWrite IndexCBOE NASDAQ-100 BuyWrite Index
特徴S&P500を対象としたカバードコール戦略NASDAQ100を対象としたカバードコール戦略

XYLDとQYLDはどちらも、Global X社が運用する、カバードコール戦略を採用したETFです。
XYLDはS&P500指数、QYLDはNASDAQ100指数をベンチマークとしています。
カバードコール戦略とは、原資産を保有しながら、その原資産のコールオプションを売却する戦略です。
これにより、オプション料(プレミアム)を受け取ることができ、高いインカムゲインが期待できます。
ただし、株価が上昇した場合には、利益が限定されるというデメリットもあります。

※カバードコール戦略とは?
カバードコール戦略は、まず株式を保有した上で、その株式を将来の特定の価格で買う権利、コールオプションを他の投資家に売却する戦略です。例えば、現在100円の株式を持っている場合、1ヶ月後に110円で売る権利を5円で売却するといった具合です。
この5円がオプション料収入となり、これが配当の原資となります。
この戦略では、株価が110円を超えても、約束通り110円で売らなければならないため、値上がり益は限られます。
しかし、株価が110円以下であれば、オプション料として得た5円がそのまま収入として残るため、安定的な配当収入を得ることができます。つまり、大きな値上がり益は諦める代わりに、定期的なオプション料収入を得ることで、高い配当利回りを実現する戦略と言えます。
株価が横ばいや緩やかな上昇にとどまる相場では特に効果的ですが、株価が急騰するような相場では、通常の株式投資と比べて収益が劣る可能性があります。

組入銘柄比率

XYLD・QYLDの組入銘柄比率
銘柄名XYLDQYLD
APPLE INC7.50%9.59%
NVIDIA CORP6.45%8.22%
MICROSOFT CORP6.33%8.09%
AMAZON.COM INC4.11%5.89%
BROADCOM INC2.01%4.24%
TESLA INC2.30%3.81%
META PLATFORMS INC2.49%3.18%
ALPHABET INC-CL A2.18%2.79%
ALPHABET INC-CL C1.79%2.66%

XYLDとQYLDは、どちらも米国を代表する大型株を中心に構成されています。
特に、アップル、エヌビディア、マイクロソフト、アマゾン・ドット・コムといったテクノロジー関連銘柄の比率が高いことが特徴です。
これらの企業は、近年高い成長を遂げており、今後も成長が期待されています。

QYLDは、NASDAQ 100指数に連動するため、XYLDよりもテクノロジー関連銘柄の比率が高くなっています。
一方、XYLDはS&P 500指数に連動するため、より幅広い業種に分散されています。

セクター比率

XYLD・QYLDのセクター比率
セクター名XYLDQYLD
Technology32.06%51.41%
Communication Services8.83%15.71%
Consumer Cyclical10.23%12.69%
Consumer Defensive6.06%6.40%
Healthcare12.09%6.35%
Industrials7.53%3.42%
Basic Materials1.98%1.54%
Utilities2.62%1.32%
Financial Services12.78%0.51%
Energy3.39%0.45%

セクター構成を見ると、XYLDはテクノロジーセクターが32.06%と最も高く、次いで金融サービス、ヘルスケア、一般消費財と続いています。
一方、QYLDはテクノロジーセクターが51.41%と非常に高く、通信サービス、一般消費財が続きます。

QYLDはテクノロジーセクターへの依存度が高いため、テクノロジー業界の動向に大きく影響を受けます。
テクノロジーセクターは成長性が高い反面、景気後退局面では大きく値下がりするリスクがあります。
一方、XYLDは金融サービスやヘルスケアなど、景気の影響を受けにくいセクターにも一定程度分散されているため、QYLDよりも安定した値動きが期待できます。

過去10年の株価チャートと分析

XYLD・QYLDの過去10年の株価チャート

優れている点
-

気になる点
XYLDとQYLDはどちらも、過去10年間で株価がマイナス成長となっている。

XYLDQYLD
2015-0.44%-1.16%
2016-5.63%-4.03%
2017-0.37%-7.18%
201811.13%2.78%
2019-2.99%-11.54%
202011.58%-1.45%
20210.70%-5.81%
202210.71%-7.47%
2023-14.07%-34.16%
2024-6.20%-23.00%

XYLDとQYLDの過去10年間の株価チャートを見ると、どちらも大きな上昇トレンドは見られません
これは、カバードコール戦略の特性上、株価の上昇幅が限定されるためです。

2022~2023年は、XYLD、QYLDともに大きく下落しましたが、これは金利上昇や景気後退懸念が影響したと考えられます。
2024年は、両ETFともに下落から回復傾向にありますが、依然として不安定な相場環境が続いています。

S&P500過去1年分チャートとの比較と分析

XYLD・QYLDとS&P500の過去1年間の比較チャート

優れている点
XYLDとQYLDは、S&P 500指数と比較して、下落局面での損失が抑えられている。

気になる点
XYLDとQYLDは、S&P 500指数と比較して、上昇局面での利益が限定的である。

銘柄1年リターン
XYLD8.23%
QYLD6.06%
S&P 50024.21%

過去1年間のパフォーマンスを比較すると、S&P 500指数が24.21%の上昇であるのに対し、XYLDは8.23%、QYLDは6.06%の上昇にとどまっています。

しかし、下落局面では、XYLDとQYLDはS&P 500指数よりも下落幅が小さい傾向があり、評価できるポイントです。

XYLD・QYLDで配当金生活はできる?配当金の分析

XYLD・QYLDの過去の配当金と増配率、その分析

XYLD・QYLDの過去の配当金と増配率

優れている点
XYLDとQYLDはどちらも、過去10年間で安定した配当を出し続けている。

気になる点
XYLDとQYLDはどちらも、増配率は低く、近年は減少傾向にある。

XYLDQYLD
20152.352.20
20161.792.04
20172.401.89
20182.772.48
20193.042.33
20203.532.48
20214.532.58
20225.372.53
20234.242.04
20243.942.10

XYLDとQYLDの過去の配当金を見ると、どちらも安定した配当を出し続けていることがわかります。
しかし、増配率は低く、近年は減少傾向にあります。
特に、XYLDは2022年から2023年にかけて21.0%の減配、QYLDは19.3%の減配となっています。

XYLD・QYLDの配当金利回りの推移

XYLD・QYLDの配当金利回りの推移

優れている点
XYLDとQYLDはどちらも、市場平均を大きく上回る配当利回りを維持している。

気になる点
XYLDとQYLDはどちらも、配当利回りの変動が大きい

XYLDとQYLDの配当利回りは、過去10年間で市場平均を大きく上回っています。
2024年の配当利回りは、XYLDが9.16%、QYLDが11.35%となっています。
しかし、近年は低下傾向にあり、今後もこの水準を維持できるかどうかは不透明です。
また、配当利回りが高くとも、株価が下落傾向のため配当額が少なくなるリスクにも注意が必要です。

過去XYLD・QYLDに投資していた場合のYOCシミュレーション

過去XYLD・QYLDに投資していた場合のYOCシミュレーション
XYLDQYLD
20148.648.77
20159.08.99
20168.659.42
20177.838.58
20188.899.88
20197.778.91
20208.499.23
20217.89.48
202210.013.23
20239.9812.14
20249.1611.35

優れている点
XYLDとQYLDはどちらも、過去に投資していた場合のYOCは高い水準で推移している。

気になる点
XYLDとQYLDはどちらも、YOCは近年低下傾向にある。

YOC(Yield on Cost)とは、投資元本に対する配当利回りのことです。
過去にXYLD・QYLDに投資していた場合、どちらの銘柄もYOCは高い水準で推移しています。
例えば、2014年にXYLDに100万円投資していた場合、2024年のYOCは8.64%となり、年間約8.6万円の配当金を受け取ることができます。
長期的に株価が上昇している場合、過去投資していたほうがYOCが高くなりますが、QYLDとXYLDではそういった傾向が見られないため、長期的に株価が低迷している事が読み取れます。

XYLD・QYLDの将来のYOC予想シミュレーション

XYLD・QYLDの将来のYOC予想シミュレーション
XYLDQYLD
20249.1611.35
20259.1011.05
20269.0410.77
20278.9810.49
20288.9310.22
20298.879.95
20308.819.70
20318.769.45
20328.709.20
20338.658.96
20348.598.73

優れている点
QYLD・XYLDともに、10年後も高いYOCを維持している。

気になる点
XYLDとQYLDはどちらも、将来のYOC予想は低下傾向にある。

過去の株価成長率をもとに将来のYOC予想シミュレーションを行ってみると、現在の株価と配当利回りが維持された場合、XYLDに100万円投資すると初年度の配当金は約9.16万円となり、10年後にはYOCは約8.59%まで低下すると予想されます。
QYLDに100万円投資すると初年度の配当金は約11.35万円となり、10年後にはYOCは約8.73%まで低下すると予想されます。
過去の株価成長がマイナス成長のため、過去データを元にしたシミュレーションにも反映している形です。
しかし、これはあくまで過去の成長率が継続した場合のシミュレーションであり、将来の配当金の支払いや成長を保証するものではないため注意が必要です。

XYLD・QYLDで配当金生活をするには?配当金受取シミュレーション

配当金生活をするには?配当金による不労所得でFIREはできる?
毎月の配当受取目標と必要な投資額のシミュレーション ※日次更新
(毎月10万円配当を受け取るために必要な投資額)

銘柄 株価 配当利回り 月間配当目標 必要投資額 必要投資額
(課税考慮)
必要株数
XYLD $43.33
(¥6,732)
9.09%¥10,000 ¥1,320,482 ¥1,841,252 274株
¥30,000 ¥3,961,445 ¥5,523,756 821株
¥50,000 ¥6,602,408 ¥9,206,260 1,368株
¥100,000 ¥13,204,816 ¥18,412,521 2,736株
QYLD $18.78
(¥2,918)
11.02%¥10,000 ¥1,088,761 ¥1,518,146 521株
¥30,000 ¥3,266,284 ¥4,554,438 1,561株
¥50,000 ¥5,443,806 ¥7,590,730 2,602株
¥100,000 ¥10,887,612 ¥15,181,460 5,203株

為替レート: 155.37円/ドル

XYLD・QYLDへ過去に投資していた場合の累積トータルリターン

XYLD・QYLDへ過去に投資していた場合の累積トータルリターン

優れている点
XYLDとQYLDはどちらも、長期投資ではプラスのリターンを達成している。

気になる点
XYLDとQYLDはどちらも、短期投資ではマイナスリターンになる可能性がある。

銘柄期間リターン
XYLD1年19.6%
3年16.6%
5年38.5%
7年60.3%
10年99.7%
QYLD1年19.7%
3年18.7%
5年42.2%
7年70.0%
10年125.8%

XYLDとQYLDへ過去に投資していた場合の累積トータルリターンを見ると、どちらの銘柄も長期投資ではプラスのリターンを達成しています。
特に、QYLDは10年間で125.8%のリターンを達成しています。
しかし、短期投資ではマイナスリターンになる可能性があるため、注意が必要です。

XYLD・QYLDへ過去に投資していた場合の年率(CAGR)トータルリターン

XYLD・QYLDへ過去に投資していた場合の年率(CAGR)トータルリターン

優れている点
XYLDとQYLDはどちらも、長期投資では安定した年率リターンを達成している。

気になる点
XYLDとQYLDはどちらも、短期投資では年率リターンが不安定になる可能性がある。

銘柄期間リターン
XYLD1年19.6%
3年5.3%
5年6.7%
7年7.0%
10年7.2%
QYLD1年19.7%
3年5.9%
5年7.3%
7年7.9%
10年8.5%

XYLDとQYLDへ過去に投資していた場合の年率(CAGR)トータルリターンを見ると、どちらの銘柄も長期投資では安定した年率リターンを達成しています。
特に、QYLDは10年間で年率8.5%のリターンを達成しています。
株価成長は限定されるものの、高い配当額によりプラスリターンを達成していた事がわかります。
しかし、短期投資では年率リターンが不安定になる可能性があるため、注意が必要です。

XYLD・QYLDへ10年前に100万円投資していた場合のシミュレーション

XYLD・QYLDへ10年前に100万円投資していた場合のシミュレーション
ティッカー評価額(万円)配当額(万円)評価額+配当累計額(万円)配当再投資評価額(万円)
XYLD201596.05.2101.1101.4
201699.83.9108.9109.4
2017110.35.3124.7126.1
201897.26.1117.6119.0
2019111.16.7138.2143.2
2020101.87.7136.6142.0
2021110.89.9155.5167.3
202286.311.8142.9153.2
202386.59.3152.3170.0
202494.38.6168.8200.9
QYLD201597.59.2106.7106.9
201693.18.5110.8111.9
2017102.27.9127.7131.4
201888.810.3124.6129.4
201998.39.7143.9156.1
202095.010.3150.9167.8
202192.410.7159.1182.8
202266.310.5143.4160.1
202372.28.5157.9193.3
202477.38.8171.7228.7

優れている点
XYLDとQYLDはどちらも、10年前に投資していた場合、評価額と配当額の合計は投資元本を上回っている。

気になる点
XYLDとQYLDはどちらも、評価額は投資元本を下回る年がある

XYLDとQYLDへ10年前に100万円投資していた場合、評価額と配当額の合計は投資元本を上回っています。
特に、QYLDは配当再投資を行った場合、228.7万円になっています。
XYLDも、配当再投資していた場合、200.9万円になっています。
しかし、評価額単体では投資元本を下回る年があるため、注意が必要です。

XYLD・QYLDのリスクファクター分析

XYLD・QYLDのリスクファクター分析
項目説明値(XYLD)評価(XYLD)値(QYLD)評価(QYLD)
ベータ市場全体の動きに対する感応度0.51市場平均より変動が小さい0.64市場平均より変動が小さい
52週ボラティリティ過去1年間の価格変動の大きさ7.39%比較的安定している10.73%XYLDよりやや変動が大きい
シャープレシオリスクあたりのリターン2.06効率的にリターンを獲得1.52XYLDよりリスクあたりのリターンが低い
トータルリターン(1年)過去1年間のトータルリターン19.59%高いリターン20.18%XYLDより高いリターン
最大ドローダウン過去最大の値下がり幅-34.13%下落リスクは中程度-36.27%XYLDより下落リスクがやや高い

優れている点
XYLDとQYLDはどちらも、ベータ値が1未満であり、市場平均よりも変動が小さい。

気になる点
XYLDとQYLDはどちらも、最大ドローダウンが-30%を超えており、下落リスクがある。

XYLDとQYLDのリスクファクター分析を見ると、どちらの銘柄もベータ値が1未満であり、市場平均よりも変動が小さいことがわかります。
しかし、最大ドローダウンが-30%を超えており、下落リスクがあるため、注意が必要です。

XYLD・QYLDへの投資戦略の提案

XYLDとQYLDは、どちらも高配当利回りが魅力のETFです。しかし、株価の上昇益は限定的であり、減配リスクもあります。
そのため、株価下落時等投資タイミングを見極めて投資を行い、インカムゲインを重視する投資家に適しています。

具体的な投資戦略としては、以下のようなものが考えられます。

  • 長期的な資産形成を目指す長期保有を前提とし、定期的に配当金を受け取る
  • ポートフォリオの一部として組み入れるポートフォリオの一部として保有し、リスク分散を図る
  • 投資タイミング:株価が下落したタイミングで購入し、配当額の上昇を狙う
  • リスク分散減配リスクを考慮し、投資額を抑える。他のETFと組み合わせる。

まとめ:XYLD・QYLDへの投資判断のポイント

XYLDとQYLDは、どちらもカバードコール戦略を採用したETFであり、高い配当利回りが魅力です。
しかし、株価上昇時の利益は限定されるため、キャピタルゲインを狙う投資家には不向きです。XYLDはS&P 500指数、QYLDはNASDAQ 100指数に連動し、XYLDは比較的安定した値動き、QYLDはテクノロジー株の比率が高いという特徴があります。
過去のデータを見ると、短期的には高いリターンを示していますが、長期的にはリターンが低迷する傾向にあります。また、最大ドローダウンが-30%を超えていることから、大きな損失が発生する可能性も考慮する必要があります。したがって、XYLDとQYLDへの投資は、高い配当収入を重視し、かつリスク許容度が高い投資家に適していると言えるでしょう。

XYLD_QYLDの投資判断で重要なポイント

XYLDの投資判断で重要なポイントと総合評価:
配当利回り:2024年現在、9.16%と非常に高く、S&P 500の平均を大きく上回る。
安定性:S&P 500を対象としたカバードコール戦略により、市場平均より価格変動が小さく、比較的安定。
成長性:株価上昇時の利益は限定的で、キャピタルゲインは狙いにくい。
リスク:株価下落リスクはあるが、ベータ値が低く、市場平均よりは変動が小さい。最大ドローダウンは-34.13%。
適した投資家:安定した高配当収入を重視し、かつ、ある程度のリスク許容度がある長期投資家に適しています。特に、S&P500に連動するETFの価格変動リスクを抑えつつ、インカムゲインを得たい方に向いています。

QYLDの投資判断で重要なポイントと総合評価:
配当利回り:2024年現在、11.35%と驚異的な高さを誇り、市場平均を大幅に上回る。
安定性:NASDAQ 100を対象としたカバードコール戦略だが、XYLDよりは価格変動が大きい。
成長性:株価上昇時の利益は限定的で、キャピタルゲインは期待できない。
リスク:株価下落リスクがあり、特にテクノロジーセクターの動向に注意が必要。最大ドローダウンは-36.27%。
適した投資家:非常に高い配当収入を最優先し、かつ、高いリスク許容度がある投資家に適しています。特に、テクノロジーセクターの将来性に期待しつつ、高いインカムゲインを得たい方に向いています。ただし、価格変動リスクがXYLDより高いため、投資判断は慎重に行う必要があります。

この記事では、高配当ETFであるXYLDとQYLDについて、その仕組み、パフォーマンス、リスクなどを徹底的に分析してきました。両ETFは、カバードコール戦略によって高い配当利回りを実現していますが、株価上昇時の利益が限定されるというデメリットもあります。 特に、以下の3点が重要なポイントです。

1. XYLDとQYLDは、高い配当収入が期待できる一方で、キャピタルゲインは狙いにくい。
2. XYLDはS&P 500、QYLDはNASDAQ 100に連動し、QYLDの方が価格変動リスクが大きい。
3. 過去のデータからは、短期的には高いリターンを示しているが、長期的にはリターンが低迷する傾向にある。

投資判断に際しては、ご自身の投資目標、リスク許容度、投資期間などを十分に検討することが重要です。特に、高配当だけに目を奪われず、カバードコール戦略の仕組みやリスクを理解した上で、慎重に判断する必要があります。 また、今後の市場動向や業界の変化にも注意を払い、定期的に投資戦略を見直すことが大切です。
この記事が、XYLDとQYLDへの投資を検討する際の一助となれば幸いです。

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