【JEPQ・QYLD】NASDAQ100 高配当ETF比較!配当金生活は実現できる?リスク・リターン・配当シミュレーションで将来性を分析!

【JEPQ・QYLD】 NASDAQ100 高配当ETF比較! 配当金生活は実現できる? 配当/リスク/リターン 将来性を徹底解説!
ねこ

皆さん、こんにちは!
今回は、高配当ETFとして注目を集めている「JEPQ」と「QYLD」について、徹底的に比較・分析していきたいと思います!

過去のデータやシミュレーションを元に詳細に分析を行い、下記観点でまとめています。
・セクター比率
・構成銘柄比率
・過去の株価推移
・S&P500との比較
・配当/利回り/増配率/過去と将来のYOCシミュレーション
・月10万円配当受取に必要な投資額
・トータルリターン(累積・年率)/リスク分析
・過去投資をしていた場合のシミュレーション(積立/一括)

JEPQとQYLDの魅力とリスクを一緒に探求し、あなたの投資戦略に最適なETFを見つけていきましょう!

目次

JEPQ・QYLDとは?

銘柄の基本情報概要

項目JEPQQYLD
銘柄名JPMorgan Nasdaq Equity Premium Income ETFGlobal X NASDAQ 100 Covered Call ETF
ティッカーシンボルJEPQQYLD
運用会社J.P. MorganGlobal X
配当利回り(2024)約9%約11%
経費率0.35%0.61%
設定日2022-05-042013-12-12
運用資産額210.86億ドル86.37億ドル
ベンチマークNasdaq-100 Index®CBOE NASDAQ-100® BuyWrite Index
特徴高配当超高配当

ベンチマーク

  • JEPQのベンチマークはNasdaq-100 Index®です。この指数は、NASDAQに上場している時価総額上位100銘柄(金融銘柄を除く)で構成されています。
  • QYLDのベンチマークはCBOE NASDAQ-100® BuyWrite Indexです。この指数は、NASDAQ-100指数の株式を保有し、同時にNASDAQ-100指数のコールオプションを売却するカバードコール戦略のパフォーマンスを測定するものです。

JEPQは、J.P. Morganが運用するETFで、主にNasdaq-100指数に含まれる株式に投資し、さらに株式連動債(ELN)を通じてコールオプションを売却することで、インカムゲインの獲得を目指しています。

QYLDは、Global Xが運用するETFで、Nasdaq-100指数の株式を保有し、同時にNasdaq-100指数のコールオプションを売却するカバードコール戦略を採用しています。この戦略により、高いインカムゲイン を目指しています。

組入銘柄比率

JEPQとQYLDの組入銘柄比率
銘柄名JEPQQYLD
APPLE INC8.15%9.39%
NVIDIA CORP7.33%8.15%
MICROSOFT CORP6.74%7.78%
AMAZON.COM INC5.14%5.72%
ALPHABET INC4.40%-
BROADCOM INC3.56%4.54%
TESLA INC3.07%3.80%
META PLATFORMS INC3.02%3.18%
NETFLIX INC2.20%2.33%
NDX_172.12%-
その他45.19%40.36%

JEPQQYLDはどちらも、AppleNVIDIAMicrosoftAmazon などの大型ハイテク株 の比率が高いことが特徴です。これらの企業は、いずれも世界的なテクノロジー企業であり、高い成長性と収益性を誇っています。

  • Appleは、iPhone、iPad、Macなどの製品で知られる世界最大のテクノロジー企業です。
  • NVIDIAは、GPU(グラフィックス プロセッシング ユニット)の設計・開発で知られる半導体企業です。
  • Microsoftは、WindowsオペレーティングシステムやOfficeスイートなどのソフトウェアで知られる世界最大のソフトウェア企業です。
  • Amazonは、世界最大のオンライン小売業者であり、クラウドコンピューティングサービス(AWS)も提供しています。

両ETFは、これらの大型ハイテク株を中心に、テクノロジーセクターに重点を置いて投資しています。

セクター比率

JEPQとQYLDのセクター比率
セクター名JEPQQYLD
Technology50.33%51.41%
Communication Services15.58%15.71%
Consumer Cyclical13.63%12.69%
Healthcare6.83%6.35%
Consumer Defensive6.05%6.40%
Industrials3.68%3.42%
Utilities1.32%1.32%
Basic Materials1.24%1.54%
Financial Services0.68%0.51%
Energy0.37%0.45%
Real Estate0.29%0.21%

JEPQQYLDは、どちらもテクノロジーセクター の比率が最も高く、次いで通信サービス一般消費財 となっています。この構成は、両ETFが成長性の高いセクターに重点を置いていることを示しています。

テクノロジーセクターは、金利上昇局面では株価が下落しやすい傾向 がありますが、長期的には高い成長が期待できるセクターです。一方、一般消費財は、景気動向に左右されやすいセクターです。

過去2年の株価チャートと分析

JEPQとQYLDの過去2年の株価チャート

優れている点
JEPQは設定来、QYLDを上回るパフォーマンスを示している
JEPQは2024年に入ってから株価が上昇傾向にある

気になる点
QYLDは2022年以降、株価が下落傾向にある
両ETFとも、2023年1月には大きく株価が下落している

JEPQQYLD
2022/05/040.00%0.00%
2023/01/03-20.40%-21.52%
2024/01/02-2.98%-14.75%
2024/12/2713.02%-7.37%

JEPQは設定されてから日が浅いため、まだ十分なデータがありませんが、2024年に入ってから株価が上昇傾向にあります。一方、QYLDは2022年以降、株価が下落傾向にあります。

両ETFとも、2023年1月には大きく株価が下落していますが、これは世界的な金利上昇の影響を受けたものと考えられます。

S&P500過去1年分チャートとの比較と分析

JEPQとQYLDの過去1年間のS&P500との比較チャート

優れている点
JEPQは、2024年12月にかけてS&P500に迫るパフォーマンスを示している

気になる点
QYLDは、過去1年間でS&P500を大きく下回るパフォーマンスとなっている
JEPQ, QYLDともに5月にパフォーマンスが低下している

JEPQQYLDS&P 500
2024/02/013.87%2.84%3.44%
2024/03/017.44%4.00%8.31%
2024/04/018.80%4.12%10.56%
2024/05/013.53%0.93%5.81%
2024/06/038.49%1.80%11.40%
2024/07/0111.38%3.08%15.44%
2024/08/015.41%0.12%14.84%
2024/09/035.75%1.97%16.57%
2024/10/018.84%4.06%20.37%
2024/11/019.82%4.82%20.79%
2024/12/0214.93%5.92%27.50%
2024/12/2716.48%8.65%25.89%

過去1年間のパフォーマンスを比較すると、JEPQはS&P500に迫るパフォーマンスを示しています。一方、QYLDはS&P500を大きく下回る パフォーマンスとなっています。

特に、2024年5月以降、JEPQとQYLDはS&P500との差が広がっています。これは、JEPQとQYLDが投資しているテクノロジーセクターが、金利上昇の影響を受けやすいためと考えられます。

JEPQ・QYLDで配当金生活はできる?配当金の分析

JEPQ・QYLDの過去の配当金と増配率、その分析

JEPQとQYLDの過去の配当金と増配率

優れている点
JEPQ, QYLDともに、2024年の分配金は前年比で増加している

気になる点
JEPQは設定日が浅く、長期的な配当実績が不明

銘柄2023年2024年増配率
JEPQ5.005.448.8%
QYLD2.042.2811.5%

JEPQは設定日が浅いため、まだ十分なデータがありません。QYLDの2024年の分配金は、前年比で増加しています。

JEPQ・QYLDの配当金利回りの推移

JEPQとQYLDの配当金利回りの推移

優れている点
JEPQ、QYLDともに、過去1年間で9%を超える非常に高い配当利回り を維持している

気になる点
JEPQは2024年12月にかけて配当利回りが低下傾向にある

JEPQQYLDは、どちらも非常に高い配当利回り を誇ります。過去1年間では、JEPQとQYLDともに9%を超える高い配当利回りを維持しています。ただし、JEPQは2024年12月にかけて配当利回りが低下傾向にあります。これは、株価の上昇に伴い、相対的に配当利回りが低下したためと考えられます。

過去JEPQ・QYLDに投資していた場合のYOCシミュレーション

過去JEPQとQYLDに投資していた場合のYOCシミュレーション
JEPQQYLD
2022-1213.1913.23
2023-1210.7812.14
2024-129.3211.24

優れている点
JEPQ、QYLDともに、過去に投資していた場合のYOCは高い水準 で推移している

気になる点
JEPQは過去投資していた場合のYOCが低下傾向にある

YOC(Yield on Cost)とは、投資元本に対する配当利回りのことです。過去にJEPQQYLDに投資していた場合、いずれも高いYOC となっています。例えば、2022年12月にJEPQに投資していた場合、2024年12月時点のYOCは13.19%となっています。これは、100万円投資していた場合、年間約13万円の配当金を受け取ることができる計算になります。
配当利回りはQYLDのほうが高いですが、JEPQは株価上昇の恩恵を受け、2年前に投資していた場合にQYLDとほぼ同等のYOCとなっていた事がわかります。

JEPQ・QYLDの将来のYOC予想シミュレーション

JEPQとQYLDの将来のYOC予想シミュレーション
JEPQQYLD
20249.3211.24
20259.7610.92
202610.2210.61
202710.7010.31
202811.2110.01
202911.749.73
203012.299.45
203112.879.18
203213.488.92
203314.128.67
203414.798.42

優れている点
JEPQは、将来のYOCが上昇傾向 にあると予想される

気になる点
QYLDは、将来のYOCが低下傾向 にあると予想される

過去の株価成長率をもとに将来のYOC予想シミュレーションを行ってみると、JEPQは現在の株価と配当利回りが維持された場合、100万円投資すると初年度の配当金は約9.32万円となり、10年後には約14.79万円まで上昇すると予想されます。
一方、QYLDは現在の株価と配当利回りが維持された場合、100万円投資すると初年度の配当金は約11.24万円となり、10年後は約8.42万円まで低下すると予想されます。
しかし、これはあくまで過去の成長率が継続した場合のシミュレーションであり、将来の配当金の支払いや成長を保証するものではないため注意が必要です。

JEPQ・QYLDで配当金生活をするには?JEPQ・QYLDの配当金受取シミュレーション

配当金生活をするには?配当金による不労所得でFIREはできる?
毎月の配当受取目標と必要な投資額のシミュレーション ※日次更新
(毎月10万円配当を受け取るために必要な投資額)

銘柄 株価 配当利回り 月間配当目標 必要投資額 必要投資額
(課税考慮)
必要株数
JEPQ $55.98
(¥8,826)
8.82%¥10,000 ¥1,361,219 ¥1,898,055 216株
¥30,000 ¥4,083,656 ¥5,694,165 646株
¥50,000 ¥6,806,093 ¥9,490,275 1,076株
¥100,000 ¥13,612,186 ¥18,980,549 2,151株
QYLD $18.21
(¥2,871)
12.86%¥10,000 ¥932,975 ¥1,300,921 454株
¥30,000 ¥2,798,924 ¥3,902,762 1,360株
¥50,000 ¥4,664,874 ¥6,504,603 2,266株
¥100,000 ¥9,329,747 ¥13,009,206 4,532株

為替レート: 157.66円/ドル

JEPQ・QYLDの権利落ち日、配当情報

JEPQの配当情報
権利付最終日権利落ち日現地配当支払日配当額
2024-12-302024-12-312025-01-030.46
2024-12-012024-12-022024-12-040.51
2024-10-312024-11-012024-11-050.49
2024-09-302024-10-012024-10-030.55
2024-09-022024-09-032024-09-050.56
2024-07-312024-08-012024-08-050.43
2024-06-302024-07-012024-07-030.42
2024-06-022024-06-032024-06-050.45
2024-04-302024-05-012024-05-060.43
2024-03-312024-04-012024-04-040.43
2024-02-292024-03-012024-03-060.38
2024-01-312024-02-012024-02-060.34
QYLDの配当情報
権利付最終日権利落ち日現地配当支払日配当額
2024-12-292024-12-302025-01-070.34
2024-11-172024-11-182024-11-250.18
2024-10-202024-10-212024-10-280.18
2024-09-222024-09-232024-09-300.18
2024-08-182024-08-192024-08-260.18
2024-07-212024-07-222024-07-290.18
2024-06-232024-06-242024-07-010.17
2024-05-192024-05-202024-05-290.16
2024-04-212024-04-222024-04-300.17
2024-03-172024-03-182024-03-260.18
2024-02-282024-02-292024-03-140.06
2024-02-192024-02-202024-02-280.18
2024-01-212024-01-222024-01-300.18

JEPQ・QYLDの過去の累積トータルリターン

JEPQとQYLDの過去の累積トータルリターン

優れている点
JEPQは設定日が浅いものの、1年累積トータルリターンでQYLDを上回っている

気になる点
QYLDは長期の累積トータルリターンが低迷している。

JEPQとQYLDの過去の累積トータルリターンを比較すると、JEPQは1年で27.9%、2年で24.2%と高いリターンを上げています。一方、QYLDは1年で21.5%のリターンを上げているものの、2年で-12.0%、5年で-20.5%、10年で-26.3%と長期では低迷しています。JEPQは設定日が浅いため長期データがありませんが、短期ではQYLDを上回るパフォーマンスを示しています。

JEPQ・QYLDへ3年前に100万円一括投資していた場合のシミュレーション

JEPQとQYLDへ3年前に100万円一括投資していた場合のシミュレーション
銘柄評価額(万円)配当額(万円)評価額+配当累計額(万円)配当再投資評価額(万円)
JEPQ2023年122.412.3134.6134.6
2024年138.213.3163.8166.7
QYLD2023年109.012.8121.8121.8
2024年114.514.3141.7144.0

優れている点
JEPQは、2年間で評価額が38.2万円増加し、配当再投資評価額も66.7万円増加している。

気になる点
QYLDは、2年間での評価額の増加が14.5万円にとどまり、JEPQと比較してパフォーマンスが劣る。

2年前にJEPQとQYLDにそれぞれ100万円投資していた場合、2024年時点での評価額はJEPQが138.2万円、QYLDが114.5万円となっています。また、配当金を再投資した場合の評価額は、JEPQが166.7万円、QYLDが144.0万円となっています。この結果から、JEPQはQYLDに比べて高いリターンを上げていることがわかります。特に、JEPQは配当再投資による効果が大きく、評価額の増加に寄与しています。

JEPQ・QYLDへ3年前から100万円分積立投資していた場合のシミュレーション

JEPQとQYLDへ3年前から毎月積立投資していた場合のシミュレーション
銘柄評価額(万円)配当額(万円)評価額+配当累計額(万円)配当再投資評価額(万円)
JEPQ (積立)2022年4.004.04.0
2023年56.13.359.459.6
2024年113.29.6126.1127.0
QYLD (積立)2022年4.004.04.0
2023年52.83.256.056.0
2024年104.510.9118.7119.1

優れている点
- JEPQは、評価額、配当額ともに順調に増加している。
- QYLDは、安定した配当額を維持しつつ、評価額も増加傾向にある。

気になる点
-

※一括投資した場合のチャートを半透明にして重ねて表示しています。

JEPQとQYLDへ3年前から100万円分を分割して毎月積立投資していた場合、2024年にはJEPQの評価額は113.2万円、配当再投資評価額は127万円となっています。一方、QYLDの評価額は104.5万円、配当再投資評価額は119.1万円となっています。

JEPQ・QYLDのリスクファクター分析

JEPQとQYLDのリスクファクター分析
項目説明値(JEPQ)評価(JEPQ)値(QYLD)評価(QYLD)
52週ボラティリティ過去1年間の価格変動の大きさ13.14%やや高め10.76%比較的安定
シャープレシオリスクあたりのリターン1.69効率的にリターンを獲得1.62効率的にリターンを獲得
トータルリターン(1年)過去1年間のトータルリターン26.86%高いリターン21.91%高いリターン
最大ドローダウン過去最大の値下がり幅-19.34%下落リスクは中程度-36.27%下落リスクは高め

優れている点
JEPQは、シャープレシオが1.69と高く、リスクに対して効率的にリターンを獲得している。また、最大ドローダウンが-19.34%とQYLDに比べて小さく、下落リスクが抑えられている。

気になる点
QYLDは、最大ドローダウンが-36.27%と大きく、下落局面での損失が大きくなる可能性がある。

JEPQとQYLDのリスクファクターを比較すると、JEPQは52週ボラティリティが13.14%とQYLDの10.76%よりやや高いものの、シャープレシオは1.69とQYLDの1.62を上回っています。これは、JEPQがリスクに対してより効率的にリターンを獲得していることを示しています。一方、QYLDは最大ドローダウンが-36.27%とJEPQの-19.34%より大きく、下落局面での損失が大きくなる可能性があるため注意が必要です。

JEPQ・QYLDへの投資戦略

JEPQとQYLDはどちらも高配当を目的としたETFですが、それぞれ異なる特徴を持っています。

  • JEPQ:
    • 高い成長が期待されるNasdaq100指数をベースとしながら、コールオプションの売却によりインカムゲインを獲得
    • 過去1年のトータルリターンは26.86%と高く、QYLDを上回るパフォーマンスを示している。
    • シャープレシオが高く、リスクに対して効率的にリターンを獲得している。
    • 最大ドローダウンがQYLDに比べて小さく、下落リスクが抑えられている。
    • 設定日が浅いため、長期的なパフォーマンスは未知数
  • QYLD:
    • Nasdaq100指数の株式を保有し、同時にコールオプションを売却するカバードコール戦略を採用。
    • 安定した高い配当利回りが期待できる。
    • 過去1年のトータルリターンは21.91%とJEPQに劣る。
    • 長期のトータルリターンが低迷している。
    • 最大ドローダウンが大きく、下落局面での損失が大きくなる可能性がある。

これらの特徴を踏まえると、以下のような投資戦略が考えられます。

  • JEPQの投資戦略:長期的な資産形成を目指しつつ、成長性と配当収入のバランスを重視する方法が考えられます。定期的な積立投資を行うことで、市場のタイミングに左右されずに平均取得価格を平準化し、リスクを分散できます。また、市場の下落局面では追加投資の機会と捉え、将来的なリターンの向上を図ることも戦略の一つです。
  • QYLDの投資戦略:安定した高配当収入の確保を主眼に置き、毎月の配当を再投資することで複利効果を狙う方法が有効です。市場が横ばいまたは下落傾向にある局面でも、オプションプレミアムからの収入で一定の利益を得られるため、定期的なキャッシュフローを重視する投資家に適しています。ただし、株価の値上がり益が制限される可能性があるため、積極的な資産の成長よりも安定性を求める戦略となります。

まとめ:JEPQ・QYLDへの投資判断のポイント

JEPQとQYLDはどちらも高配当ETFとして魅力的ですが、異なる特徴を持っています。JEPQは高い成長性とインカムゲインを追求するETFであり、過去1年のパフォーマンスはQYLDを上回っています。一方、QYLDは安定した高配当収入を重視するETFですが、長期のトータルリターンは低迷しており、下落リスクも高めです。投資判断にあたっては、自身の投資目的やリスク許容度に合わせて、キャピタルゲインとインカムゲインのどちらを重視するか短期と長期のどちらの視点で投資するかを考慮することが重要です。また、JEPQは設定日が浅いため、今後のパフォーマンス推移を注視する必要があります。

JEPQ・QYLDの投資判断で重要なポイントと評価

JEPQの投資判断で重要なポイントと総合評価:
配当利回り:約9%と高水準。
安定性:カバードコール戦略により、QYLDほどではないものの安定した配当収入が期待できる。
成長性:Nasdaq-100指数をベースとしているため、高い成長性が期待できる。
リスク:シャープレシオが高く、リスクに対して効率的にリターンを獲得している。最大ドローダウンはQYLDより小さい。
適した投資家:高い成長性とインカムゲインの両方を追求したい、中長期的な視点でキャピタルゲインとインカムゲインのバランスを重視する投資家。

QYLDの投資判断で重要なポイントと総合評価:
配当利回り:約11%と非常に高い。
安定性:カバードコール戦略により、安定した配当収入が期待できる。
成長性:株価の値上がり益は限定的。
リスク:最大ドローダウンが大きく、下落局面での損失が大きくなる可能性がある。
適した投資家:安定した高配当収入を最優先し、株価の値上がり益よりも定期的な配当収入を重視する投資家。ただし、下落リスクには注意が必要。

この記事では、高配当ETFである「JEPQ」と「QYLD」について、様々な角度から徹底的に比較・分析してきました。
・JEPQは、高い成長性とインカムゲインを追求するETFであり、過去1年のパフォーマンスはQYLDを上回っています。
・QYLDは、安定した高配当収入を重視するETFですが、長期のトータルリターンは低迷しており、下落リスクも高めです。

投資判断にあたっては、自身の投資目的やリスク許容度に合わせて、キャピタルゲインとインカムゲインのどちらを重視するか、短期と長期のどちらの視点で投資するかを考慮することが重要です。 特に、JEPQは設定日が浅いため、今後のパフォーマンス推移を注視する必要があります。また、投資にはリスクが伴うことを理解し、自己責任で慎重に判断することが大切です。
さらに詳細な分析や最新情報を得るためには、専門家への相談や、公式サイト、他の投資情報サイトなども参考にすることをお勧めします。 この記事が、JEPQとQYLDへの投資を検討する際の一助となれば幸いです。

JEPQ・QYLDのyoutube解説動画

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