みなさん、こんにちは!
今回は高配当ETF、JEPQ・JEPIについて、2025年4月最新データをもとに徹底比較し、下記観点で詳しく解説しています!
・セクター比率
・構成銘柄比率
・過去の株価推移
・S&P500との比較
・配当/利回り/増配率/過去と将来のYOCシミュレーション
・月10万円配当受取に必要な投資額
・トータルリターン(累積・年率)/リスク分析
・過去投資をしていた場合のシミュレーション(一括・積立)
この記事を読めば、各ETFのメリット・デメリットが明確になり、あなたの投資目標やリスク許容度に合った最適なETFが見つかるはずです。
さあ、一緒に高配当ETFの世界を探求し、賢い投資判断の第一歩を踏み出しましょう!
JEPQとJEPIの組入銘柄比率:どんな会社に投資しているの?
まずは、JEPQとJEPIが実際にどんな会社の株に投資しているのか、その中身(ポートフォリオ)を見ていきましょう。ETFを選ぶ上で、組入銘柄を知ることはとても重要です。
JEPQ 上位10銘柄 (2025年4月時点)
企業名 | 比率 |
---|---|
APPLE INC | 7.63% |
MICROSOFT CORP | 6.55% |
NVIDIA CORP | 6.32% |
AMAZON.COM INC | 4.88% |
ALPHABET INC | 3.93% |
META PLATFORMS INC | 3.24% |
BROADCOM INC | 2.85% |
JPMORGAN US GOVT MMKT FUN | 2.50% |
NETFLIX INC | 2.47% |
TESLA INC | 2.10% |
その他 | 50.70% |
JEPI 上位10銘柄 (2025年4月時点)
企業名 | 比率 |
---|---|
PROGRESSIVE CORP/THE | 1.68% |
MASTERCARD INC | 1.66% |
VISA INC | 1.65% |
ABBVIE INC | 1.61% |
THE SOUTHERN COMPANY | 1.52% |
MCDONALD'S CORP | 1.45% |
TRANE TECHNOLOGIES PLC | 1.43% |
AMAZON.COM INC | 1.41% |
META PLATFORMS INC | 1.41% |
BRISTOL-MYERS SQUIBB CO | 1.41% |
その他 | 78.03% |
上位銘柄の傾向と特徴
- JEPQ: アップル、マイクロソフト、エヌビディアといった大型ハイテク株(グロース株)が上位を占めていますね。これは、JEPQがナスダック100指数に連動する銘柄を中心にポートフォリオを組んでいるためです。テクノロジー企業の成長を取り込みつつ、オプション取引(後述)で収益を上乗せする戦略です。
- JEPI: 一方、JEPIはプログレッシブ(保険)、マスターカード(決済)、アッヴィ(医薬品)など、より幅広い業種の銘柄が組み入れられています。特定の銘柄への集中度はJEPQより低く、S&P500種指数に近い、安定感のある企業(バリュー株)への分散投資を意識していることがうかがえます。
JEPQとJEPIのセクター比率:どんな業種に強いの?
次に、投資先の業種(セクター)の割合を見てみましょう。セクター比率を見ることで、そのETFがどのような市場環境で強みを発揮しやすいか、あるいは弱点となりやすいかを把握できます。
JEPQ セクター比率 (2025年4月時点)
セクター名 | 比率 |
---|---|
Technology | 50.33% |
Communication Services | 15.58% |
Consumer Cyclical | 13.63% |
Healthcare | 6.83% |
Consumer Defensive | 6.05% |
Industrials | 3.68% |
Utilities | 1.32% |
Basic Materials | 1.24% |
Financial Services | 0.68% |
Energy | 0.37% |
Real Estate | 0.29% |
JEPI セクター比率 (2025年4月時点)
セクター名 | 比率 |
---|---|
Technology | 19.71% |
Healthcare | 15.39% |
Industrials | 13.48% |
Financial Services | 11.51% |
Consumer Defensive | 10.74% |
Consumer Cyclical | 9.69% |
Utilities | 5.92% |
Communication Services | 4.75% |
Energy | 3.31% |
Real Estate | 3.26% |
Basic Materials | 2.25% |
セクター構成の特徴と値動き
- JEPQ: テクノロジーセクターが約半分を占める、非常に偏った構成です。これは、ナスダック100指数に連動する銘柄を中心にしているため当然の結果と言えます。テクノロジー株が好調な局面では大きな値上がりが期待できますが、逆にテクノロジー株が不調になると、ETF全体の価格も大きく下落するリスクがあります。金利上昇局面などではハイテク株は売られやすい傾向があります。
- JEPI: テクノロジー、ヘルスケア、一般消費財、金融など、様々なセクターにバランス良く分散されています。これにより、特定のセクターの不調がETF全体に与える影響を抑えやすくなります。景気変動の影響を受けにくいディフェンシブなセクター(ヘルスケア、生活必需品、公益事業など)の比率も比較的高いため、市場全体が不安定な局面でも相対的に安定した値動きが期待できます。ただし、市場全体が大きく上昇する局面では、JEPQほどの爆発力は期待しにくいかもしれません。
JEPQとJEPIの共通戦略:カバードコール戦略とは?
JEPQもJEPIも、高い分配金を生み出すために「カバードコール戦略」というオプション取引を一部活用しています。
簡単に言うと、保有している株式(または指数)を担保に、「将来、特定の価格で買う権利(コールオプション)」を売却する戦略です。この権利を売ることでプレミアム(オプション料)を受け取ることができ、これが高い分配金の原資の一部となります。
- メリット: 株価が横ばいか、緩やかに上昇する局面で収益を上乗せできる。
- デメリット: 株価が急騰した場合、その上昇分の利益を一部放棄することになる(権利行使されるため)。また、株価が急落した場合は、オプションプレミアム収入だけでは損失をカバーしきれない。
この戦略により、JEPQとJEPIは市場の上昇局面でのリターンは指数(ナスダック100やS&P500)に劣後する可能性がある一方、安定したインカム(分配金)を得やすいという特徴があります。
過去3年の株価チャートと分析
では、実際の株価はどのように推移してきたのでしょうか?過去3年間のチャートを見てみましょう。(JEPQの設定日が2022年5月のため、比較期間を合わせています)
過去3年の変動率
銘柄 | 2022/05/04 | 2023/01/03 | 2024/01/02 | 2025/01/02 | 2025/04/02 |
---|---|---|---|---|---|
JEPQ | 0.00% | -20.40% | -2.98% | 10.16% | 1.57% |
JEPI | 0.00% | -8.21% | -7.11% | -3.12% | -3.94% |
チャートから読み取れる情報と傾向
- JEPQ: 設定直後の2022年は、テクノロジー株の下落を受けて大きく値を下げました。しかし、2023年後半から2024年にかけては、ハイテク株の回復とともに株価も上昇傾向を見せています。値動きの幅(ボラティリティ)が大きいのが特徴です。
- JEPI: JEPQと比較すると、値動きは緩やかです。2022年の下落幅もJEPQより小さく抑えられています。分散投資とカバードコール戦略により、市場の下落局面での耐性がある程度示されていると言えるでしょう。ただし、上昇局面での勢いはJEPQに劣ります。
- 共通点: 両ETFとも、カバードコール戦略を採用しているため、原資産(ナスダック100やS&P500)が大きく上昇する局面では、その上昇分を完全には享受できない傾向があります。株価上昇益(キャピタルゲイン)よりも、安定した分配金(インカムゲイン)を重視する方向けのETFと言えます。
S&P500過去1年分チャートとの比較と分析
次に、市場の代表的な指数であるS&P500と比較して、JEPQとJEPIのパフォーマンスを見てみましょう。過去1年間のチャートです。
過去1年のパフォーマンス比較 (2025年4月2日時点)
銘柄 | 1年リターン |
---|---|
JEPQ | -3.33% |
JEPI | -0.16% |
^GSPC (S&P500) | 8.82% |
S&P500との比較から読み取れる情報と傾向
- 過去1年間で見ると、JEPQ、JEPIともにS&P500のパフォーマンスを下回っています。これは、カバードコール戦略が上昇相場での利益を限定するため、特にS&P500が好調だったこの期間においては差が出やすかったと考えられます。
- JEPQはS&P500よりも値動きが激しく、結果的にマイナスリターンとなっています。テクノロジー株への集中投資とカバードコール戦略の組み合わせが、この期間においては裏目に出た形です。
- 一方、JEPIはS&P500には劣るものの、JEPQよりは安定した値動きを見せ、リターンもほぼ横ばいを維持しています。分散投資と低ボラティリティ戦略が、市場の上昇には乗り遅れつつも、大きな下落を防ぐ効果を発揮したと言えそうです。
- 重要なのは、これらのETFは高い分配金(インカムゲイン)を目的としている点です。株価リターン(キャピタルゲイン)だけで比較すると見劣りしますが、分配金を含めたトータルリターンで評価する必要があります。
JEPQ・JEPIで配当金生活はできる?配当金の分析
JEPQ・JEPIの過去の配当金と増配率、その分析
まずは、過去の年間配当金の推移と増配率を見てみます。
過去の年間配当金と増配率
銘柄 | 年 | 分配金合計 | 増配率 |
---|---|---|---|
JEPQ | 2023 | $5.18 | - |
JEPQ | 2024 | $5.38 | 3.7% |
JEPQ | 2025 | $1.93 | 25.3% (※) |
JEPI | 2023 | $4.76 | - |
JEPI | 2024 | $4.25 | -10.8% |
JEPI | 2025 | $1.46 | 5.9% (※) |
※2025年の増配率は、4月までの実績を年率換算した場合の前年比(参考値) |
配当金推移の分析
- JEPQ、JEPIともに、非常に高い水準の分配金実績があります。これはカバードコール戦略によるプレミアム収入が大きく貢献しているためです。
- JEPQは設定からの期間は短いですが、2024年は前年比で増配、2025年も今のところ好調なペースです。これは、原資産であるナスダック100のボラティリティ(価格変動の大きさ)が高かった時期に、オプションプレミアム収入が増加した影響などが考えられます。
- 一方、JEPIは2024年に前年比で減配となりました。これは、市場のボラティリティ低下などにより、オプションプレミアム収入が減少した可能性が考えられます。
- 重要な注意点として、これらのETFの分配金は、原資産の配当金だけでなく、オプションプレミアム収入に大きく依存しています。そのため、市場のボラティリティや金利動向などによって、分配金額は月ごとに、また年ごとにも変動しやすいという特性があります。過去の実績が将来も続くとは限りません。
JEPQ・JEPIの配当金を前月比で比較
毎月分配型のETFとして、月ごとの分配金の変動も気になるところです。直近の前月比を見てみましょう。
配当金の前月比較 (2025年4月)
銘柄 | 年月 | 分配金 | 前月比 |
---|---|---|---|
JEPQ | 2025-03 | $0.48 | - |
JEPQ | 2025-04 | $0.54 | 12.1% |
JEPI | 2025-03 | $0.33 | - |
JEPI | 2025-04 | $0.41 | 24.5% |
前月比の分析
- 2025年4月の分配金は、JEPQ、JEPIともに前月(3月)と比較して増加しました。特にJEPIは20%以上の大幅な増加となっています。
- このように、月ごとの分配金額は変動することが一般的です。これは、カバードコール戦略で得られるプレミアム収入が、その時々の市場のボラティリティ(変動性)に影響されるためです。
- 毎月安定した同額の分配金がもらえるわけではない点は、投資前に理解しておく必要があります。
JEPQ・JEPIの配当金を前年同月比で比較
より長期的な傾向を見るために、前年の同じ月と比較してみましょう。
配当金の前年同月比較 (2025年4月 vs 2024年4月)
銘柄 | 年月 | 分配金 | 前年同月比 |
---|---|---|---|
JEPQ | 2025-04 | $0.54 | 26.5% |
JEPQ | 2024-04 | $0.43 | - |
JEPI | 2025-04 | $0.41 | 18.2% |
JEPI | 2024-04 | $0.35 | - |
前年同月比の分析
- 2025年4月の分配金は、JEPQ、JEPIともに前年の同じ月と比較して、それぞれ26.5%、18.2%と大幅に増加しています。
- これは、足元の市場環境(ボラティリティなど)が、オプションプレミアム収入を得やすい状況であった可能性を示唆しています。
- ただし、これもあくまで一時点での比較であり、常に前年同月を上回る保証はありません。年間トータルでの増配・減配傾向と合わせて見ていくことが大切です。
JEPQ・JEPIの配当金利回りの推移
投資額に対してどれくらいの配当金が得られるかを示す「配当金利回り」の推移も見てみましょう。
配当金利回りの分析
- JEPQ、JEPIともに、一貫して非常に高い配当利回りを維持しています。グラフからも分かる通り、市場平均(例えばS&P500の配当利回りは通常1%台)を大きく上回っています。
- 直近(2025年4月時点)では、JEPQが約11%前後、JEPIが約7%〜8%前後の高い利回りとなっています。(※利回りは過去12ヶ月の分配金実績と現在の株価から算出されるため、常に変動します)
- これほど高い利回りが実現できるのは、カバードコール戦略によるオプションプレミアム収入が大きいからです。
- ただし、注意点として、配当利回りは「過去の配当金 ÷ 現在の株価」で計算されるため、株価が下落すれば利回りは上昇し、株価が上昇すれば利回りは低下します。また、将来の配当金額が保証されているわけではありません。
- 高利回りには、株価上昇の機会を一部逃すリスクや、分配金が安定しないリスクが伴うことを理解しておくことが重要です。
過去JEPQ・JEPIに投資していた場合のYOCシミュレーション
もし過去にJEPQやJEPIに投資していたら、現在の配当利回り(Yield on Cost, YOC)はどうなっていたでしょうか? YOCとは、あなたが最初に投資した金額(取得コスト)に対する現在の年間配当金の割合を示す指標です。
過去の購入時点別YOC (2025年4月時点)
銘柄 | 購入年 (年末) | YOC |
---|---|---|
JEPQ | 2022年 | 14.14% |
JEPQ | 2023年 | 11.55% |
JEPQ | 2024年 | 10.23% |
JEPQ | 現在 (2025/4) | 11.11% |
JEPI | 2022年 | 7.95% |
JEPI | 2023年 | 7.88% |
JEPI | 2024年 | 7.53% |
JEPI | 現在 (2025/4) | 7.60% |
YOCシミュレーションの解説
YOC(Yield on Cost)は、「現在の年間配当金 ÷ 自分の取得単価」で計算されます。株価が上昇し、さらに増配もあれば、YOCはどんどん上がっていきます。
- 例えば、もしあなたがJEPQを設定当初(2022年末の株価)で購入していた場合、現在の年間配当金を受け取ると、投資元本に対して約14.14%もの利回りになっている計算です。これは驚異的な数値ですね!
- JEPIの場合も、過去のどのタイミングで購入していても、7%台後半の高いYOCとなっています。
- JEPQのYOCが低下傾向にあるのは、設定当初に比べて株価が上昇した(取得単価が上がった)ことが主な要因と考えられます。JEPIのYOCが横ばいなのは、株価の変動が比較的小さく、配当金の変動も相殺されているためと考えられます。
- ただし、これはあくまで過去のデータに基づいたシミュレーションです。将来の株価や配当金がどうなるかは誰にも分かりません。YOCは変動する可能性があることを念頭に置きましょう。
JEPQ・JEPIの将来のYOC予想シミュレーション
では、仮に現在の株価上昇率や配当利回りの傾向が続いた場合、将来のYOCはどうなるでしょうか? 過去3年間のデータをもとに、10年後までのYOCをシミュレーションしてみましょう。
将来YOC予想 (今後10年間)
銘柄 | 2025年 | 2026年 | 2027年 | 2028年 | 2029年 | 2030年 | 2031年 | 2032年 | 2033年 | 2034年 | 2035年 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
JEPQ | 11.11% | 11.17% | 11.23% | 11.29% | 11.35% | 11.41% | 11.47% | 11.53% | 11.59% | 11.66% | 11.72% |
JEPI | 7.60% | 7.50% | 7.39% | 7.29% | 7.19% | 7.09% | 7.00% | 6.90% | 6.81% | 6.71% | 6.62% |
将来YOCシミュレーションの解説
過去3年の株価成長率と配当利回りの傾向をもとに将来のYOCを予測すると、以下のようになります。
- JEPQ: 現在の株価と配当利回りの傾向が続けば、100万円投資した場合、初年度の配当金(税引前)は約11.1万円。シミュレーション上では、株価の緩やかな上昇と配当維持により、10年後のYOCは約11.72%までわずかに上昇する可能性があります。
- JEPI: 同様に100万円投資した場合、初年度の配当金(税引前)は約7.6万円。シミュレーション上では、株価の安定性と配当の微減傾向から、10年後のYOCは約6.62%まで緩やかに低下する可能性があります。
しかし、これはあくまで過去の成長率が継続した場合のシミュレーションであり、将来の配当金の支払いや成長を保証するものではないため注意が必要です。
JEPQ・JEPIで配当金生活をするには?〇〇の配当金受取シミュレーション
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配当金生活をするには?配当金による不労所得でFIREはできる?
毎月の配当受取目標と必要な投資額のシミュレーション ※日次更新
(毎月10万円配当を受け取るために必要な投資額)
銘柄 | 株価 | 配当利回り | 月間配当目標 | 必要投資額 | 必要投資額 (課税考慮) |
必要株数 |
---|---|---|---|---|---|---|
JEPQ | $49.35 (¥7,210) |
11.69% | ¥10,000 | ¥1,026,833 | ¥1,431,794 | 199株 |
¥30,000 | ¥3,080,498 | ¥4,295,382 | 596株 | |||
¥50,000 | ¥5,134,163 | ¥7,158,970 | 993株 | |||
¥100,000 | ¥10,268,325 | ¥14,317,940 | 1,986株 | |||
JEPI | $55.21 (¥8,066) |
7.84% | ¥10,000 | ¥1,529,645 | ¥2,132,906 | 265株 |
¥30,000 | ¥4,588,936 | ¥6,398,717 | 794株 | |||
¥50,000 | ¥7,648,227 | ¥10,664,529 | 1,323株 | |||
¥100,000 | ¥15,296,454 | ¥21,329,058 | 2,645株 |
為替レート: 146.10円/ドル
JEPQ・JEPIの権利落ち日、配当情報
JEPQとJEPIは毎月分配型ETFです。最新の権利落ち日や配当金の情報はこちらで確認できます。
JEPQの配当情報
権利落ち日 | 現地配当支払日 | 配当額 |
---|---|---|
2025-04-01 | 2025-04-03 | 0.54 |
2025-03-03 | 2025-03-05 | 0.48 |
2025-02-03 | 2025-02-05 | 0.45 |
2024-12-31 | 2025-01-03 | 0.46 |
2024-12-02 | 2024-12-04 | 0.51 |
2024-11-01 | 2024-11-05 | 0.49 |
2024-10-01 | 2024-10-03 | 0.55 |
2024-09-03 | 2024-09-05 | 0.56 |
2024-08-01 | 2024-08-05 | 0.43 |
2024-07-01 | 2024-07-03 | 0.42 |
2024-06-03 | 2024-06-05 | 0.45 |
2024-05-01 | 2024-05-06 | 0.43 |
JEPIの配当情報
権利落ち日 | 現地配当支払日 | 配当額 |
---|---|---|
2025-04-01 | 2025-04-03 | 0.41 |
2025-03-03 | 2025-03-05 | 0.33 |
2025-02-03 | 2025-02-05 | 0.33 |
2024-12-31 | 2025-01-03 | 0.39 |
2024-12-02 | 2024-12-04 | 0.40 |
2024-11-01 | 2024-11-05 | 0.38 |
2024-10-01 | 2024-10-03 | 0.39 |
2024-09-03 | 2024-09-05 | 0.40 |
2024-08-01 | 2024-08-05 | 0.29 |
2024-07-01 | 2024-07-03 | 0.33 |
2024-06-03 | 2024-06-05 | 0.36 |
2024-05-01 | 2024-05-06 | 0.33 |
JEPQ・JEPIへ過去に投資していた場合の年率(CAGR)トータルリターン
銘柄 | 期間 | リターン |
---|---|---|
JEPQ | 1年リターン | 7.5% |
JEPI | 1年リターン | 7.6% |
次に、過去に投資していた場合の年率(CAGR)トータルリターンを見てみましょう。CAGRは、投資期間中の平均的な年間リターンを示す指標で、複利効果を考慮しています。
- グラフを見ると、直近1年間の年率リターンは、JEPQが7.5%、JEPIが7.6%と、どちらも高いパフォーマンスを示しています。これは、株価の回復と高い分配金によるものです。
- しかし、JEPQの設定来(Since Inception)の年率リターンは、まだマイナス圏にあります。これは、設定初期の株価下落の影響が大きいためです。
- JEPIは、設定来でもプラスの年率リターンを維持しており、より長期で安定したパフォーマンスを示唆しています。
- 年率リターンは、投資を開始した時期によって大きく変動します。特にJEPQのような変動の大きいETFでは、高値掴みをしてしまうと、年率リターンが大きく悪化する可能性がある点に注意が必要です。
JEPQ・JEPIへ3年前に100万円一括投資していた場合のシミュレーション
銘柄 | 年 | 評価額(万円) | 配当額(万円) | 評価額+配当累計額(万円) | 配当再投資評価額(万円) |
---|---|---|---|---|---|
JEPQ | 2023 | 122.4 | 12.7 | 135.1 | 135.1 |
2024 | 138.2 | 13.2 | 164.1 | 167.1 | |
2025 | 127.2 | 4.7 | 157.8 | 159.5 | |
JEPI | 2023 | 100.9 | 8.7 | 109.6 | 109.6 |
2024 | 105.6 | 7.8 | 122.1 | 123.2 | |
2025 | 104.6 | 2.7 | 123.8 | 125.2 |
※2025年は4月までのデータ
もし3年前(JEPQの設定時期に合わせて約3年前)にJEPQとJEPIにそれぞれ100万円を一括投資していたら、資産はどのように成長したでしょうか?
- JEPQに投資した場合、2025年4月時点で評価額は約127.2万円、受け取った配当金の累計は約30.6万円(12.7+13.2+4.7)、合計で約157.8万円になっていました。
- さらに、配当金を再投資していた場合は、約159.5万円と、さらに資産が増えています。これは、配当金がさらなる配当金を生む「複利効果」によるものです。
- JEPIに投資した場合、評価額は約104.6万円、配当金の累計は約19.2万円(8.7+7.8+2.7)、合計で約123.8万円です。
- 配当再投資をしていた場合は、約125.2万円と、こちらも着実に資産が増えています。
- JEPQの方がトータルリターンは大きいですが、評価額の変動も激しいことがわかります。一方、JEPIは評価額の伸びは小さいものの、安定した配当により着実に資産を積み上げています。
JEPQ・JEPIへ3年前から100万円分を毎月積立投資していた場合のシミュレーション
銘柄 | 年 | 評価額(万円) | 配当額(万円) | 評価額+配当累計額(万円) | 配当再投資評価額(万円) |
---|---|---|---|---|---|
JEPQ (積立) | 2022 | 3.4 | 0.0 | 3.4 | 3.4 |
2023 | 48.4 | 2.6 | 50.9 | 51.0 | |
2024 | 97.6 | 7.8 | 108.0 | 108.7 | |
JEPI (積立) | 2022 | 3.4 | 0.0 | 3.4 | 3.4 |
2023 | 45.1 | 1.9 | 47.0 | 47.0 | |
2024 | 88.4 | 5.2 | 95.5 | 95.6 |
※積立期間は約2年(2022年5月~2024年末)、投資元本合計は約100万円と仮定。2024年末時点のデータ。
次に、3年前から毎月一定額(合計で約100万円になるように)を積立投資していた場合のシミュレーションを見てみましょう。グラフの半透明の線は、比較のための一括投資のシミュレーション結果です。
- JEPQへ積立投資し、配当金を再投資した場合、2024年末時点で評価額は約97.6万円、配当金の累計は約10.4万円(2.6+7.8)、合計で約108.0万円、配当再投資評価額は約108.7万円になっていました。
- JEPIへ同様に積立投資した場合、評価額は約88.4万円、配当金の累計は約7.1万円(1.9+5.2)、合計で約95.5万円、配当再投資評価額は約95.6万円でした。
- 積立投資は、購入単価を平準化する効果(ドルコスト平均法)があり、特にJEPQのように値動きの大きい銘柄に対しては、高値掴みのリスクを抑えるのに有効です。
- グラフを見ると、一括投資(半透明線)の方が最終的なリターンは大きくなっていますが、これはシミュレーション期間の後半が上昇相場だったためです。下落相場から始まる場合は、積立投資の方が有利になることもあります。
- 配当再投資の効果は、積立投資でも同様に重要であることがわかります。
JEPQ・JEPIの将来の株価成長シミュレーション
銘柄 | 2025 | 2026 | 2027 | 2028 | 2029 | 2030 | 2031 | 2032 | 2033 | 2034 | 2035 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
JEPQ | 100.0 | 100.5 | 101.1 | 101.6 | 102.2 | 102.7 | 103.3 | 103.8 | 104.4 | 104.9 | 105.5 |
JEPI | 100.0 | 98.6 | 97.3 | 95.9 | 94.6 | 93.3 | 92.0 | 90.8 | 89.5 | 88.3 | 87.1 |
※2025年を100とした場合の指数
過去の株価成長率をもとに、将来の株価がどのように推移するかをシミュレーションしてみましょう。これは、あくまで過去の傾向が将来も続くと仮定した場合の試算です。
- シミュレーション結果を見ると、JEPQは、現在の株価成長率が維持された場合、10年後には株価が約5.5%上昇する可能性が示唆されています。もし現在100万円投資した場合、10年後には評価額が約105.5万円になる計算です(配当金は含まず)。
- 一方、JEPIは、過去の傾向が続くと、10年後には株価が約12.9%下落する可能性が示唆されています。100万円投資した場合、評価額は約87.1万円になる計算です(配当金は含まず)。
- これは、JEPQが連動を目指すナスダック100指数の成長性が比較的高く評価されている一方、JEPIが採用する低ボラティリティ戦略やカバードコール戦略が株価上昇を抑制する可能性があることを反映していると考えられます。
- ただし、これらのETFの価値は株価だけでなく、高い分配金にもあります。株価シミュレーションはあくまで参考情報の一つとして捉えましょう。
しかし、これはあくまで過去の成長率が継続した場合のシミュレーションであり、期待のしすぎは禁物です。過去の成長傾向として参考にしておきましょう。
JEPQ・JEPIのリスクファクター分析
項目 | 説明 | 値(JEPQ) | 評価(JEPQ) | 値(JEPI) | 評価(JEPI) |
---|---|---|---|---|---|
ベータ | 市場全体の動きに対する感応度 (1が市場平均) | 0.86 | 市場平均よりやや変動が小さい | 0.57 | 市場平均よりかなり変動が小さい |
52週ボラティリティ | 過去1年間の価格変動の大きさ | 15.70% | 比較的変動が大きい | 9.25% | 変動が小さい |
シャープレシオ | リスクあたりのリターン (高いほど効率的) | 0.44 | リスクの割にリターンは高くない | 0.64 | JEPQより効率的にリターンを獲得 |
トータルリターン(1年) | 過去1年間のトータルリターン | 7.50% | 良好なリターン | 7.60% | 良好なリターン |
最大ドローダウン | 過去最大の値下がり幅 | -19.34% | 約2割の下落リスク | -20.01% | 約2割の下落リスク |
JEPQとJEPIのリスクについて、いくつかの指標を用いて分析してみましょう。
- ベータ値: 市場全体(例:S&P500)が1%動いたときに、その銘柄が何%動くかを示す指標です。1より小さいと市場平均より変動が小さいことを意味します。
- JEPIのベータ値は0.57と非常に低く、市場全体の値動きの影響を受けにくい安定した性質を示しています。
- JEPQのベータ値は0.86で、JEPIよりは市場に近い動きをしますが、それでも市場平均よりはややマイルドです。
- 52週ボラティリティ: 過去1年間の株価の変動の激しさを表します。数値が大きいほど、価格変動リスクが高いと言えます。
- JEPQのボラティリティは15.70%と、JEPIの9.25%と比べてかなり高いです。これは、JEPQがナスダック連動でハイテク株比率が高いことなどが影響しています。
- シャープレシオ: リスク(標準偏差)1単位あたり、どれだけのリターン(リスクフリーレート超)を得られたかを示す指標です。高いほど、効率よくリターンを上げていると言えます。
- JEPIのシャープレシオ(0.64)はJEPQ(0.44)よりも高く、よりリスクに見合ったリターンを効率的に獲得していることを示唆しています。
- 最大ドローダウン: 過去のある高値から、その後の安値までの最大下落率です。
- 両ETFとも、過去に約-20%という大きな下落を経験しています。高配当ETFといえども、相応の下落リスクは覚悟しておく必要があります。
これらの指標から、JEPIは安定性重視、JEPQはややリスクを取ってリターンを狙う特性があることが改めて確認できます。
JEPQ・JEPIの動向と投資戦略
これまでの分析を踏まえ、JEPQとJEPIへの投資戦略について考えてみましょう。
- JEPQ:
- 特徴: ナスダック100連動+カバードコール。非常に高い分配金利回りが魅力。ただし、株価変動リスク(ボラティリティ)は高い。ハイテク株の動向に影響を受けやすい。
- 投資戦略:
- 毎月のインカム収入を最大化したい投資家向け。
- ハイテク株の将来的な成長にも期待しつつ、オプションプレミアムで収益を上乗せしたい場合。
- 株価の変動リスクを許容できる必要がある。
- ポートフォリオの一部として、高インカム狙いのスパイス的に組み入れる。
- 積立投資で時間分散を図り、高値掴みのリスクを軽減するのも有効。
- JEPI:
- 特徴: S&P500に近い分散ポートフォリオ+カバードコール。JEPQより安定した値動きと、依然として高い分配金利回りを両立。
- 投資戦略:
- 安定的なインカム収入を重視しつつ、株価の大きな変動は避けたい投資家向け。
- 市場全体が不安定な局面でも、比較的安心して保有したい場合。
- ポートフォリオのコア部分として、安定したキャッシュフローを生み出す役割を期待する。
- 退職後の生活資金など、定期的な収入源として活用したい場合。
選択のポイント:
- リスク許容度: JEPQはハイリスク・ハイリターン(インカム)、JEPIはミドルリスク・ミドルリターン(インカム)の傾向。ご自身のリスク許容度に合わせて選びましょう。
- 重視するもの: インカムの最大化を最優先するならJEPQ、安定性とのバランスを重視するならJEPIが候補になります。
- 組み合わせ: 両方を保有し、それぞれのメリットを活かす分散投資も有効な戦略です。例えば、安定性のJEPIをコアに、インカム向上のためにJEPQをサテライト的に加える、といった組み合わせが考えられます。
まとめ:JEPQ・JEPIへの投資判断のポイント
JEPQとJEPIは、どちらもカバードコール戦略を活用することで高い分配金利回りを提供する魅力的なETFです。
JEPQはナスダック100に連動する銘柄を中心に構成され、より高い分配金ポテンシャルを持ちますが、その分株価変動リスクも大きいという特徴があります。ハイテク株の成長を取り込みつつ、積極的なインカムゲインを狙いたい投資家に向いています。
一方、JEPIはS&P500に近い、より分散されたポートフォリオを持ち、値動きの安定性が魅力です。JEPQほどではないものの、依然として高い分配金を提供し、安定したキャッシュフローを重視する投資家や、リスクを抑えたい投資家により適していると言えるでしょう。
どちらのETFも、カバードコール戦略の特性上、市場の急上昇局面では指数に劣後する可能性があること、そして分配金額は変動する可能性があることを理解しておく必要があります。
最終的な投資判断は、ご自身の投資目標、期間、リスク許容度、そしてポートフォリオ全体とのバランスを考慮して、慎重に行うようにしてください。この記事が、あなたの投資判断の一助となれば幸いです。
JEPQ_JEPIの投資判断で重要なポイント
JEPQの投資判断で重要なポイントと総合評価:
配当利回り:約11%前後と極めて高い水準。インカム重視なら最有力候補。
安定性:ナスダック100連動のためボラティリティが高く、価格変動リスクは比較的大きい。
成長性:ナスダック100の成長性は高いが、カバードコール戦略により株価上昇の恩恵は限定的。
リスク:価格変動リスク、ハイテク株への集中リスク、分配金変動リスクが高い。
分散投資:テクノロジーセクターへの比重が極めて高く、分散効果は限定的。
適した投資家:分配金利回りを最優先し、高い価格変動リスクを許容できる、ハイテク株の将来性に期待する投資家。ポートフォリオのスパイス的な役割にも。
JEPIの投資判断で重要なポイントと総合評価:
配当利回り:約7-8%前後と高い水準。JEPQには劣るが十分魅力的。
安定性:S&P500に近い分散と低ボラティリティ戦略により、比較的安定した値動きが期待できる。
成長性:安定性重視のため、株価の大きな上昇は期待しにくい。カバードコール戦略も成長を抑制。
リスク:市場リスクはあるものの、JEPQと比較して価格変動リスクや集中リスクは低い。
分散投資:多様なセクターに分散されており、リスク分散効果が高い。
適した投資家:高い分配金と値動きの安定性のバランスを求める投資家。ポートフォリオのコアとして安定したインカムを得たい長期投資家、退職後の収入源を探している方。
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