みなさん、こんにちは!
今回は、2025年1月10日に新登場する注目のETF「iFreeETF FANG+(316A)」について、詳しく、そして分かりやすく解説していきたいと思います!
この記事では、詳細なデータをもとに下記を分析していきます!
・過去の株価推移
・S&P500との比較
・配当
・トータルリターン/リスク
・過去投資をしていいた場合のシミュレーション
さあ、iFreeETF FANG+の驚異的なパフォーマンスと、あなたの未来を切り開く投資の可能性を、一緒に探求していきましょう!
iFreeETF FANG+とは?
銘柄の基本情報概要
項目 | iFreeETF FANG+ | iFreeNEXT FANG+インデックス |
---|---|---|
銘柄名 | iFreeETF FANG+ | iFreeNEXT FANG+インデックス |
銘柄コード/ISINコード | 316A | JP90C000FZD4 |
区分 | ETF | 投資信託 |
運用会社 | 大和アセットマネジメント | 大和アセットマネジメント |
信託報酬(税込) | 0.605%以内 | 0.7755% |
ベンチマーク | NYSE FANG+指数(配当込み、円ベース) | NYSE FANG+指数(配当込み、円ベース) |
設定日 | 2025年1月8日設定 2025年1月10日上場(予定) | 2018年1月31日 |
運用資産額(2024年末) | - | 3933億2700万円 |
特徴 | ・NYSE FANG+指数に連動 ・取引所でリアルタイム取引可能 ・NISA成長投資枠の対象となる予定 | ・NYSE FANG+指数に連動 ・基準価額での日次取引 ・信託報酬がETFより高い ・NISAで購入可 |
iFreeETF FANG+は、NYSE FANG+指数に連動する投資成果を目指すETFです。
NYSE FANG+指数は、Facebook(Meta Platforms)、Amazon.com、Netflix、Google(Alphabet)などの巨大テクノロジー企業を含む、次世代テクノロジーをベースとした企業で構成されています。
様々なサービスを世界的に提供しており、高い影響力を持つ企業へ一度に投資する事ができます。
※組入銘柄
・エヌビディア
・クラウドストライク
・メタ・プラットフォームズ(旧Facebook)
・ブロードコム
・アルファベット(Google)
・マイクロソフト
・ネットフリックス
・サービスナウ
・アップル
・アマゾン・ドット・コム
iFreeETF FANG+は、2018年に設定された投資信託の「iFreeNEXT FANG+インデックス」と同じベンチマークに連動するため、運用成績は投資信託版のパフォーマンスが参考になります。
そのため、投資信託「iFreeNEXT FANG+インデックス」のデータを元に様々な観点で分析をしていきます。
過去6年の株価チャートと分析
iFreeNEXT FANG+インデックスの過去6年の株価チャートを見ると、2020年以降、特に2023年から2024年にかけて急激な上昇トレンドを示しています。
これは、新型コロナウイルス感染症のパンデミックを契機としたデジタル化の加速や、テクノロジー企業の成長が背景にあります。
具体的には、2023年1月4日の基準価額は約20,000円でしたが、2024年12月末には約70,000円と、3倍以上に成長しています。
しかし、2022年には一時的に大きな下落を経験しており、株価の変動が激しいことがわかります。
これは、金利上昇や景気後退懸念など、マクロ経済環境の変化による影響を受けたためです。
これらのことから、iFreeNEXT FANG+インデックスは、高いリターンが期待できる一方で、リスクも高い投資商品と言えます。
S&P500過去1年分チャートとの比較と分析
過去1年間のパフォーマンスをS&P500と比較すると、iFreeNEXT FANG+インデックスはS&P500を大きく上回っています。
特に2024年7月以降、その差は顕著です。
具体的には、2024年12月23日時点で、iFreeNEXT FANG+インデックスは+68.03%、S&P500は+25.12%となっています。
これは、FANG+指数を構成するテクノロジー企業の好調な業績が反映された結果と言えるでしょう。
しかし、S&P500と比較して値動きが大きいため、短期的な下落リスクはS&P500より高い可能性があります。
投資を検討する際には、この点を十分に考慮する必要があります。
iFreeETF FANG+で配当金生活はできる?配当金の分析
iFreeNEXT FANG+インデックスの配当金利回りの推移
iFreeNEXT FANG+インデックスは、過去に配当金を支払った実績がありません。
そのため、配当金収入を目的とした投資には向いていません。
iFreeETF FANG+も投資信託版と同じベンチマーク、「 NYSE FANG+指数(配当込み、円ベース)」に連動するため、配当金は期待出来ないでしょう。
しかし、これらの企業は高い成長性を秘めており、株価の上昇によるキャピタルゲインが期待できます。
配当金生活を目指す投資家にとっては、他の高配当株ETFや投資信託を検討することをお勧めします。
一方で、資産の成長を重視する投資家にとっては、魅力的な投資対象と言えるでしょう。
類似ETF/銘柄との比較
銘柄名 | シンボル/ISIN | 過去1年のパフォーマンス | 配当利回り | 経費率 | 特徴 |
---|---|---|---|---|---|
iFreeNEXT FANG+インデックス (ETF版:iFreeETF FANG+) | JP90C000FZD4 (ETF版:316A) | 52.58% | 0.00% | 0.7755% (ETF版:0.605%以内) | 主にニューヨーク証券取引所に上場している、テクノロジーおよびインターネット関連企業10銘柄に投資するインデックスファンド |
iFreeNEXT NASDAQ100インデックス | JP90C000GUN2 | 33.21% | 0.00% | 0.495% | 主にナスダックに上場している時価総額上位100銘柄(金融を除く)に投資するインデックスファンド |
インベスコQQQトラスト・シリーズ1(QQQ) | QQQ | 27.26% | 0.64% | 0.20% | 主にナスダックに上場している時価総額上位100銘柄(金融を除く)に投資するETF |
まず、チャートから読み取れることは、iFreeNEXT FANG+インデックスのパフォーマンスが非常に優れているということです。2024年12月23日時点で、過去1年間で68.03%もの上昇を見せています。これは、同期間で39.99%上昇したiFreeNEXT NASDAQ100インデックスや、27.26%上昇したQQQと比べても、非常に高いパフォーマンスです。
この背景には、iFreeNEXT FANG+インデックスが投資対象としている、特に成長著しいテクノロジー企業群(いわゆる「FANG+」銘柄)の株価が大きく上昇したことが挙げられます。これらの企業は、イノベーションを推進し、新しい市場を切り開く力を持っているため、投資家から高い期待を集めています。
一方、iFreeNEXT NASDAQ100インデックスは、より幅広い銘柄に分散投資しているため、iFreeNEXT FANG+インデックスほどのパフォーマンスは見られなかったものの、それでも39.99%という高い上昇率を記録しています。これは、ナスダック市場全体が好調だったことを示しています。
QQQは、さらに幅広い銘柄に分散投資しているため、他の2つの投資信託と比べると、値動きはマイルドになっています。しかし、長期的に見れば、安定した成長が期待できるETFと言えるでしょう。
これらのことから、
- 高いリターンを狙いたい方は、iFreeNEXT FANG+インデックス
- リスクを抑えつつ、ある程度のリターンを期待したい方は、iFreeNEXT NASDAQ100インデックス
- 長期的な視点で、安定した運用をしたい方は、QQQが適している
と言えそうです。
iFreeETF FANG+へ過去に投資していた場合の累積トータルリターン
期間 | リターン |
---|---|
1年リターン | 68.1% |
3年リターン | 141.8% |
5年リターン | 493.1% |
iFreeETF FANG+に過去投資していた場合の累積リターンを見ると、1年・3年・5年全ての期間で高いプラスリターンであったことがわかります。また、期間が長期になるほど累積リターンは高くなっており、長期投資していた場合に高い利益を得られていたことがわかります。
iFreeETF FANG+へ過去に投資していた場合の年率(CAGR)トータルリターン
銘柄 | 期間 | リターン |
---|---|---|
JP90C000FZD4 | 1年リターン | 68.1% |
JP90C000FZD4 | 3年リターン | 34.2% |
JP90C000FZD4 | 5年リターン | 42.8% |
iFreeETF FANG+へ過去に投資していた場合の年率(CAGR)リターンを見ると、過去1年、3年、5年のいずれの期間においても高いパフォーマンスを示しています。特に、過去5年の年率リターンは42.8%と非常に高く、長期投資において大きな成果を上げています。これは、FANG+指数を構成する企業の成長が、この高いリターンに寄与していると考えられます。しかし、高いリターンは高いリスクと表裏一体であり、将来も同様の高いリターンが継続する保証はないことに注意が必要です。
iFreeETF FANG+へ6年前に100万円投資していた場合のシミュレーション
年 | 評価額(万円) | 配当額(万円) | 評価額+配当累計額(万円) | 配当再投資評価額(万円) |
---|---|---|---|---|
2019 | 139.6 | 0 | 139.6 | 139.6 |
2020 | 259.1 | 0 | 259.1 | 259.1 |
2021 | 340.3 | 0 | 340.3 | 340.3 |
2022 | 233.3 | 0 | 233.3 | 233.3 |
2023 | 490.3 | 0 | 490.3 | 490.3 |
2024 | 821.6 | 0 | 821.6 | 821.6 |
6年前にiFreeETF FANG+に100万円投資していた場合、2024年には評価額が約821.6万円に増加しています。これは、6年間で投資額が約8.2倍になったことを意味します。特に2023年から2024年にかけては、評価額が約1.7倍に増加しており、近年のテクノロジー株の好調なパフォーマンスが反映されています。しかし、2022年には評価額が大きく減少しており、市場環境によっては損失を被るリスクがあることも示しています。また、配当金は支払われていないため、インカムゲインを目的とした投資には適していません。
iFreeETF FANG+のリスクファクター分析
項目 | 値 | 説明 | 評価 |
---|---|---|---|
トータルリターン | 52.58 | 過去1年間の収益率 | 非常に高いリターン |
シャープレシオ | 1.89 | リスクに対するリターンの大きさ | 効率的にリターンを獲得 |
ボラティリティ | 24.15 | 価格変動の大きさ | 価格変動が大きい |
純資産総額(百万円) | 393327.00 | ファンドの規模 | 十分な規模 |
信託報酬 | 0.70 | 運用管理費用(年率) | やや高め |
iFreeETF FANG+は、過去1年間のトータルリターンが非常に高く、シャープレシオも1.89と高いことから、リスクに対して高いリターンを得ていることがわかります。しかし、ボラティリティが24.15と高く、価格変動が大きいため、短期間で大きな損失を被るリスクもあります。また、信託報酬が0.70と、インデックスファンドとしてはやや高めに設定されているため、長期保有する場合はコストが嵩む可能性があります。
参考として投資信託版の情報をもとにリスク分析をしましたが、2025年に登場するETF版は信託報酬が投資信託版より低い点は評価できるポイントです。ただし、これから登場する商品のため、資産総額がどうなるかは未知数です。
iFreeETF FANG+への投資戦略の提案
iFreeETF FANG+は、高い成長が期待されるテクノロジー企業に集中投資するETFです。過去のパフォーマンスは非常に優れていますが、ボラティリティも高く、リスクを理解した上で投資する必要があります。
- 長期的な資産形成を目指す:過去のデータから、長期的に見れば高いリターンが期待できます。
- ポートフォリオの一部として組み入れる:リスク分散のため、他の資産クラスと組み合わせることをお勧めします。例えば、S&P500などのより広範な指数に連動する投資信託と組み合わせることで、リスクを抑えながらリターンを狙うことができます。
- 価格変動リスクを許容できる:短期的な価格変動が大きいため、損失を許容できる範囲での投資が重要です。
- 定期的なリバランスを検討する:市場環境の変化に応じて、投資比率を調整することで、リスク管理を行うことができます。
- テクノロジー業界の動向を注視する:投資対象企業の業績や、業界全体のトレンドを把握しておくことが重要です。
特に、長期的な資産形成を目指し、かつテクノロジー業界の将来性に期待する投資家にとって、魅力的な選択肢と言えるでしょう。
まとめ:iFreeETF FANG+への投資判断のポイント
iFreeETF FANG+は、GAFAMをはじめとする大型テクノロジー企業に集中投資することで、高いリターンを狙うETFです。過去のパフォーマンスは非常に優れており、特に過去5年間の年率リターンは42.8%と驚異的な数字を記録しています。しかし、その一方でボラティリティも高く、2022年のように市場環境によっては大きく下落するリスクもあります。また、配当金は支払われないため、インカムゲインを期待する投資家には適していません。 投資判断においては、これらのテクノロジー企業の将来性を信じ、長期的な視点で資産の成長を目指せるかどうかが重要なポイントとなります。高いリターンを期待できる反面、リスクも大きいことを理解した上で、自身の投資目的やリスク許容度に照らし合わせて慎重に判断する必要があります。
iFreeETF FANG+の投資判断で重要なポイント
総合評価:
成長性
→FANG+指数は、GAFAMをはじめとする高成長テクノロジー企業で構成されており、今後も大きな成長が期待できます。特に、過去5年間の年率リターンは42.8%と驚異的な数字を記録しています。
配当
→FANG+指数構成企業は、利益を成長投資に回す傾向が強く、配当実績はありません。そのため、配当収入を目的とした投資には不向きです。
リスク
→ボラティリティが24.15と高く、価格変動リスクが大きい点に注意が必要です。特に、2022年のように市場環境によっては大きく下落する可能性があります。
コスト
→信託報酬が0.605とやや高めに設定されていますが、投資信託版よりも低コストに抑えられています。
分散投資
→S&P500などの広範な指数に連動する投資信託と組み合わせることで、リスク分散を図ることができます。
将来性
→テクノロジー業界は今後も成長が見込まれる分野であり、特に長期的な資産形成を目指す投資家にとって、iFreeETF FANG+は魅力的な選択肢と言えるでしょう。
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